感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今まで読んだ本の中で1番泣きました。
チューさんの深い愛情も、深雪と駿介、はるとがそれぞれずっと待っていた母親に対する想いも、それぞれの母親が子供を想っていたことも、ぜんぶぜんぶ深い愛情からくるもので。
最後の駿介がはるととはるとの母親に向かって言った言葉に、幼い頃ずっと母親を待っていた自分の気持ちや今でも持っている後悔が痛いほど伝わってきて大号泣でした。
語彙力がないから上手に感想を書けないのが悔しい。
でも本当にみんな読んでほしい。水野良樹の才能ってどこまであるんですか泣泣泣
Posted by ブクログ
作家名は、初めて聞いたが、「いきものがかり」の水野氏による小説。
作詞家らしく、一文一文が、比喩的な表現で、まるで歌詞のようだ。
市役所で福祉を担当している主人公の女性、自身も親に捨てられた過去がある。その過去につながる案件を担当することになり、過去の真相が明らかになっていく。
ミステリーの要素もあるので、先が気になって焦って読み飛ばしそうになるが、、、。そうするにはもったいない美しい文章の集合体のような小説だった。
Posted by ブクログ
子ども達を守るために失踪した母親、その子供達を施設に逃がし、アパートで彼らの戻ってくるのを待っているチューさん。平成から20年、また同じように母子を助けて待つチューさんに認知症が表れて、そして運命は待ち人に出会いを運んでくる。
すれ違う気持ち恨む気持ちに最後は愛が勝る。良かったけれど、もう少し早く会えたでしょうねと残念。