小栗さくらの作品一覧
「小栗さくら」の「どうした、家康」「余烈」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小栗さくら」の「どうした、家康」「余烈」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
小栗さくらの幕末維新の短編集。どれも作者の想いが伝わる傑作でした。特に中村半次郎の内面に迫った波紋と、土方歳三に近臣していた立川主税からみた歳三を描いた碧海が印象に残ります。
著者の次作も楽しみ。
波紋
夏の盛を過ぎた京の相国寺にて信州上田藩から招いた軍学者、赤松小三郎の講義を受ける薩摩藩士の面々。
野津道貫(七次)
別府晋介
そして中村半次郎
すでに薩長が武力倒幕で一致していた時期に公武合体で挙国一致を唱える小三郎の運命は、監察としての挟持を持つ半次郎が握っていた…
半次郎に迷いがない分、結末に暗さがなくむしろ爽やかさを感じた。
小三郎から同じ講義と教練を受けた三人が戊辰戦争で
激しくも清らか
幕末短編4作。倒幕、幕府、攘夷、佐幕。立場は違えども、激動の時代にそれぞれの義と意地をもって挑む姿が描かれています。激しく、ときに愚かなほどにまっすぐ。短編ながら、登場人物たちの歩いた道が確かに感じられました。