エルヴェルテリエの作品一覧

「エルヴェルテリエ」の「異常【アノマリー】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 異常【アノマリー】

    異常【アノマリー】

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    〔ゴンクール賞受賞〕殺し屋、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男。彼らが乗り合わせたのは偶然か、誰かの選択か。パリ発の航空機がニューヨークに向けて降下をはじめたとき、異常な乱気流に巻きこまれる。乗客は奇跡的に生還したかに見えたが。先読みできない衝撃のエンタメ小説! 解説/斜線堂有紀

ユーザーレビュー

  • 異常【アノマリー】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。様々な群像劇で、重複者によって簡単に物語的救済を与えられるのではなく、SFとして素晴らしい結末を迎えたのが面白かった。感想を書いていて思い出しても鳥肌が立ってくる。最高。

    0
    2026年09月15日
  • 異常【アノマリー】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「知識や知性、さらには才気までをもつねに凌駕する見事なもの、それは無理解だ。」という私が考えていたことを最高な言い回しで表現された衝撃的だった言葉からスタートする第一部。

    この世界はプログラムされているとして、けどそれが錯覚だとしたら?
    もし私がダブルだったら、私が大切にする人全てダブルで存在するのであればそれはダブルが存在しないと同じ。けど私がダブルで大切な人がそうでない場合、私は孤独に耐えられるのだろうか
    「足し算できる愛がある一方で、決して割り算できない愛がある。」

    メメントモリではフレシノのlea saydouxを思い出し
    そして私はブラックスワンを恐れている

    久しぶりに面白い本に出会えた
    海外文学は日本語訳がなんかしっくり来なくて、且つ言い回しが独特なので難しいと思っていたし、『香水』以来海外文庫避けてきたけど、海外文学も良いなと思えた作品だった。
    文章量が想像以上に多くて、少し難しかったけどかなりお勧め。

    0
    2026年09月08日
  • 異常【アノマリー】

    Posted by ブクログ

    多彩なジャンルで描かれた群像劇で予測不能のエンターテイメント小説でした!俺はめちゃ好きかも

    ある飛行機が不可解な現象に遭遇してしまう。
    始めはぶっちゃけ中だるみ感はあるが、異常が発生した後半からは一気に引き込まれた。
    単にSF作品の枠には収まらず、この異常現象に巻き込まれた人々は、時に痛ましく、時に恐ろしく、そして時にコミカルな描写で書かれていて楽しく読めました。
    ラストの展開も中々の斬新な感じで非常にグッド!

    0
    2026年07月27日
  • 異常【アノマリー】

    Posted by ブクログ

    はじめは文学を読んでいるつもりでした.
    静かで端正な文章が続き,人物が驚くほど丁寧に描かれていきます.

    けれど,物語は思いもよらない方向へ進みます.
    まるで短編SFにありそうなおとぎ話のような設定が現れます.
    それを奇抜なアイデアとしてではなく,文学としての風格をもって描き切っているのが圧巻です.

    不思議な設定に頼るのではなく,その中で生きる人たちの迷いや選択を丹念に積み重ねていきます.
    だからこそ,読み終えたあとに残るのは設定の面白さだけではありません.
    人間そのものを描いた物語を読んだという満足感です.

    本が好きな人にこそ,ぜひ読んでほしい一冊です.
    SFが好きだからではなく,文学が好きだからこそ,きっと心に残る作品だと思います.

    0
    2026年07月17日
  • 異常【アノマリー】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3ヶ月前の自分が目の前に現れたら。
    あるいは、3ヶ月後の世界で自分に会ったら。
    「私」の人生をどう分かち合うべきなのだろう。

    多くの登場人物が出てくる群像劇のような作品だが、どのエピソードも読みごたえがある。みんな何かしら抱えていて、幸せとは言えずとも満足して終わっているように見える。

    掛詞や韻などが目立つのが印象的。「禅なる死は単なる死ではない」みたいな、おそらく原書での言葉遊びを日本語で再現したのだろう訳文も楽しい。

    ところで、アメリカの大統領は馬鹿にされすぎではないかw

    0
    2026年06月13日

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