作品一覧

  • 教養としての金融危機
    3.8
    1巻913円 (税込)
    激動の世界史と時代の大転換点――。 「100年間」に起きた「9つの危機」を「ストーリー」で一気に学ぶ…! 世界的な金融危機はなぜ起きたのか? なぜ金融危機は10年に1度起こるのか? 新型コロナショックは新たな金融危機を引き起こすのか? 危機を何度も乗り越えたこの世界は、いったいどこに向かうのだろうか? 【目次】 序――国の黒字・赤字とはどういう意味か? ――国際金融危機の仕組み コラム 日本はこれからも経常収支黒字ですか? 第1の危機 なぜ史上最悪の危機は起きたのか? ――金本位制、大恐慌、ドイツを巡る資金の流れ コラム あなたの国の経済的トラウマは何? 第2の危機 なぜブレトンウッズ体制は崩壊したのか? ――固定相場制、ドルの垂れ流し、ニクソンショック コラム 人民元がドルに代わって基軸通貨になるのですか? 第3の危機 なぜドルは大暴落したのか? ――変動相場制、オイルショック、インフレ コラム 経常収支の赤字や黒字は国内政策で是正できますか? 第4の危機 日米・米独貿易摩擦は乗り越えられたのか? ――プラザ合意、円高パニック、バブル発生 コラム 為替市場介入に意味はあるのですか? 第5の危機 発展途上国の債務危機はなぜ同時多発したのか? ――ラテンアメリカ大混乱、IMFプログラム、ブレイディープラン コラム 発展途上国の貧困問題は解決できますか? 第6の危機 アジア通貨危機とは一体何だったのか? ――サドンストップ、パニックの伝播、アジア通貨基金 コラム 固定相場制が守れないのはなぜですか? 第7の危機 米国発金融危機はなぜ起こらなかったのか? ――ヘッジファンド、質への逃避、FRBの介入 コラム ハゲタカファンドに勝つにはどうしたらいいですか? 第8の危機 世界金融危機を引き起こした複合的要因とは? ――リーマンショック、金融工学過信、群集心理 コラム 国際金融は誰が運営しているのですか? 第9の危機 絶体絶命のユーロを救った「一言」とは? ――単一通貨導入、ギリシャ危機、ドラギマジック コラム EUは連邦国家に向かっているのですか? 第10の危機? 次の危機はどこで起こるのか? ――新型コロナ、債務累積、資産価格高騰
  • 強い通貨、弱い通貨
    4.3
    1巻1,166円 (税込)
    大統領選を前に、ドル覇権の今後をうらなう!  日本国民にとって円の価値の安定が重要なように、国際社会ではドルの価値の安定が重要だ。ドルの「基軸通貨」の座を揺るがしうるのは人民元かユーロか、デジタル通貨か? 円は今後どうなる? お金の基本から歴史、国際通貨覇権の未来まで一気にわかる入門書

ユーザーレビュー

  • 強い通貨、弱い通貨

    Posted by ブクログ

    ポンド、ドルの興亡史をわかりやすく記述し、円、ユーロ、人民元、デジタル通貨の特性や立ち位置についても詳細に説明。通貨を通じて、世界経済を俯瞰できるという面白くてお得な学術書。世界通貨の今後を占うマトリックスも面白く、お勧め

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    2025年02月02日
  • 教養としての金融危機

    Posted by ブクログ

    ここ100年ほどの金融危機の歴史を、大まかに俯瞰できる一冊だった。世界恐慌からニクソンショック、オイルショック、ラテンアメリカの債務危機、アジア通貨危機、そしてリーマンショックまで、各時代の背景や国際金融の構造的な歪みが丁寧に描かれている。複雑な仕組みを平易に解説しており、教養として金融危機を理解するのにちょうどよい入門書だと感じた。

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    2024年09月05日
  • 教養としての金融危機

    Posted by ブクログ

    丁度この本を読んでいる1週間足らずの間で、1ドル160円代から140円を切ろうかという円急騰、株価はブラックマンデーを超える大暴落、金融政策の影響の大きさを実感しています。
    もとより、ビジネスマンでもなければ、大した資産を持ってるわけでもないので、為替が動こうが、株が暴落しようが、いきなり生活に影響があるわけでもありませんが、それでも、本書で取り上げられるくらいの「危機」では、影響は避けられないわけで。
    まさしく、「教養として」金融の素養を身に付けるのは必要かなと思います。

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    2024年08月05日
  • 教養としての金融危機

    購入済み

    金融史の道すじ

    金融が話題はなるが、だいたい知ったかぶり。日本の歴史を見返すことで新たな勉強になる。歴史から智者は学ぶ

    #タメになる

    0
    2022年03月19日
  • 強い通貨、弱い通貨

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポンドは、金本位制と世界大戦と大恐慌で殺された。
    基軸通貨とは、本来はプレトンウッズ制のもと、ドルの交換性があったからこそ。今はドルはキーカレンシーと呼ぶべき。
    変動相場制に移行後、ドルは輸出競争力を高めるため、ドル安政策を取った。しかしルービン長官は、海外投資の呼び込みのために、貿易赤字が増えているにも関わらずドル高政策を取った=製造業の復権ではなく海外投資の呼び込みによる再建を目指した。

    アメリカの独立は、戦費をアムステルダム市場で起債で調達できたから。日本が日露戦争のときにロンドンで国債を発行できたから勝てたのと同じ。

    1900年ごろ、アメリカは貿易黒字が2%、金貨が流入した。世界大

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    2025年02月13日

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