作品一覧

  • 永井陽之助国際政治論集 Ⅰ 1965-1972
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    1~2巻7,700円 (税込)
    『中央公論』『中央公論 歴史と人物』に掲載された全論考、中公叢書の序跋文を発表年代順に集成。解説=中本義彦 【収録論文】 *=単行本初収録 米国の戦争観と毛沢東の挑戦 日本外交における拘束と選択 国家目標としての安全と独立 『平和の代償』参考文献/あとがき ジョンソン外交と“情報”の壁 核時代における国家と革命 * 柔構造社会における学生の反逆 ゲバルトの論理 解体するアメリカ 『柔構造社会と暴力』あとがき 同盟外交の陥穽 キッシンジャー外交の構造  ★ 政治的人間
  • 永井陽之助国際政治論集(全) 1965-1987
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    1巻15,400円 (税込)
    『中央公論』『歴史と人物』に掲載された全論考、中公叢書の序跋文を発表年代順に集成。全2巻合本。 【収録論文】 *=単行本初収録 米国の戦争観と毛沢東の挑戦 日本外交における拘束と選択 国家目標としての安全と独立 『平和の代償』参考文献/あとがき ジョンソン外交と“情報”の壁 核時代における国家と革命 * 柔構造社会における学生の反逆 ゲバルトの論理 解体するアメリカ 『柔構造社会と暴力』あとがき 同盟外交の陥穽 キッシンジャー外交の構造 政治的人間 多極外交における政治と経済  『多極世界の構造』序にかえて/あとがき 現代史の神話 原爆投下の決定 経済秩序における成熟時間 政治的資源としての時間 “鯨”の象徴学 日中"片面”条約の帰結 “世界秩序”の時間的構造 『時間の政治学』あとがき モラトリアム国家の防衛論 * ソ連脅威論のルーツ * 日本外交における“自然”と“作為”* 平和の生態系を求めて * 日本にこだわらない日本論を * 平和の公共哲学を求めて * 二十世紀と共に生きて〔最終講義〕 年譜・著作目録
  • 新編 現代と戦略
    4.3
    1~2巻968円 (税込)
    日本の国家戦略はいかにあるべきか――。政治的リアリズムの立場から戦後の経済重視・軽武装路線を「吉田ドクトリン」と定義づけ、軍事的リアリストへの批判を展開した戦略論の名著。『現代と戦略』第一部に岡崎久彦による反論、永井・岡崎対論「何が戦略的リアリズムか」を併録し、白熱の論争を再現する。文藝春秋読者賞受賞。〈解説〉中本義彦 【目次】 Ⅰ 防衛論争の座標軸 Ⅱ 安全保障と国民経済――吉田ドクトリンは永遠なり Ⅲ ソ連の脅威――軍事バランスという共同幻想 Ⅳ 有 事――日米運命共同体の幻想がくずれるとき Ⅴ 戦略的思考――死こそ赤への近道 Ⅵ 摩擦と危機管理   *      永井陽之助氏への〝反論〟   岡崎久彦 対論・何が戦略的リアリズムか 永井陽之助×岡崎久彦 解説 誤読を避けるために 中本義彦
  • 新編 現代と戦略/歴史と戦略(合本)
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    1巻1,936円 (税込)
    政治的リアリズムの立場から戦後の経済重視・軽武装路線を「吉田ドクトリン」と定義づけ、軍事的リアリストへの批判を展開した『現代と戦略』第一部「現代と戦略」と、山本五十六の真珠湾奇襲、レーニンの革命とヒトラーの戦争など、〈愚行の葬列〉である戦史に「失敗の教訓」を探った『現代と戦略』第二部「歴史と戦略」の合本。岡崎久彦による反論、永井・岡崎対論「何が戦略的リアリズムか」、自作解説インタビューを併録。〈解説〉中本義彦 【目次】 ◎現代と戦略 (Ⅰ 防衛論争の座標軸/Ⅱ 安全保障と国民経済――吉田ドクトリンは永遠なり/Ⅲ ソ連の脅威――軍事バランスという共同幻想/Ⅳ 有 事――日米運命共同体の幻想がくずれるとき/Ⅴ 戦略的思考――死こそ赤への近道/Ⅵ 摩擦と危機管理) ◎歴史と戦略 (戦略論入門――フォン・クラウゼヴィッツの『戦争論』を中心として/Ⅰ 奇 襲――「真珠湾」の意味するもの/Ⅱ 抑止と挑発――核脅威下の悪夢/Ⅲ 情報とタイミング――殺すより、騙すがよい/Ⅳ 戦争と革命――レーニンとヒトラー/Ⅴ 攻勢と防御――乃木将軍は愚将か/Ⅵ 目的と手段――戦史は「愚行の葬列」) ◎付録 (永井陽之助氏への〝反論〟〔岡崎久彦〕/対論・何が戦略的リアリズムか〔永井陽之助×岡崎久彦〕/インタビュー『現代と戦略』とクラウゼヴィッツ) ◎解説(誤解を避けるために/人間学としての戦略研究〔中本義彦〕)

ユーザーレビュー

  • 歴史と戦略

    Posted by ブクログ

    本書『歴史と戦略』のオリジナルである単行本『現代と戦略』(文藝春秋、1985)は、永井陽之助氏が「文藝春秋」(1984年1月号から12月号まで)に連載したものを一冊の単行本にまとめたものである。
    第一部「現代と戦略」・・・(米ソ冷戦末期の国際政治における)主として、日本の防衛論争や防衛戦略を巡る諸問題を扱う
    第二部「歴史と戦略」・・・「戦史に学ぶ失敗の教訓」という意味で、歴史のケースに焦点を合わせる

    本書は、単行本『現代と戦略』第二部を文庫化したものであり、出版社の宣伝文句は次のようである。雰囲気を感じ取れる。

    <戦略を研究し戦史を読むことは人間性を知ることにほかならない――。
    クラウゼヴ

    0
    2025年09月27日
  • 新編 現代と戦略

    Posted by ブクログ

    本書『新編現代と戦略』のオリジナルである単行本『現代と戦略』(文藝春秋、1985)は、永井陽之助氏が「文藝春秋」(1984年1月号から12月号まで)に連載したものを一冊の単行本にまとめたものである。
    第一部「現代と戦略」・・・(米ソ冷戦末期の国際政治における)主として、日本の防衛論争や防衛戦略を巡る諸問題を扱う
    第二部「歴史と戦略」・・・「戦史に学ぶ失敗の教訓」という意味で、歴史のケースに焦点を合わせる

    本書は、単行本『現代と戦略』第一部を文庫化したものであり、出版社の宣伝文句は次のようである。雰囲気を感じ取れる。

    <日本の国家戦略はいかにあるべきか――。
    政治的リアリズムの立場から戦後の

    0
    2025年09月27日
  • 歴史と戦略

    Posted by ブクログ

    現代社会はVUCA、すなわち不確実性の連続である。ビジネスでも私生活であっても、今この瞬間の事実こそ確実であれ、一年後、半年後、明日そして1秒後の事でさえ予期せぬ事態が訪れる可能性に日々怯えながら過ごしている。先日埼玉県で道路が陥没し、走行中の貨物車両が落下するという痛ましい事故が起こった。このレビューを書いている2週間ばかり経過した今もなお、運転手の発見には至らず、ご家族や関係者の方々の不安や悲しみは想像を絶する。何事もなく平和に過ごした日常が壊れるのは一瞬だ。一寸先は闇、こんな言葉が頭を過るが、正に何を信じて何を指針に前に進めば良いのか、判らなくなることばかりだ。私はITに携わる仕事だから

    0
    2025年02月14日
  • 新編 現代と戦略

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    岡崎久彦氏との国家戦略に関する論争から生まれた書である。防衛論争の座標軸、安全保障と国民経済、ソ連の脅威、有事、戦略的思考、摩擦と危機管理、そして岡崎氏との対論からなる。著者は吉田ドクトリンを肯定する立場。清水幾太郎、森嶋通夫といったその他の論者についても触れており、日本の戦後の国家戦略論がどう変遷してきたかの概略を知ることができる。そして著者の論考は数十年を経た今の日本にも当てはまるところが多々あると感じる。
    野党が政権担当の可能性がないから理想と正論を掲げることができ、それが結果として日本の軍事化を阻んだ。第二次大戦の米国で大砲を作ることでバターも増えるという軍事ケインズ主義とでもいうもの

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    2021年02月25日
  • 歴史と戦略

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    ネタバレ

    オリジナルは1985年の出版。クラウゼヴィッツの「戦争論」を下敷きに、真珠湾の奇襲攻撃、核の下での抑止と挑発、情報戦、レーニンとヒトラーの比較、戦争の目的と手段等々について、記述している。

    印象的な具体例をあげると、以下のようなものがあった。
    【太平洋戦争】
    太平洋戦争に至る経済制裁という名の非軍事的報復が、抑止力として作用するよりも、むしろ日本軍の奇襲攻撃を挑発した原因の一つとして、日米の文化の差として、E・ホールの説を引用しているのが興味深い。
    太平洋戦争に至る日米関係は、英米のような「文脈度の低い文化」と日本の「文脈度の高い文化」との外交交渉であった。つまり欧米流の「これでもか、これで

    0
    2019年02月22日

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