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日本の国家戦略はいかにあるべきか――。政治的リアリズムの立場から戦後の経済重視・軽武装路線を「吉田ドクトリン」と定義づけ、軍事的リアリストへの批判を展開した戦略論の名著。『現代と戦略』第一部に岡崎久彦による反論、永井・岡崎対論「何が戦略的リアリズムか」を併録し、白熱の論争を再現する。文藝春秋読者賞受賞。〈解説〉中本義彦
【目次】
Ⅰ 防衛論争の座標軸
Ⅱ 安全保障と国民経済――吉田ドクトリンは永遠なり
Ⅲ ソ連の脅威――軍事バランスという共同幻想
Ⅳ 有 事――日米運命共同体の幻想がくずれるとき
Ⅴ 戦略的思考――死こそ赤への近道
Ⅵ 摩擦と危機管理
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永井陽之助氏への〝反論〟 岡崎久彦
対論・何が戦略的リアリズムか 永井陽之助×岡崎久彦
解説 誤読を避けるために 中本義彦
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2021年02月25日
岡崎久彦氏との国家戦略に関する論争から生まれた書である。防衛論争の座標軸、安全保障と国民経済、ソ連の脅威、有事、戦略的思考、摩擦と危機管理、そして岡崎氏との対論からなる。著者は吉田ドクトリンを肯定する立場。清水幾太郎、森嶋通夫といったその他の論者についても触れており、日本の戦後の国家戦略論がどう変遷...続きを読む
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