作品一覧 2021/12/23更新 新書版 性差(ジェンダー)の日本史(インターナショナル新書) 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 国立歴史民俗博物館の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 新書版 性差(ジェンダー)の日本史(インターナショナル新書) 国立歴史民俗博物館 / 「性差の日本史」展示プロジェクト 読んで良かった。企画展のニコ生見なかったの損したな。図録も欲しくなった。 古代から近代へ、社会のシステムが変わる度に、政や職業から徐々に女性が遠ざけられていく様子を豊富な史料と解説で追う一冊。 これまであった資料をジェンダー資料として再評価した話も面白い。 歴史は一本道じゃない、多様な視点で見るっ...続きを読むてこういう事なんだなとテーマ史の面白さも味わえた。 こんなに変化して今があるなら、これから良い方に変わることだってできるじゃんね。 Posted by ブクログ 新書版 性差(ジェンダー)の日本史(インターナショナル新書) 国立歴史民俗博物館 / 「性差の日本史」展示プロジェクト 国立歴史民俗博物館での展覧会「性差の日本史」は気づいたときには観客が多すぎて入場制限が厳しくなっていて見に行けなかったのですが、こうして本になったので展覧会の内容を理解することが出来ました。とはいえ新書では薄いので、1.4kgの図録、買ってしまおうかしら……。 自分としては中世から江戸時代にかけての...続きを読む変化をもう少し丹念に追って見たかったですので、やはり1.4kgの図録を買ったほうが良さそうです……。 Posted by ブクログ 新書版 性差(ジェンダー)の日本史(インターナショナル新書) 国立歴史民俗博物館 / 「性差の日本史」展示プロジェクト 2020年に開催された歴博の企画展の内容をコンパクトにまとめた本。日本におけるジェンダー観、性別分業の様々なあり方を、古代から現代までを俯瞰するかたちでなぞっていく。様々な興味深い事例が、様々な図版と一緒に紹介されており、時勢の影響もあって、行きたくとも行けなかった人も博物館をまわっているような気分...続きを読むになれると思う。また巻末の参考文献一覧は、歴史研究とジェンダー論の組み合わせが様々な、豊穣な成果を生んでいることを分からせてくれるし、ジェンダー論という身近に感じられる問題についてさらに考察を深めたい人にとってもよいとっかかりとなるのではないだろうか。 Posted by ブクログ 新書版 性差(ジェンダー)の日本史(インターナショナル新書) 国立歴史民俗博物館 / 「性差の日本史」展示プロジェクト 国立民俗博物館の「性差の日本史」展を基にした,古代から戦後までの女性の活動を描く かなり急足なのと,史料が残りづらい分野という事で、女性の活動全体を網羅するものにはなっておらず,特に江戸時代が大奥と売春のみというのは食い足りない感があった(大奥はもちろん、公娼として管理され、契約ベースで動く吉原に史...続きを読む料が残るのはわかるんだけどさぁ…) とはいえ、古代からの女性史を、史料の写真と共に見られるのは博物館ならではという感じで面白かった。内容もこなれてて読みやすい。 Posted by ブクログ 新書版 性差(ジェンダー)の日本史(インターナショナル新書) 国立歴史民俗博物館 / 「性差の日本史」展示プロジェクト 歴史の中で女性の地位や働きがどう変遷してきたかを、具体的なエビデンスを元に説明してくれる。エピローグには村木厚子さんの「ジェンダーを超えて」のインタビュー内容が、YouTubeに配信されているのをQRコードで見ることができる。 2021年世界経済フォーラムで報告された、日本のジェンダーギャップ指数...続きを読むは世界120位だったそうだ。 古代「魏志倭人伝」には「長幼や男女の区別はない」とあるそうだ。古墳時代前期の古墳には女性が葬られているところも多く、女性首長が多く存在していたことが分かる。しかし律令体制が本格化した頃から役割が固定化され、平安時代の朝廷は男性中心の社会となる。そして中世には男性中心の家が確立し家父長権が強化される一方、夫婦の関係が重んじられるようになった。 近代、明治政府は憲法で、天皇は男系に限るとし、女性の公民権や参政権を否定する動きも、様々な法律を通して制度化していく。 日本で職業としての売春が生まれたのは9世紀半ば頃。古代社会は男女関係、夫婦関係が緩やかだったため、性を売買して対価を得ると言う行為そのものが成り立たなかった。その後夫婦の結びつきが強まり、妻の性が夫に独占されると、不特定多数に開かれた性の売買が価値を持つようになり、職業としての売春が成立した。 など、そうだったのね と気づかされることが多い。まだまだ男女平等とは言えない社会だが、変わらないといけない。 Posted by ブクログ 国立歴史民俗博物館のレビューをもっと見る