ユーザーレビュー 世界のマーケターは、いま何を考えているのか? 廣田周作 世界のマーケターは今何を考えているのか メモが消えてしまったので殴り書き。 この本では現在の市場の変化から今のマーケティングのあり方を提示を柔らかく行なっていた。 現在の市場はYouTube、ネットフリックスなどコンテンツが多様化したようにいわゆる平均的なマスが薄れ,個人に見せる考え方が重要になって...続きを読むいる。個人をどうブランドビジョンとブランドの事業に共感させるかなどだ。また社会問題についても取り上げていた。 SNSによって人とのつながりが鮮明に可視化されたことによって,つながっていないことへの孤独が感じやすくなっている。元来集団で行動していた人間にとって阻害はストレスを感じやすいものだ。これらの要因から若者のメンタルヘルスに問題が生まれている。そういった世界であるからこそ、空港のように混雑し、いつ誰と肩がぶつかるかわからないsnsが普及した今だからこそ、安全で穏やかな空間に需要が生まれているそうだ。サウナ,シーシャ,キャンプなどがそれに当たる。もしかしたら今後メタバースでそういった空間が生まれる可能性もあるだろう。 そういった社会の中で組織の人材に多様さは不可欠だろう。先に触れたように,平均的なマスが壊れかけている今,異なる視点が混ざり、生まれるクリエイティブが必要だ。これが優れたアイデアを生み出すことにつながる。ネットフリックスが多様なコンテンツを生めるのは、人種,性別,障害の有無などの垣根を超えた人材がいるからこそだ。ニトリが取り組んだ障害者への視点を車椅子生活の障害者ではなく,長時間座ることへの有識者として扱うという話は、関心し、視点を変えることによるメリットを感じた。 長くなったが,多様さが認められるべき論理が分かりやすく,終始納得感を覚える本であった。メンタルヘルスへの課題について個人的に感じていたが,一般化され、対応すべき問題として扱われるほどだとは知らず、学びになった。メンタルヘルスには、セロトニンなどの分泌に関わることから乳酸菌による腸活が勧められているなどの雑学的な学びもあり,とても満足感のある一冊であった。 Posted by ブクログ 世界のマーケターは、いま何を考えているのか? 廣田周作 訳あってただいまマーケティングデトックス中だけど、本当に必要なのはノウハウよりもこれくらいの視点なのではないかと思い、半年寝かせていたこの本を読みたくなりました。 「なぜ日本企業はストーリーテリングが苦手なのか」 のコラムがなるほどな内容で、 ジェフ・ベゾスさんがカズオ・イシグロの小説を読んで起...続きを読む業を志したとか、 ぐっと来ます。 人の心を動かす云々の前に、自分が感動できる人でありたいです 観て良かった映画の原作でも良いので、まずは私も、もっと文学作品を楽しもうと思いました。 Posted by ブクログ 世界のマーケターは、いま何を考えているのか? 廣田周作 マーケティングとは信念がなく売れるものを売るだけなのだと思っていたけれど、この本を読んで認識が180度変わった。 メンタルヘルスの重要性から多様性、政治的思想や哲学的考察、文化理解など多岐にわたる知識を必要とするハイレベルな知的な営為なのだと知った。 そういった数多くの思想や知識が交錯して、複雑に...続きを読む物事が絡んでいるからこそ、マーケティングにもパーパスが必要なのだと。 そう考えると、今の時代を読み、何が売れるかだけでなく、何が人々の心を真にに掴むのか? 表面上のニーズではなく、真のニーズを掴む力が必要になってくる。 これはマーケティングに関わらず全ての人にとって大切な考え方だと思う。 Posted by ブクログ 世界のマーケターは、いま何を考えているのか? 廣田周作 マーケティングに興味を持ち始めてた私には非常に面白かった。 マーケティングの勉強を進めて、現代の市場や企業・ブランドのトレンドに敏感になるようにしていきたい。 誰もが知っている有名ブランドから、コアなブランドまでわかりやすく事例と共に、マーケティングを語ってくれる。マーケティングに興味がない人も楽し...続きを読むめる一冊。 Posted by ブクログ 世界のマーケターは、いま何を考えているのか? 廣田周作 マーケティングの今を説く。今の時代のマーケティングは自社の利益を考えるばかりではなく、人々を社会を地球をよくする視点が重要だと。海外の自分の知らないブランドを数多く取り上げていて、こんな試みを日本でやったらいいのに、とか思う。この時代のマーケティングには「勇気と優しさ」が必要だと説く著者には共感。 Posted by ブクログ 廣田周作のレビューをもっと見る