作品一覧

  • 風雷きんとん
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    おつかい中に豆吉がスリにあい、いつものごとく若旦那が激怒! でも犯人はどうやら子どものようで、豆吉は3日間猶予をもらい、自分で探し出すことに。おてんば娘のお駒の協力により見つけた犯人は、スリの大名人「そよ風宇平」の孫、小宇平という子どもだった。しかも、男の子の格好をした女の子! スリはよくないと、豆吉はその手先の器用さを活かして、手品を習うことを勧める。そこで小宇平は、若豆屋の常連で手品好きな老人の元へ通い始めるのだが…。 江戸人情にジェンダー問題が絡みあう、粋なシリーズ第三弾!

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  • のろいまんじゅう
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    柳の下から、若旦那と豆吉の菓子屋をじっと見つめる謎の男。ある日、まんじゅうを見るなり「のろいまんじゅうだ!」と叫んで倒れてしまった。その日から店には不穏な噂が…。シリーズ第二弾は、ホラー&ミステリー!

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ユーザーレビュー

  • 風雷きんとん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前回の続きだった。

    ある日、手品見物にハマっている老人から若豆屋に「きんとん」(あんこ玉や甘く柔らかな団子の周りに、そぼろのようにした色とりどりのあんこを、まぶした美しく上等な和菓子)のリクエストがくる。

    とても高価な材料でつくられるため、若豆屋ではつくっていなかった。若旦那は、豆吉に大金を持たせて、おつかいをさせることに。しかし、途中でスリにあって、利き手首を怪我した。
    犯人は、男の子の格好をした女の子(子供)だった。しかも、その女の子は、親分からスリの方法を学んだという。

    そのスリの親分から習ったスリの技を、当時、見世物とされていた手品やサーカスがあり、その手品に、生かしたらどうだと

    0
    2025年09月18日
  • のろいまんじゅう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前回の続きだった。

    盆が近づき、藪入り(盆と正月帰省すること。)しようか考えていた豆吉。
    若旦那の手元をみながら見よう見まねで和菓子作りをするが、なかなか上手くいかない。最近は、饅頭の作り方を修行している。

    その頃、和尚さんの幼なじみで絵師の弟子をしている若者が、若旦那の饅頭を「のろいの饅頭」だとおびえながら騒いでいた。

    それをみかけた読売(瓦版の記者や、その配達する人などのことをいう。)が、おもしろおかしく「のろいの饅頭」のことをかいてしまったため、客足が減ってしまった。

    騒いだ本人と、若旦那、豆吉、和尚さん、常連客の「建具屋の辰五郎」と「髪結いの お竜と妹のお駒」が集結し、原因を調

    0
    2025年09月13日

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