松田小牧の作品一覧
「松田小牧」の「定年自衛官再就職物語 - セカンドキャリアの生きがいと憂うつ -」「防大女子 - 究極の男性組織に飛び込んだ女性たち -」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松田小牧」の「定年自衛官再就職物語 - セカンドキャリアの生きがいと憂うつ -」「防大女子 - 究極の男性組織に飛び込んだ女性たち -」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「世の中には三種類の性別がある。男子、女子、防大女子だ」
防衛大出身のフリーランス作家が描く、究極の男社会を生きる防大女子のリアルな姿。
防衛大の女子学生は約1割、そのうち3分の1は卒業前に防大を去るという厳しい世界。卒業後にも中途で退官する例も多いという。筆者もその一人。その後時事通信の記者からフリーランスという経歴。
装丁からはエピソードを羅列した単なる暴露本かと思ったが内容は至って真面目。防衛大と自衛隊における女性の立場がどうあるべきかというテーマに、真摯に立ち向かっている。自衛隊に限らず官民問わず他の社会にも有用な内容、得るところが多い。
防大同期生の深い絆から生まれた本書、志
Posted by ブクログ
「あおざくら 防衛大学校物語」というマンガである程度の防衛大学校の実情を理解していたが、本書は防大女子の視点から2021年に執筆されたもので、とても面白かった。惜しくも満点評価とならなかったのは、第4章で披露される数多のアンケート結果をもう少しわかりやすくまとめれば理解も深まったのでは。
筆者は女性で2007年防大入校、卒業後、陸自幹部候補生学校を中途退校。
防衛大学校に女子が初めて入るのが1992年(39人)、トータル30年間の女性の割合は約10%(近年では2割近くなっている)。女子一期生39名のうち任官(卒業)したのは27名。ちなみに、女子一期生の大谷 三穂(1971年〈昭和46年〉5月2
Posted by ブクログ
2024.08.16
54歳、地方公共団体の管理職の男性の視点での感想は「自衛隊が変わるのはムリだろうな」という素朴かつ冷徹な予言です。
なぜなら、28年体感してきて地方公共団体は「女性」にとって働きやすい職場になったと心から思いますが、それは職場が良化したわけではなく、地方公共団体をとりまく環境が「女性化」したことを反映しているにすぎないからです。これを語り出すと長くなるのでやめますが、自衛隊、警察、消防といった公安職場は、とりまく環境が一段と閉鎖的であるため、ワタシが生きている間は変わらないと見込んでいます。本当に残念です。この予想は覆ってほしい。