下川哲の作品一覧

「下川哲」の「食べる経済学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 食べる経済学
    4.1
    1巻1,870円 (税込)
    大和書房創業60周年・学びの杜プロジェクト「未来のわたしにタネをまこう」 シリーズ第1弾! 「食べる」という限りなく身近な行為と地球規模のさまざまな課題は、じつは密接につながっています。「食」が、私たち自身と世界にどんな影響を与えているのか、経済学の枠組みを使って、分かりやすく解説します! 私たちがどのような世界を残していきたいかを考え、さまざまな課題にどうチャレンジしていくのか、最新の研究や情報をもとに考える未来思考の経済学書です。

ユーザーレビュー

  • 食べる経済学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ★食に関する勉強はもちろんのこと、「人間らしさ」について学ぶことができた。
    主に3点。

    ①自身のバイアスを考え直すきっかけとなったリサイクルのこと。
    『食品が堆肥(たいひ)になれば、「無駄を減らした」という気になるかもしれないが、必ずしもそうとは言えない。社会全体で見ると、リサイクルしたぶんだけさらに資源を無駄使いしているかもしれない。食べる側と食料生産側がお互いのニーズをよく理解すること、他の様々な可能性も注意深く検討すること。』
    単純に食品ロスを減らすことは一筋縄ではいかない。
    他の書籍になるが、単純に服をリサイクルに出すことも、役立っているものもあれば、ただ途上国の自立を損なわせていた

    0
    2022年04月24日
  • 食べる経済学

    Posted by ブクログ

    すぐに答えを教えるのではなくて、まずは考え方やデータについて説明して、読者に考えさせるスタイルは、私は好きだった。食をとりまく社会問題に関する事実だけではなくて、その裏にある仕組みと考え方も知りたい人にはおすすめの一冊。内容の濃さの割には、とても読みやすいと思う。

    0
    2022年01月16日
  • 食べる経済学

    Posted by ブクログ

    「食べる」にまつわる経済学、すなわち食料経済学の入門書。
    著者の専門は農業経済学と開発経済学。
    それゆえ、特に農と食の流通(市場)において、「食べる」(需要)側と「食糧生産」(供給)側とがどう結ばれるか、そして市場がどう機能し、あるいは何故時に機能不全に陥るかという点に関し、先進国だけでなく途上国の事例もふんだんに交えながら世界規模の視野で語っていく。

    経済学の入門書であるが、数式を一切用いず、平易な言葉と豊富な事例をもって語られているのが特徴。
    それでいて、経済学のいくつかの重要な概念(需要と供給、負の外部性、情報の非対称性、制度設計・・・などなど)に自然に触れながら、現代社会が抱える食に

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    2025年07月28日
  • 食べる経済学

    Posted by ブクログ

    菜食生活をしていることもあり、健康的な食、気候変動、SDGsへの興味から手に取った一冊。
    「食べる」という当たり前の行為を取り巻く様々な地球全体の課題に焦点をあてながら、データと共に分かりやすく解説されているので理解しやすかった。先進国と後進国それぞれの課題、人間の心理問題など、一筋縄にはいかない課題も多い。
    でも、ひとりひとりが※「健康的で持続可能な食生活」を少しでも意識しながら過ごしていけば、未来は一歩ずつ開けてくるはず!
    改めて日々の食生活を意識しようと思った。

    ※これからの「食べる」を考える上で特に重要になってくるのが、「食べる」による健康への影響と、「食料生産」による環境への負荷。

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    2023年08月02日
  • 食べる経済学

    Posted by ブクログ

    食料経済学の入門書
    食べる、が世の中の諸問題に密接に関連しているんだな〜ということが分かった。別の本も読んでみたい

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    2023年03月31日

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