トム・ゴールドの作品一覧

「トム・ゴールド」の「月の番人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 月の番人
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー・リストに選出された、 世界で大人気のマンガ家による、 不思議で、愛おしくて、切ない、SFマンガの新境地! オール2色刷り! 谷川俊太郎さん推薦! 「無人の月の寂寥がホントで地球の賑わいがウソみたい」 【あらすじ】 「子どもの頃、警官になって月面で暮らすことが夢だったんだ」 主人公は月のコロニーの安全を守る警察官。しかし、過疎化が進み、事件らしい事件はなにひとつ起こらない。最近の重大事件といえば、迷子の犬の捜索だ。やがて住人は、彼を残してつぎつぎと地球に戻っていき、あたりは月の静寂に包まれていく。

ユーザーレビュー

  • 月の番人

    Posted by ブクログ

    7/5の夜。
    仕事で遅くなって1時間も取れず。そんな中手に取ったのが、トム・ゴールド『月の番人』。絵本です。
    本を開いた瞬間に、芳しいインクの香り。月が舞台で、空に広がる宇宙と散りばめられた星が目に飛び込んでくる。月で警官をつとめる主人公は、閑散とした街と、どんどん去っていく住民を見送る側にいる。コンビニが無人化し、住居ユニットがどんどん減っていき、主人公も耐えきれなくなりとうとう異動を願い出るが、受け入れられない。そんなとき、テイクアウト専門の無人ドーナツ屋がドーナツカフェに改装されることを知る。

    遅れてやってきた者の取り残された感触。警官という職業を考えれば、住人が最後の一人になってでも

    0
    2022年07月06日
  • 月の番人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今ここにいると、パーティーが終わってみんなが帰るのを見てるような感じなんだ

    さみしさの表現が素敵だと思った

    月は美しいけれど、月から見る地球の方が美しい

    人が少ないと安心安全だけど、だれもいないのはやっぱりつまらなくてさみしい

    がんばったとき褒めてくれるひとがいてほしい

    機械のミスなら、人より許せるけれど、
    本当にすべて機械化するのがいいのかな

    効率化して、8階から4階立てになって、
    8階からの景色が見られなくなった
    大切なのは効率だけじゃないと思った

    0
    2022年01月24日
  • 月の番人

    Posted by ブクログ

    月の静寂のしーんという音が聴こえてきそうな、絵本のような一冊
    衛星レベルの孤独の中に、小さな温かい明かりが灯る

    谷川俊太郎
    『無人の月の寂寥がホントで地球の賑わいがウソみたい』

    A picture-book-like volume, as if you could almost hear the hush of the moon’s stillness.
    Within the solitude on a satellite scale, a small warm light begins to glow.

    0
    2025年10月01日
  • 月の番人

    Posted by ブクログ

    ほぼ無人の月をパトロールする男の孤独。でもどこかセンチメンタルで、こんな雰囲気どこかにもあったんだけどな。忘れちゃった。

    0
    2025年03月05日
  • 月の番人

    Posted by ブクログ

    人類は一旦月に移住したものの、やっぱり地球が良くて次々と帰還していく、そんな状況を設定したディストピア小説のような絵本。
    主人公は月面移住者コミュニティの警察官という設定。
    セリフは少なめ、紺色と白の2色しか使われない、そして登場人物は常に横顔だけ描くという独特のスタイルだが、創造力を大いに掻き立てられる。

    効率化や過疎化について何度も考えさせられた。
    モジュール状のパーツを組み合わせた簡易的なつくりのマンションが、ある日突然縮小して、自分の部屋のフロアが変わってしまい、部屋からの眺めも変わってしまう場面は印象的だった。居住者の意志は無視され、合理化が優先されている。
    また、自販機が故障した

    0
    2022年05月22日

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