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  • 鎌倉殿と執権北条130年史
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    鎌倉幕府を打ち立てた源頼朝が没すると、政治の実権を握ったのは北条一族だった。有力御家人を次々に排除し、揺るぎない権力を築き上げていく。義時の執権就任による地位の確立から、朝廷と兵刃を交えた承久の乱、泰時の御成敗式目制定と評定衆による合議制、時宗によるモンゴルとの交戦を経ながら、なぜ130年にわたって勢力を維持できたのか。敗れた御家人や朝廷の思惑にも注目しながら、執権北条氏の新たな像を提示する。 【目次】 プロローグ   第一章 梶原氏と比企氏   一 鎌倉殿頼朝死後の政局   二 梶原景時の失脚   三 比企氏の盛衰 第二章 北条時政と畠山重忠   一 時政と執権   二 元久二年の政変と牧方 第三章 北条義時と和田義盛   一 義時と「執権」制   二 和田合戦 第四章 北条義時と後鳥羽上皇   一 後鳥羽上皇と将軍実朝   二 承久合戦 第五章 北条泰時の政治   一 執権泰時の誕生   二 合議制の光と陰 第六章 北条時頼と三浦一族   一 寛元の政変   二 宝治の合戦   三 北条時頼の政治 第七章 北条時宗と安達泰盛   一 時宗政権とモンゴルの襲来   二 安達氏と鎌倉幕府 第八章 北条貞時と安達氏   一 貞時の政治   二 執権から得宗へ 第九章 北条高時と足利氏・新田氏   一 北条高時と後醍醐天皇   二 足利氏と鎌倉幕府   三 足利高氏と鎌倉幕政   四 新田氏と鎌倉幕府 補論 幕府と官僚   一 大江氏   二 三善氏   三 二階堂氏 エピローグ あとがき 主な参考文献

ユーザーレビュー

  • 鎌倉殿と執権北条130年史

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    大幅な加筆・修正を加えて文庫化されたもの。北条氏とその対抗勢力を軸に、鎌倉幕府滅亡までの130年を追う内容。政争の中で没落していった側の叙述に力点が置かれ、それを通して鎌倉幕府の変遷が浮き彫りになる内容が面白い。

    0
    2022年02月03日
  • 鎌倉殿と執権北条130年史

    Posted by ブクログ

    鎌倉殿の13人を見て、その後北条氏と鎌倉幕府はどうなったのか?と気になって読んでみた。

    ちょうど同時並行で吾妻鏡を読んでいたこともあって、前半は「鎌倉殿で見たところだ!」「吾妻鏡で読んだところだ!」とイメージが湧きやすくておもしろかった。

    本書は緻密な史料をもとに歴史や登場人物の動きが綴られていく。正直登場人物が多すぎて混乱を禁じ得ない。
    大河ドラマの中では北条に従い幕政に参画していた一族も、時と共に族滅していく、、、そして最終的に北条氏が幕府と共に滅びる。
    多くの一族が消えていく中でも苗字を変えて戦国時代、江戸時代まで続いた一族もあり、今度はこっちの詳細が気になる。
    ちなみに島津家が頼朝

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    2023年10月21日
  • 鎌倉殿と執権北条130年史

    Posted by ブクログ

    岡田清一先生の著書で通史(´・ω・`)
    時代の事件は網羅されているが
    時政は執権じゃなかった
    義時は実朝親政時は疎んじられていた
    時房って結構実力者
    など、少し違う風景が思い浮かんだ

    0
    2023年01月13日
  • 鎌倉殿と執権北条130年史

    Posted by ブクログ

    官僚御家人の、したたかでしなやかな生き方と、和田や畠山等の御家人の武に特化した生き方。対照的な存在で興味深い。

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    2022年08月27日
  • 鎌倉殿と執権北条130年史

    Posted by ブクログ

     次の大河ドラマの影響で、2021年後半から北条氏関係の本がだいぶ刊行されてきている。本書も元版は2001年だか、加筆・修正され文庫化されたものである。

     内容としては、鎌倉殿頼朝の死から、いかにして北条氏が幕府の実権を握ることになったのかを、有力御家人を次々に排斥していく過程をたどりながら描いていく。
     
     この時代は、兄弟と言っても同母、異母があって関係が複雑だし、分割相続制で同じ一族の中でも利害が同じではないし、また幾重にも重なる血族・姻族関係や乳人関係があるから、人物の相関関係を追うだけでも一苦労だ。
     有力な御家人一族が滅ぼされていくのが、北条氏主流の権力欲に由来するのか、周りも同

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    2021年11月15日

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