エリナー・ポーターの作品一覧
「エリナー・ポーター」の「少女ポリアンナ」「ぼく,デイヴィッド」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「エリナー・ポーター」の「少女ポリアンナ」「ぼく,デイヴィッド」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
児童向けの本だけど、内容は大人にも通ずるものについて書かれていた。大人にも通ずると言うより、大人になってからこそ改めてふれたい話かもしれない。
生きていく上で避けられない辛いことや悲しいことに対して、物事の本質を理解したうえで、明るい面に焦点を当てるということを自然にやってのける少女ポリアンナの姿には、目を見張るものがある。
人生を虹のように鮮やかに色付けるのは、出来事そのものではなく、自分自身の物事の捉え方や考え方である。
そしてポリアンナのような、人を疑わず心から愛する素直さ・純粋さや、ひたむきな明るさは周囲の人をもしあわせな気持ちにさせる。
大人になるにつれて、忘れてしまいそうな幼少期のまっすぐな思いを再び思い出させてくれた。
子どもは勿論だけど、大人にもぜひ読んでほしい。
Posted by ブクログ
大感涙!!!
お話をちゃんと知っているので期待を込めて読みましたが、期待以上です!!!
通勤電車で鼻水たらして泣いてしまった。
下手な自己啓発本よりもずっとずっとこちらの方がココロに響きます。
闇に住んでいる時は、幸せを大いに語られても全く響きません。ほんの少し、ほんのり明かりが差し込む隙があったことに気づかせることが必要でしょう。そこは既に闇ではない。
あぁ、ポリアンナ! あぁ、ポリアンナ!です(笑)
そして、年齢が近づいてしまったせいか、ポリーおばさんにすごく感動。
少し自分に重なったりします..
この本に感動できる心があって、私は「よかった♪」。
ステキな本をありがとう。
ココロの教科書です。
たくさんの人に読んでもらいたい!!!
続編を読むのが楽しみ!
(H21.11 図)
***************
返却前に今一度再読。
3週間以内に2回読んでも泣けちゃった。
これは手に入れないと。
Posted by ブクログ
あまり期待せず手に取ったら…あらまあ、面白いではありませんか(少女小説の翻訳調)。
ポリアンナといえば、遠い昔にハウス食品のアニメにあった、やたらポジティブな人だよなあ、とは思っていた。
昔の翻訳だと名前がパレアナだったりするし、変な名前だなあとだけ思った。
いざ読み始めると、作中でも変な名前扱いだったので笑ってしまった。
ポリーとアンナの名前を足したものだそう。
この時代に流行り、日本で家庭小説、少女小説と呼ばれたジャンルの作品群とは共通点が多い。 あしながおじさん、赤毛のアン、小公女セーラのように、孤児の少女が新生活をはじめること、言語能力によって新しい環境でムーブメントを起こし、幸せになっていくこと。
(そういえば成績が優秀であることもこの共通点のひとつで、ポリアンナにも控えめながらそういう表現はあった。その割には慣用句を知らないし、そこが彼女の面白さでもあるけど)
他の作品群との差異としては、
主人公が割と低年齢(11歳)であること。
まだティーンエイジャーですらない。
斎藤美奈子の『挑発する少女小説』にもポリアンナは出番無し。
この作品群ではやや軽めの扱いなのだろう。
それも訳者あとがきにあるとおり、ポリアンナが素直すぎ、天然すぎ、いわゆる才気活発キャラではないから、だろうし、それは同時に低年齢だから(少なくとも主人公には)ロマンス色がないから、かもしれない。
ただ、理屈ぽくない、そこが読みやすさでもあると思えた。
一方で、ポリアンナといえばコレというイメージが強い、幸せ探しのゲームは思っていたよりは複雑だった。そこは大人になってからこの本を読めて良かったと思う。
他者との比較にもなりやすく、他人を見下す危険にも繋がり、そこも難しい塩梅だ。
そして、ポリアンナの強すぎるポジティブシンキングはただのヤバいひとにも見えなくもないが、そこには彼女の生い立ちや父親との思い出が大きく関わっており、なんだか思ったよりは重たいものでもあった。
でもまあ、本人はいたって能天気で、そこが読む人には救いでもある。
軽めの読み味に、ややミステリ要素もあり、なかなか上手な作品だなあと思いきや、後半には重めの事件が勃発。
ポジティブシンキングが及ばないほど事態が重くなったとき、彼女はどうするのか。
そこへ周囲から助けの手が散らばり、なんやかんやあって、事態は好転し、ポジティブシンキングを取り戻していく。
うーん、暗いまま終わって、ポジティブシンキングをどうするのか、というテーマを貫いても良かった気がするが、そこはまあ、小さい子も読むエンタメだし仕方ないかな。
英米ではポリアンナという単語には、お気楽な人という意味すらあるそうで。
とにかく、意外と個性があって面白かったな、という感想です。
それと矛盾するようだけど、ストーリーは軽めで読みやすい。
『物言う少女小説』、ほどではない少女小説という作品。
続編もあるらしい。
いつか読めるといいなあ。
Posted by ブクログ
名字のない、ただのデイヴィッドはバイオリンで語る。
父親を亡くしたデイヴィッドは、ホリー夫妻に引き取られる。日々の仕事よりも自然の美しさに心を震わせてバイオリンを弾く。デイヴィッドをおかしな子だと思っていた村の人々も、だんだんとデイヴィッドの考えに一目置くようになる。喜びも悲しみもバイオリンに歌わせるデイヴィッド、彼の秘密とは——。
同じ作者であり「独特な子が常識的な周囲の人たちをほぐしていく」「過去に不幸なすれ違いから別れたままの恋人たちがいる」「初めはその子に戸惑っていた周囲もだんだんと感化される」「その子が倒れたときは村中が心配する」という要素がポリアンナと共通。ポリアンナよりも独特のペースであることは否めないが。ラストで一気に時が進むハッピーエンドなのも、スッキリしてよいかもしれない。
デイヴィッドが、ホリー夫妻のために財産を投げ出そうとしたところ、その金貨で彼が音楽を学べるところに行くという夢をどれだけ大切にしていたか語られていたために、デイヴィッドの決心がとても心に残った。その後、後悔はしないものの夢破れたことに沈むデイヴィッドの葛藤にも。だから最後にデイヴィッドの気持ちを知ったシミアン・ホリーのセリフは重たかったし、心に残るラストシーンとなった。
「必要なやっかいごと」に取り掛かっている「かがやいていない時間」をかがやかせるための夢。それを失って病の床につくデイヴィッド。自分は自分の時間をかがやかせているだろうか。自然の美しさに気がついているだろうか。デイヴィッドから学ぶことがたくさんあった。