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4.9全4巻1,760~2,178円 (税込)【時を超えた、運命の再会。】 かつて「悪の道に堕ちた」と人々から恐れられた魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、すべてを失い非業の死を遂げた。しかし、それは自らの信念を貫いた証だった。 それから13年後――別人の体に召喚され、思いがけず現世に蘇る。 正体を隠し過去と決別しようとするが、よりによって少年の頃から文武を競い合った宿命の相手、藍忘機(ラン・ワンジー)と再会してしまう。 自由奔放で快活な魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と、品行方正で寡黙な藍忘機(ラン・ワンジー)。 前世の記憶の中では衝突してばかりいたはずなのに、なぜか彼はそばを離れようとせず――。 あの日の旋律が、再び二人を巡りあわせる。 ※本作品には挿絵はございません
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ緊迫した場面で、魏無羨は一体何を言っているのだ。
でも、ようやく思いが通じたのだから、ここで言っておかないと死んでしまってからでは遅いのだ。
ただでさえ二回目の人生なのだから。
すべては魏無羨が悪かったわけではなく、ただ巻き込まれただけで、でも他人の恨みを買うようなところがあったことも事実で、まさに金光瑶の指摘する通りなのだ。
そのすべてを経て、藍忘機の思いが届いて良かったなと思う。
蘇ったからこそ、魏無羨は過去にあった様々なことに関わらずに生きていこうと思えるようになり、自尊心や義侠心の強さ、力を誇示することの結果を、身をもって知ることで、そうではない生き方を選べるようになったのだと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前世での魏無羨が、薛洋に見えて仕方がない。
温晁への復讐の仕方がひどい。温晁はそれだけのことをしたわけだけれども。
魏無羨の藍忘機に対する「お前は、怒らないで」の言葉が痛い。
自分勝手に振る舞って、人を見下したような態度を取っていても、それは結局のところ、魏無羨の鎧で、他にどうすることも出来なかった結果なのだ。
魏無羨はいたずら好きではあっても、教養もあり、礼儀も知っている。むしろ、江澄以上に。
ただ、誰にも言えない秘密を抱えていた、というだけで。
夷陵で藍忘機にあった時に、もう昔には戻れないのだとはっきりと分かって、魏無羨はどれほどの孤独を感じたか。
金子軒と江厭離の間にあったあれこれは