アレックス・ベールの作品一覧
「アレックス・ベール」の「狼たちの宴」「狼たちの城」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「アレックス・ベール」の「狼たちの宴」「狼たちの城」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
大戦中に迫害を受けるユダヤ人の悲哀 ゲシュタポとレジスタンス 紙一重の駆け引が痺れる #狼たちの城
■あらすじ
第二次大戦中、ユダヤ人である古書店主の主人公に、ポーランドへの移送通知が届く。不安に思った彼は、自身の安全と家族を守るために、レジスタンスに所属するかつての恋人に協力を求めた。
一方、ドイツ秘密警察が駐留している城では、人気女優の殺害事件が発生する。しかし事件を捜査するはずだった特別捜査官は、現場への移動中にレジスタンスに襲われてしまう。
レジスタンスは主人公の彼に、特別捜査官に成りすますように告げるのだった。
■レビュー
第二次大戦中のドイツ舞台に繰り広げられる、歴史&冒険
Posted by ブクログ
アレックス・ベール『狼たちの宴』扶桑社ミステリー。
第二次世界大戦末期のドイツを舞台にした冒険探偵ミステリー小説『狼たちの城』の続編。前作から続くユダヤ人の元古書店主イザーク・ルビンシュタインの悪夢。
基本設定や大筋は前作と同じなのだが、決して二番煎じとはならず、新たなスリルとミステリーが描かれる。やはり非常に面白い。
前作でゲシュタポの特別犯罪捜査官アドルフ・ヴァイスマンに間違えられ、ナチスが接収した城内で起きたドイツの大人気美人女優ロッテ・ラナー殺人事件を解決したイザークは再びアドルフ・ヴァイスマンとして女性絞殺事件の捜査に挑む。
幕間に描かれるマリアンネという女性に失恋してから周
Posted by ブクログ
1942年ニュルンベルク。ユダヤ人イザークは家族6人全員が収容所に送られる直前。レジスタンスと関係のある元彼女のクララに何とか出来ないかと頼むと・・・ナチス親衛隊中佐の家で著名な女優が殺害された。守衛がいて、人の出入りは厳密にチェックされていた。事件解決のためにベルリンから敏腕捜査官のアドルフ・ヴァイスマンが送られてきた。クララがイザークのために用意してくれたのはヴァイスマンのパスポートだった。イザークはヴァイスマンになりすまして事件を解決しなくてはならなくなった。
めっちゃくちゃ面白かった。ユダヤ人がどういう目に会うのかの臨場感、事件解決のプレッシャーが凄い。私は必ずしも主人公に自分を投影
Posted by ブクログ
アレックス・ベール『狼たちの城』扶桑社ミステリー。
第二次世界大戦末期のドイツを舞台にした冒険探偵ミステリー小説。
非常に面白い。古くはボブ・ラングレーの『北壁の死闘』、ジャック・ヒキンズの『鷲は舞い降りた』、近年ではハリー・ファージングの『汝、鉤十字を背負いて頂を奪え』など、意外にナチス物はハズレが無いように思う。
迫害される主人公のユダヤ人古書店主がナチスの親衛隊に扮して、ナチスの深部に潜入し、戦争の早期終結のために活躍するというストーリーで、さらにはこの主人公が探偵役まで果たすというのだから、たまらない。
第二次世界大戦の末期、ナチスによるユダヤ人迫害が続く中、ニュルンベルクのユ