作品一覧

  • 男性危機(メンズクライシス)?
    4.5
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 男性たちが直面しているある種の「危機」の状況とその背景を冷静にとらえ直し、海外の先進地での取り組みや日本での取り組みの歴史を広く紹介。女性学・男性学研究の両方の成果をふまえ、多様な性に関わる議論も視野に入れながら、日本でジェンダー平等を促進し、同時に男性たちの「危機」を緩和していくための実効性のある具体的政策を提言する。
  • ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方 −ワーク・ライフバランスと持続可能な社会の発展のために
    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    新型コロナウィルスの蔓延にともなうリモートワークの拡大は、男性の働き方と暮らし方を根本から揺るがしている。多くの男性は、仕事場が会社から家庭へと変化し、家庭で過ごす時間が格段に長くなった。それにともない、男性の家事・育児参加の促進が期待される一方で、一部の男性による虐待やDVの増加を懸念する声も聞かれる。  これまで、男女平等化の流れの中で、長年にわたり男性の仕事中心の生き方が批判され、男性の家庭参加やワーク・ライフ・バランスの必要性が訴えられてきたが、あまり大きな変化は見られなかった。ところが、コロナ禍は、瞬く間にそうした従来の男性のライフスタイルを大きく揺るがした。今後、私たちの働き方と暮らし方はどう変化していくのだろうか。それは、社会の男女平等化を促すのだろうか、それとも形を変えながらも男性優位の社会が持続していくのだろうか。そうした中で、特に男性たちは、どう振る舞い、どう生活を組み立てていけばよいのだろうか。  コロナ禍に伴う働き方や家庭生活の変化については、すでに多くの論者や各種メディアによってさまざまに論じられているが、男女平等化(ジェンダー平等)という社会の大きな流れを背景とした男性の仕事と家庭生活をめぐる戸惑いに、さらにコロナ禍が追い打ちを掛けようとしている状況を正面から取り上げたものはいまだほとんど見られない。  本書は、コロナ前からコロナ後にかけての日本社会における男性たちの仕事と家庭生活をめぐる現状と課題について、労働社会学、家族社会学、ジェンダー学などの学術的知見に基づいて多角的に考察し、一般読者に向けて平易な言葉で分かりやすく論じるものである。これにより、混迷を極めるポストコロナ社会に向けて、各職場における新たな職場づくり、各家庭での新たな生活設計、そして個々人による新たな生き方の展望となる1冊である。
  • 男性の非暴力宣言 ホワイトリボン・キャンペーン
    -
    1巻682円 (税込)
    「男性から女性への暴力をなくす」世界最大規模の啓発活動は、痛ましい殺人事件への国家的追悼から始まった。男性が男性に呼びかけるスタイルで、今や各国の学校や職場の啓発プログラム、行政や企業のイメージ戦略に展開している。男性の「力による支配」に価値をおく社会を、男性が変えるため、いま日本の男性たちへ。

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ユーザーレビュー

  • ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方 −ワーク・ライフバランスと持続可能な社会の発展のために

    Posted by ブクログ

    ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方: ワーク・ライフ・バランスと持続可能な社会の発展のために。多賀太先生の著書。ジェンダーイクオリティ後進国の日本。ジェンダーイクオリティ後進国から卒業できれば女性だけではなくて男性の生きづらさだって解消される。ジェンダーイクオリティを推し進めない理由なんてどこにもない。ジェンダーイクオリティの理解がない人にこそ読んでほしい一冊。

    0
    2025年04月20日
  • 男性危機(メンズクライシス)?

    Posted by ブクログ

    伊藤公雄さんは日本における男性学の創始者、大家。最初にジェンダー平等という言葉を発信した人とのこと。その経緯もコラム2で書いている
    ジェンダー平等:男性主導の社会の仕組みを転換し、男女二項図式に基づく差別や排除の構造を根本的に転換することによって達成される。

    ジェンダー平等政策において、男性は長い間不在であった。しかし、21世紀になるとジェンダー平等に向けた国際政策において男性に注目が集まるようになってきた。

    1つは、女性の地位向上のためには、女性だけでなく男性も変わる必要があるということ。
    もう1つは従来の男性の理想像や役割のもとで男性も苦しんである。また本の中では多くの男性はケアを上手

    0
    2024年11月02日
  • ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方 −ワーク・ライフバランスと持続可能な社会の発展のために

    Posted by ブクログ

    ジェンダー問題、フェミニズム
    男性のいきづらさ、女性のいきづらさ
    を扱った本の中で、最もよくまとまっていると思う

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    2023年01月27日
  • 男性危機(メンズクライシス)?

    Posted by ブクログ

    昨今話題になっている「男女平等」の問題。私のイメージとして男女平等問題=女性問題だと思っていたが、この問題は男性にも大いに関係があるのだと、この本から学んだ。著書の中ではジェンダー平等として書かれているが、ジェンダー平等を実現することは、男性の社会生活の参画を意味すると言う新しい視点を得られた。

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    2024年02月27日
  • ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方 −ワーク・ライフバランスと持続可能な社会の発展のために

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ジェンダーというと、女性差別を連想し、身構えてしまう人も多いと思う。特に男性。

    この本は男性視点で書かれているので、男性にもとても自然に内容を受け入れられると思う。もちろん女性が読んでも不自然なことは何もない。

    子育てを終えた筆者がその経験と、コロナ禍で急速に進んだ在宅勤務などの環境変化、オーストラリアはじめとした海外の男性に関する考え方などを踏まえて、とても分かりやすく書かれている。

    家庭の中においては、家事分担はもとより、中学受験など教育サポートにおける父親の役割。介護やDV問題。
    仕事においては、仕事人間の期待に応えようとして、地域や家庭での居場所をなくす悲哀や健康の問題、パワハラ

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    2023年03月04日

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