あらすじ
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男性たちが直面しているある種の「危機」の状況とその背景を冷静にとらえ直し、海外の先進地での取り組みや日本での取り組みの歴史を広く紹介。女性学・男性学研究の両方の成果をふまえ、多様な性に関わる議論も視野に入れながら、日本でジェンダー平等を促進し、同時に男性たちの「危機」を緩和していくための実効性のある具体的政策を提言する。
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Posted by ブクログ
伊藤公雄さんは日本における男性学の創始者、大家。最初にジェンダー平等という言葉を発信した人とのこと。その経緯もコラム2で書いている
ジェンダー平等:男性主導の社会の仕組みを転換し、男女二項図式に基づく差別や排除の構造を根本的に転換することによって達成される。
ジェンダー平等政策において、男性は長い間不在であった。しかし、21世紀になるとジェンダー平等に向けた国際政策において男性に注目が集まるようになってきた。
1つは、女性の地位向上のためには、女性だけでなく男性も変わる必要があるということ。
もう1つは従来の男性の理想像や役割のもとで男性も苦しんである。また本の中では多くの男性はケアを上手く受容できないとも。
男性の自立幻想。
男性による支配のコスト→かつて帝国主義が植民地を支配し続けるコストによって自壊したというのを思い出した。
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