ぼそっと池井多の作品一覧

「ぼそっと池井多」の「世界のひきこもり」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現
    4.1
    ひきこもり歴35年、「世界ひきこもり機構」(GHO)を創設した50代の著者が、インターネットを通じて世界のひきこもりたちやその支援者たちと対話した記録。フランス、アメリカ、インド、カメルーン、アルゼンチン、中国、フィリピンなど、世界13カ国に及ぶ国のひきこもりたちが普段何を考え、どのように暮らしているのかを明らかにした「ひきこもり」の常識を覆す衝撃的な本。

ユーザーレビュー

  • 世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現

    Posted by ブクログ

    よくこれだけのインタビューをされ、纏められたものだなと。
    対話形式の本は、あまり好きでないのだけど、この内容の場合はこの方式が活きてくる。もっというなら、翻訳ではなくで彼らが使ったオリジナルの文を読んでみたい気すらする。

    さて、中身だけど、まぁ、ひきこもりという生き方は、時代を先取りしてるなと思いますね。
    偏っていて、極端で、弱くても生きていける。ひきこもれるコストが小さくなって、効率よく自分を守れる形にできて、かつ長生きできる。一人がいいと言いながら、インターネットなどを通してフィルターバブルを駆使して、繋がることもできる。そういう形に収まるべくしてそうなってるのだなぁ。

    0
    2023年11月12日
  • 世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本人が世界中で突出して多人数いることは確かですが、著者は、フランス、中国、アメリカ、アルゼンチン、インド、イタリア、パナマ、スウェーデン、バングラデシュ、フィリピン、カメルーン、北朝鮮、ベルギー、スイス、アラブ諸国、マグレブ地方等の、今や世界中で存在を確認。

    そうした世界中のひきこもりたちにとっての、インターネットを通じたコスモポリタニズムな地下奎ネットワークで「世界ひきこもり機構」(Global Hiikoomri Organization)GHOとというページをフェイスブックに開設。加入者は全世界で583人-22年11月15日時点

    本書は、「ふつうの人」ではなく、「世界中のひきこもり

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    2022年11月17日
  • 世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現

    Posted by ブクログ

    題名はちょっとコミカルだが副題で中和し、中身を正確に、かつ適正に表している。引きこもりと言う言葉の印象がかなり変わった。と言うか知らな過ぎた。
    どうやら本当に世界中にいる様子だが、どんな社会であれ適応者と非適応者に別れるのは必然だと考えれば、不思議でも何でもない。
    色々と興味深く読めた。

    0
    2021年06月26日
  • 世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全編、ひきこもりをしている/していた人のインタビューないし手記で占められている。圧巻。
    時に内容は重い話も多いのだけれど、ひきこもりという共通項のあるやり取りのためか、言葉は滑らかに進む。
    人種や貧富、性別に関係なく、その状態になりえる…というのは、新鮮な学びだった。

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    2025年11月23日
  • 世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現

    Posted by ブクログ

    ひきこもりは経済的に豊かな国にしか生じない現象と捉えられがちだけど、本書を読むと、発展途上国にだってひきこもりはいるということがよく分かる。

    すごいと思ったのは、自分も半分ひきこもりみたいなもの、というわりに世界中の当事者とコンタクトを取る著者の実行力。著者のひきこもり観とは異なる考えの人たちも公平に収録していて、ひきこもりの幅広い実態をありのままに読んでもらおうという意図が感じられた。また、彼/彼女らとのやりとりを通じて著者自身が自分を再発見していく場面もあって惹き込まれた。

    ユニークな発想で編まれた良書。

    【まとめ】

    Q1. ひきこもりを許容できるほどの経済的な余裕がある先進国にし

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    2023年09月07日

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