作品一覧

  • 史論‐力道山道場三羽烏

    史論‐力道山道場三羽烏

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    馬場vs猪木vs大木の20年戦争 「力道山の後継者」は誰だ? 「アメリカマット界のレスリングウォー」、「極秘裏に行われた力道山の渡韓」、「3大世界王座連続挑戦」、「ヒューストンの惨劇」、「最初の目玉くり抜きマッチ」、「日韓国交正常化」、「大熊元司リンチ事件」、「グレート東郷殴打事件」、「日本プロレスのクーデター未遂騒動」、「韓国大統領・朴正煕の暗殺」――複雑に絡み合う物語を紐解きながら、隠された史実を読み解く
  • 1954 史論―日出ずる国のプロレス

    1954 史論―日出ずる国のプロレス

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻2,310円 (税込)
    1954年(昭和29年)、日本で男子プロレスと女子プロレスが本格的に始動し、熱狂的に迎え入れられた。 力道山、木村政彦、山口利夫、猪狩定子といった我が国のプロレス創成期を彩ったレスラーたちは、どういう経緯を経て四角いリングに上がったのか? そもそも、なぜプロレスはアメリカから輸入され、日本に定着したのか? 70年におよぶ歴史を持つ日本マット界のルーツを詳細に掘り返し、大日本帝国の敗戦からプロレスブームを巻き起こしたシャープ兄弟の来日、そして伝説化されている力道山vs木村政彦の喧嘩マッチを濃密に考察した渾身の快作。全世代のプロレスファンがこの物語を知る必要がある――。 <著者プロフィール> 小泉悦次(こいずみ・えつじ) 1960年5月14日、東京都北区生まれ。サラリーマンの傍ら、1996年よりメールマガジンにてプロレス記事を配信。プロレス史研究を深化させるにつれて、ボクシング史、相撲史、サーカス史、見世物史など隣接領域の研究も進める。プロレス文壇デビューは、2002年春の『現代思想・総特集プロレス』(青土社)。2009年より『Gスピリッツ』にプロレス史記事をレギュラーで寄稿、現在に至る。2018年、『プロ格闘技年表事典−プロレス・ボクシング・大相撲・総合格闘技』(日外アソシエーツ/紀伊國屋書店)を編集。著書に『史論―力道山道場三羽烏』(辰巳出版)がある。 <目次> プロローグ 日本で最初の女子プロレスラー・猪狩定子の回想 第1章 「日本の敗戦」と「世界のプロレス」 第2章 なぜプロ柔道は失敗に終わったのか? 第3章 パン猪狩がパリで見た「レッスルする世界」 第4章 関脇・力道山の「大相撲廃業」と「プロレス転向」 第5章 1952年、それぞれのアメリカ武者修行 第6章 1953年7月30日、日本プロレス協会が発足 第7章 プロ柔道出身たちと猪狩一座のプロレス 第8章 力道山の第二次アメリカ武者修行 第9章 日本プロレスの旗揚げシリーズが成功した理由とは? 第10章 日本のプロレス創成期を支えた顔役 第11章 ミルドレッド・バーク一行の日本ツアー 第12章 力道山vs木村政彦戦は八百長か、真剣勝負か? 第13章 〝昭和巌流島の決闘〟を「プロレス」として読み解く エピローグ

ユーザーレビュー

  • 史論‐力道山道場三羽烏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    プロレス史探求家として高名な
    小泉悦次氏の著書。G SPIRITSでそれぞれ短期集中連載
    された「ショーヘイ・ババのアメリカ武者修行」「カ
    ンジ・イノキのアメリカ武者修行」「キンタロウ・オ
    オキのアメリカ武者修行」の3篇の記事を大幅加筆した
    上、プロローグとエピローグを足して構成されたもの。

    僕が「プロレス史」に大きな興味を持つようになった
    のは、かつてネット上でJoe Hooker Sr.氏のウェブサ
    イト「プロシタン通信」に出会ったから。そこで読め
    た文章は正しく宝で、貪るように全文を読破。その後
    はJoeさんにメールまでしてしまい、Joeさんの発行す
    るファンジンの読者にまでなった。

    小泉さんの文章からはその流れ(?)を大いに感じる。
    事実は事実として整然と並べた上に、絶妙のタイミン
    グで仮説をインサートし、最後にはしっかりした文章
    で意見を述べる、という説得力に溢れる展開。プロレ
    スで言えば間違いなくストロングスタイル。それも、
    人を惹き付けまくって止まない、全盛期の猪木のファ
    イトに酷似したスタイルだと思う。このスタイルはプ
    ロレスだけでなく、全てのドキュメント作品に有効な
    気がする。

    この本では力道山道場若手三羽烏と呼ばれた猪木・馬
    場・大木の海外武者修行時代にスポットを当て、その
    動向を詳細に解説。3人を均等に扱っているのだが、
    この作品の主役は金一(キム・イル)こと大木金太郎
    である、という気がしてならない。そこに狙いがある
    気がするのだが・・・。

    G SPIRITSでの連載時も夢中になったのだが、こうやっ
    て一冊にまとまると更におもしろくなるのが不思議。
    意外だったのは小泉悦次氏の著作が、やや特殊な大作
    である「プロ格闘技年表事典」に次いで2作目である
    こと。これまでの文章をまとめて貰っても良いし、書
    き下ろしでもかまわない。もっと大量に、果てしなく
    著作を発表してくれることを強く願う。

    堪能させていただきました!
    玉稿、まことにありがとうございます!

    0
    2020年06月26日
  • 1954 史論―日出ずる国のプロレス

    Posted by ブクログ

    これまでの日本のプロレス黎明期の力道山中心史観に一石を投じる一冊。

    日本のプロレス黎明期について知ることができた。
    特に、力道山対木村政彦についての分析は抜群に面白かった。

    0
    2025年01月12日
  • 1954 史論―日出ずる国のプロレス

    Posted by ブクログ

    知らなかった黎明期のプロレス史について詳しく書かれており、とてもおもしろかったです。
    日本のプロレスは、アメリカのプロレスだけでなく、相撲や柔道、浪曲などの演芸がミックスされてできたら文化というのが意外でした。

    0
    2025年01月05日
  • 1954 史論―日出ずる国のプロレス

    Posted by ブクログ

    なぜ力道山と木村政彦の一騎打ちは
    凄惨なシュートマッチになったのだろう

    黎明期にあった日本のプロレスでは
    「ワーク」の難しさを
    まだ誰もよくわかっていなかった
    いきなり日本のエースになった力道山にしたところで
    キャリア的にはまだまだグリーンボーイだったし
    木村政彦はそれ未満だった
    プロレスがカネになると踏んだ人々は
    力道山の影響力を抑え込もうとコミッショナーを立ち上げ
    3団体を巻き込み
    お披露目として、件の力道vs木村をマッチメイクした
    当初60分フルタイムドローの約束で試合は始まったが
    結果は誰もが知る通りとなった
    ワークがシュートに転じることもある
    そんなこと思いもせず
    酒気帯びでリングに上ってきた木村と対峙したとき
    力道山が何を思ったかはわからない
    わからないけども
    大事な一戦でグダグダのフルタイムを客に見せることだけは
    絶対にできなかったはずだ
    そしてその判断があったからこそ
    プロレスは八百長だなんだと言われつつ
    今に続く一大ジャンルへと発展したのである
    おそらく日本に限らず
    プロレスの本質にはそういうイビツさがあった
    ワーク舐めとったら血ィ見るで、という
    一種の狂気をはらんでいた
    ここにあるのは、そういった狂気と再び直面し
    目覚めていった戦後日本の物語である

    0
    2026年06月13日
  • 史論‐力道山道場三羽烏

    Posted by ブクログ

    力道山の次の時代を担う3人のリーダ候補、馬場、猪木、大木それぞれの海外武者修行時代を描いています。
    この本に興味を持ち楽しめる人はよほどのプロレスオタクでしょう。
    豊登や吉村道明のファイトスタイルやBI砲が脳裏に焼き付いているような人が読みたいと思うんでしょうね。
    ルー・テーズ、ジン・キニスキー、ザ・デストロイヤー、フリッツ・フォン・エリックなどどいう名前が出てくるだけで懐かしさがこみ上げてきます。

    今となっては、戦後の日本・アメリカ・韓国・北朝鮮の社会状況とプロレスという娯楽の関係とか、プロレス興行のビジネスモデルを見直してみるのに役に立つ本とも言えます。

    試合もしていないのに、突然○○チャンピオンになっていたりする時代の記録が満載。
    まあ、しかし、よく調べましたね。(嘘情報もあることは承知の上です)
    猪木が修行時代に使っていたトーキョー・トムが同時期に猪木のほかにもう一人いたのは記録を紐解くには厄介でしたね。

    馬場と猪木については多少は当時の様子を知っていたが、大木に関しては初めて聞く話ばかりだった。
    訳あって大木がルー・テーズにセメントを仕掛けた試合、逆に返り討ちにあって病院送りされるほど痛めつけられた話とかおもしろかった。

    プロレスは興行上の都合で大ぼら情報が多く、著者も所どころで(実はこうだったのではないかという)仮説を展開している。
    いい加減さを寛容な心で許してしまう所がプロレスの良さなので、本書も話半分のスタンスで楽しみました。

    0
    2020年08月18日

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