作品一覧

  • とむらい家族旅行
    3.8
    1巻1,584円 (税込)
    大好評『殺人記念日』著者新作サスペンス 亡き祖父の遺産を相続するため、ベスたち兄妹は二十年前の祖父とのアメリカ横断の旅を再現することに。だがその旅には秘密が……
  • 殺人記念日
    4.3
    1巻1,386円 (税込)
    ふとしたことで人を殺し、その隠蔽という共同作業を経て夫婦円満となった「わたし」と妻。ふたりはもはや殺人を楽しむようになり次なる獲物を求めていた。そんなとき、隠したはずの被害者の死体を警察に発見されてしまう。そこには妻のある秘密があった──彼らは十八年前の連続殺人事件の犯人に罪をなすりつけようと画策するが……数多くのミステリ最優秀新人賞にノミネートされ、国際的ベストセラーとなったサスペンス

ユーザーレビュー

  • とむらい家族旅行

    Posted by ブクログ

    祖父の遺骨を携えて、生前の祖父と一緒に行った旅程を一からなぞる兄弟の話。問題なのは兄弟があの時より一人減っていること、生まれも育ちも違う兄嫁が加わっていること(途中で帰ったけど…けど?)、じわじわ追跡してくる謎の車、不穏な空気。読んでいて心休まることがない、けど、引き込まれる。語り手である次女が色んなことを読み手に隠していて、旅が先に進むごとに少しずつその隠れ蓑が剥がれていく。

    色々あってちゃんと目的地には辿り着くんだけど、これほど辿り着かなければよかった、思う目的地があるだろうか。。
    あまりに誰も救われない結末に、しばらく何も考えられなかった。いやいやいや…となるけど、逆にむしろ爽快なくら

    0
    2024年09月29日
  • 殺人記念日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公は、子供の成長やライフステージの変化などによって家族の形が変わっていくことに複雑な思いを抱きながらも、それでもふとした時に感じる変わらなさを愛するという、いかにも普通のお父さんなのに一方では未だ捕まっていない、現在進行形で犯行を企てている殺人犯でもあり、彼の中では家庭の悩みと犯行に関しての悩みが複雑に絡まり合っています。彼は異常だけど、描写されている思考それぞれにはかなり多くの部分で共感できてしまうところが怖くもあり、面白くもありました。

    0
    2024年09月10日
  • 殺人記念日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これはめちゃくちゃ面白い!
    翻訳とは思えないほど文章が読みやすく、500頁超えだがグイグイ読まされる。終わりに近づくにつれてどんどんのめり込み、そしてあのラスト。

    夫婦のシリアルキラー→妻の裏切り(寝たことへの復讐)→逃避行、家族総出の直接対決→妻が死に、夫は正当防衛で無罪に→そしてまた...

    この流れ、もう完璧。
    緊急情報カード、目薬などのキーアイテムの使い方もまた見事。サスペンスはどうもハマれないものが多いのだが、これは最高。

    0
    2022年07月15日
  • 殺人記念日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうしても大好きな富樫倫太郎さんのSROシリーズを思い出さずにはいられない。アメリカの近藤房子と言いたくなるわたしの妻。

    これはおもしろかった。一気に読めた。

    0
    2021年05月02日
  • 殺人記念日

    Posted by ブクログ

    一人称のミステリー。面白くて一気読み。新しい犯罪を計画しながら過去の事件も徐々に明かされる構成。日頃の会話から子供を大切に思ってるありきたりの家族の様だが実は‥どんどん引き込まれていった。今は今年1番かも。

    0
    2021年04月12日

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