作品一覧

  • 倫理学入門 アリストテレスから生殖技術、AIまで
    3.8
    1巻1,056円 (税込)
    善と正の違いは何か。権利と義務の関係とは――。本書は、倫理学の基礎からはじめて、法、政治、経済、宗教と倫理を関連づけながらその意義を再考する。アリストテレスやカントらによる5つの主要理論を平易に概説。さらに、グローバル経済、戦争、移民、安楽死、環境破壊、人工知能など現代社会の直面する難題について倫理学の観点から考察する。社会契約論や功利主義にかんする10の図解と26名の思想家のコラム付き。

ユーザーレビュー

  • 倫理学入門 アリストテレスから生殖技術、AIまで

    Posted by ブクログ

    アリストテレスから生殖技術、AIまで、という副題の通り、紀元前の哲学者の話から現代の科学技術の倫理的な話が書かれています。
    かなり、丁寧に説明された本でした。
    最後に、異星人と世界の首脳らの会談の説話は、星新一のショートショートを彷彿とするもので、とても面白かったです。

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    2025年09月29日
  • 倫理学入門 アリストテレスから生殖技術、AIまで

    Posted by ブクログ

    タイトル通り倫理学の入門書。時系列というよりかは、ジャンルごとの思想家・哲学家がピックアップされているから、思想の関連性やどのように影響されたのかといったストーリー性があって読みやすい。

    現代社会や実生活の文脈も踏まえていることから、哲学がすごく身近に、そして具体的なものに感じる。抽象的な議論を日常生活レベルにも落とし込むことができるようになりたい。

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    2021年05月04日
  • 倫理学入門 アリストテレスから生殖技術、AIまで

    Posted by ブクログ

    思い返せばコロナ禍が始まったあたりから、なんとなく内省する時間も増え、内省の質自体が変わってきたような気がする。果たしてそれがコロナ禍という時代によるものなのか、40代も後半に入ったという個人的な状況のせいなのかは不明だけど。

    変化した内省の質、何がどう変化したかというと、「あの時の自分の行動に対する内省」ではなく「自分にとって善い行いとは」みたいな抽象度の高い問いをぐるぐる考える時間が増えた。

    そこで目に入ったこちらの新書、「倫理学入門」
    入門って書いてあるし、そもそも道徳と倫理の違いとかもよくわかってないし、いっちょ読んでみるか!と手に取った。

    端的に感想を言うなら、
    めっちゃ難しい

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    2024年11月25日
  • 倫理学入門 アリストテレスから生殖技術、AIまで

    Posted by ブクログ

    ・1回通読。倫理規範のグルーピング、代表的な倫理理論がとてもわかりやすく整理されていて良かった
    ・後半の応用倫理の話は、どこかしらで耳にしたことのある議論が多かったので前半に比べると退屈したが、未来への責任、土地理論などは頭の中で色々と発展して楽しめた
    ・メタ倫理学の話はあまり書かれていないので別文献を参照することにする

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    2024年03月27日
  • 倫理学入門 アリストテレスから生殖技術、AIまで

    Posted by ブクログ

    倫理という分野の歴史を見ながら、答えが出ないながらも、正しさとはなんであるかを見出そうとしている様がわかる。

    そしてその活動が法を改定しながら、私たちがいま当たり前に享受しているものに結びついていることを知る。

    事実命題から規範命題は導けないというが、実際のところはなるべく納得ができて矛盾が起こらないようにたくさんの理由で支えている。

    現在の社会(つまり法)は功利主義的なものだと思っていたが、功利主義であれば所得をまったく同じにしないといけないのかもしれない。そしてそれをしてしまうと人々は努力をしなくなる。

    どの主義にも一貫性があって説得力がある。しかし、どれかの主義だけを採用してしま

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    2023年07月04日

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