作品一覧

  • 創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語

    創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻2,860円 (税込)
    Artificial Intelligence(AI)=人工知能を用いたアートや音楽など創作に関する取り組みを題材に、人間の創造性とAIの関係、その未来像について考察した一冊。 社会における注目度が急速に増し、日常の何気ない会話の中にも登場するほど、私たちの生活に浸透しつつあるAI。一方で、AIの実像について理解できている人はそう多くありません。「近いうちにAIが人間の能力を凌駕する」、「AIが仕事を奪う」といった話がマスメディアでまことしやかに囁かれ、「AI時代」を生き抜くために必要な能力を議論する書籍をよく目にするようになりました。機械的な計算を超人的なスピードと正確性でこなすAIに対して、「人間のアドバンテージは機械にはない創造性にある」、「AI時代を生き抜くためには創造性を養う必要がある」、そんな議論もよく耳にします。 本書はこうした話とは、趣旨が大きく異なります。創造性を持つ人間と、持たないAIという二項対立で捉えるのではなく、まずは「機械は創造性を持ち得ない」という先入観を疑ってみることとします。その上で、「AIも人とは違う創造性を持ち得るのではないか」という仮説に基づいて議論を進めます。 AIとは何か。ただの道具か。AIによって人の能力、特に創造性をどのように拡張できるのか。そもそも、創造性とは何か──。機械による模倣が人の創造性を拡張してきた歴史を紐解きながら、世界中で行われている現在進行形の取り組みに注目し、より豊かなAIと創造性の未来を照らし出します。 創造性という極めて人間的な心の働きを、新しい人工物の上で模倣することで、私たち人間の創造性について、新しい視座を得ようとする試みともいえます。AIというレンズを通すことで、創造するという行為が全く新しい姿を見せてくれることに驚くはずです。

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  • つくることとAI 生成と複製のあいだで

    つくることとAI 生成と複製のあいだで

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻2,750円 (税込)
    絵を描くこと、曲を作ること、文章を書くこと。 そのプロセスを楽しむすべての人へ。 Artificial Intelligence(AI)=人工知能、とりわけ昨今急速に普及した「生成AI」を題材に、AIの進化が人間の「つくる」という行為にもたらす光と影を浮き彫りにし、創造性のあるべき未来像について考察した一冊。 生成AIの登場により、私たちの仕事や創作活動は劇的な変化を遂げています。誰もが簡単にそれらしい文章や音楽、絵を生み出せるようになった一方で、その見かけの生産性向上の裏で起きている本質的な変化に目を向けている人は多くありません。 生成AIとは何か。どのような仕組みで発展しているのか。私たちの創造性を拡張する存在なのか、自動化の道具にすぎないのか。本書では、生成AIがもたらす影響を5つの切り口から整理し、経済性の話が支配的なAIをめぐる議論に、創作というレンズを通すことで全く異なる論点を提供します。 筆者自身の実践的なプロジェクトやAIの探求の歴史を紐解きながら、効率化を極めたAIの先にある、人間とAIが共創するオルタナティブな未来を照らし出します。自らの手で「つくる」ことを手放さないために、私たちはAIとどう向き合うべきか。AIの本質を知ることで、創作行為の価値がかつてないほど鮮明に見えてくるはずです。

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ユーザーレビュー

  • つくることとAI 生成と複製のあいだで

    Posted by ブクログ

    丁寧で非常に良い。

    各章の流れも解説もよくまとめられているが、最も重要だと感じたのは「フクセイAI」と捉えるべきであるという芯を捉えた主張と、道具の誤用可能性のくだりだ。

    テキストエディタでも、例えばAA文化や、txtのファイル名をフォルダ内における注記や小題のように使う手法のように誤用可能性は存在するが、鉛筆やペンなどにおける可能性と比べれば非常に範囲が小さい。

    思えば、デザインの世界では直観的に、誤らず使えるようにすることが求められる。そこにアート性を持ち込むと、面白いものは出来るが、一方で作業、仕事としては使いにくくなる。

    シンプル過ぎて間違えやすい男女トイレのマークだとか、景観に溶け込み過ぎて見つけられない消火器などデザインのアンチパターンは時折物議を醸す。

    アプリでは、近年は特に汎用的なアプリは避けられていて、様々な機能を搭載したものよりも、直観的に使える、1アプリ1用途のものが望ましい傾向もある。

    スーパーアプリを目指す傾向もあるとはいえ、多様な機能を搭載したアプリほど使用時に迷い、開発のコストも上がり、段取りも単一障害点も増大する。完成度が低くともスピーディに世に出して、まずシェアと権利を取り、それからブラッシュアップしていくというのが開発の世界でのスタンダードになりつつある。

    これらの例は全て、アートではなく、経済合理性ドリブンだからだ。
    現在のAIは経済合理性の文脈の中にあって、提供する側も使う側も、経済合理性をベースにハンドリングする。

    それをアートに用いるというのが、まぁある意味でアートなわけだが、中々に使いにくいものなのであろう。それでいながら、アートの領域を狭めうる圧力を持つが故に厄介なのだ。

    アートの側からその問題児をどう扱うか、やれることとして、徳井氏の主張する、「そもそも生成という言葉よりもフクセイ(≒複製)の方がエクタイプ的性質を正しく表すことを理解すること」と、LLMレベルからアートに組み込んで活用するアプローチは的を得ていると思う。

    自分は手を動かして作ることも楽しいと感じる方なので、AIとは関係ない世界での創作にも携わり続ける。また同時に仕事においてAIをフル活用してゴールを見据えた形での経済的価値を生み出しもする。

    ただし同時に、AIを用いてクリエイティビティをどう発揮するかという点について考え続けるということも、弛まずに進めようと改めて思った。

    0
    2026年10月07日
  • つくることとAI 生成と複製のあいだで

    Posted by ブクログ

    楽しく読めました。
    AIと対話し続けてきたアーティストである筆者の視点は、ある種緊張をもたらすような、けれどオープンマインドな教訓に富まれており、大変興味深い一冊でした。

    0
    2026年07月20日
  • 創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語

    Posted by ブクログ

     創るという作業は、過去の作品の影響を大なり小なり受けている。沢山の学びの中から人それぞれの思考、個性が加えられ、オリジナルな作品が生まれる。良作をまねただけの作品は模造品のように映り、本物には敵わない。モノマネ芸とAI美空ひばりの対比はとてもわかりやすい例。
     これに対し、生成AIは人の理解を超える量・速度ではあるものの、同様のプロセスを経て何かを創る。その上で、模造品とならないオリジナルな要素を含めることができるかどうかが、価値のある作品になるかの境目になる。
     生成AIの技術が実用化されはじめた昨今、AIに関する賛否が議論されているが、効率化のみならず、価値があると誰もが判別するようなオリジナルな作品が生成AIで創られた時、世の中の風向きが大きくなるのではないかと本書を読んで思った。

    0
    2024年12月04日
  • 創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語

    Posted by ブクログ

    現状、AIと芸術(主に絵画・音楽)についてこれ以上議論する内容が思いつかないぐらい決定的な良書だと感じた。素晴らしい。

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    2022年09月17日
  • 創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語

    Posted by ブクログ

    とても面白かったです。私自身はAIに対して楽観も悲観も持ち合わせていますが、少し楽観的に使おうかなという気分が強くなる本でした。本書自体はアートとAIの交差点という趣ですが、おそらくそれに限りません。研究の世界も類似点はたくさんあり、一線で戦うというのは新しいテクノロジーとうまく付き合うということなのかもしれない、と感じました。

    0
    2021年06月27日

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