作品一覧

  • キュリー夫人と娘たち 二十世紀を切り開いた母娘
    3.5
    1巻3,410円 (税込)
    目 次 第1章 意志の力――ポーランドからフランスへ 第2章 科学と愛――希望と試練 第3章 第一次世界大戦――前線のマリーとイレーヌ 第4章 アメリカ――夢想を超えた啓示 第5章 ある女性科学者の輝きと黄昏 第6章 キュリー家の姉妹――暗闇から日の当たる方へ 第7章 第二次大戦の混乱の中で生き別れたイレーヌとエーヴ 第8章 冷戦下の軋轢で引き裂かれた家族 第9章 エーヴ・キュリー――亡くなった人たちへの誠実な行動  謝辞  訳者あとがき  原注  主要参考文献
  • 同意
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    14歳の少女は、36歳も年上の有名作家になぜ「同意」したのか? そして二人の関係を蝕む「毒」とは何か? デュラス『愛人』にも負けない、燃え上がるような真実の力に圧倒される。 フランス社会を震撼させたこの衝撃を体験せよ!  ――野崎歓 名簿に名前は載っているのにいつも不在の幽霊会員のような父親。読書に対する際立った嗜好。性に対するかなりの早熟さ。そしてとりわけ、見守られたいという途方もない欲求。ここにすべての条件が整った。――本書より

ユーザーレビュー

  • 同意

    Posted by ブクログ

    恋愛に年齢は関係あるのか、中々複雑な問題ではあるが、答えは絶対にYESだと思う。
    正確に言えば恋愛に年齢は関係ない(未成年者除く)と答えたい。
    性被害は必ずしも無理矢理レイプされたり、見知らぬ人間から被害を受けるわけではない。
    むしろタチが悪いのが弱みに漬け込んだり、優しさや尊敬、信頼を利用した性暴力だ。
    特に未成年がゆえの無知や思春期特有の感情には漬け込みやすい。言わば洗脳に近い。
    この本でもタイトルにあるように間違いなく主人公は「同意」した。未成年への性行為の法律があるにせよ、同意があれば問題ないと言うような意見がある。
    しかしそれは本当の同意なのか?同意の定義とはなんなのか?常日頃胸につ

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    2021年03月11日
  • 同意

    Posted by ブクログ

    フランスの文学界が激震。14歳の時に当時50歳だった流行作家ガブリエル・マツネフ氏から1年間に渡る性的虐待にあったヴァネッサ・スプリンゴラ氏が出版した『同意』。その邦訳が本著。

    様々な考えがあるが、社会的コンセンサスとしても、小児性愛は刑事罰を伴うものである。LGBTQでは性的指向の多様性に理解を示す中で、この境界線は対象年齢だ。子供の〝合意“は無効。これは、その他の契約事項にも準ずる考えで合理的な考え方だ。

    この問題を理解するポイントは後二つあると思う。一つは思春期における自己暗示や自我の形成に要する自己否定。もう一つは、男女の性の力関係の差異。つまり、年齢による社会責任、人格未形成時に

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    2023年07月09日
  • キュリー夫人と娘たち 二十世紀を切り開いた母娘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本のタイトルに惹かれて読んでみた。
    キュリー夫人は小学生の時の何の教科書だったかは記憶にないが、『暗闇の中に光る物質を見つけたのが、ラジウムだった。』的な内容は記憶している、その時の挿絵とともに。
    しかし、放射性物質の発見者くらいしか彼女のことは知らなかったから、新刊で出たこの本を読みたくなった。
    もちろん翻訳本だが、書き手のクロディーヌ・モンティユさんの書きぶりは少々まどろっこしく、3人の歴史的背景を説明するくだりは重なりもあり、登場人物も多くなかなかな本だった。
    しかし、読後は知らなかったことを知りえた満足感に包まれた。
    聡明な3人の女性たちの生き様が迫ってくる気がした。
    そしてまた、

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    2023年04月10日
  • キュリー夫人と娘たち 二十世紀を切り開いた母娘

    Posted by ブクログ

    子どもの頃読んだキュリー夫人の伝記。
    彼女と2人の娘を軸にキュリー一族の歴史が語られ、大変興味深い本でした。
    しかし、忠実な翻訳ということで、正直非常に読みにくい日本語であったというのが率直な感想です。

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    2023年04月30日
  • 同意

    Posted by ブクログ

    自伝とは言いにくい。本人さまが14歳当時に著名な作家50歳と恋愛関係にあり、自分は自ら同意の元により、未成年であるに関わらず、性的関係にあった、自分も犯罪に加担していたのではないか?という罪悪感から逃れたいために執筆したとのことで、うーん。結構なー、「知っていて止めない周りが悪い」とか、うーん。結構母親を責めてるが、(作家は母親の知り合い)じゃあ反対したとしても、火に油注ぐだけでしょ?なんかなー。狡さってなんなのか?若さを奪われたとか言ってるけど、当時若者達と付き合えなかったのは自分なのになー。

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    2021年06月03日

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