作品一覧

  • HHH インド人、ジャパンの競馬をHelpします!
    4.0
    「HHH(エイチ エイチ エイチ)」とは、 Hindi Hokkaido Horseman(ヒンディー・ホッカイドウ・ホースマン)のこと。 インド人が急増している町が北海道にある。 競走馬の産地、浦河町。 (2025年初夏時点で、400人ほどがこの町に暮らす)。 今、競走馬の生産現場は、多くのインドからの働き手によって支えられているのだ。 そこに密着2年間。そしてわかった 「インド人がいなかったら、日本の競馬は成り立たない!」というリアル。 そして「なぜ、この町では多民族が共生できているのか?」の謎。 ・インド人は、なぜ灼熱の地から氷点下10℃の北海道にやってきたのか? ・彼らは競走馬の調教に長けているのか? ・日本社会を彼らはどのように見ているのか? ・一方で、日本社会は彼らをどのように受け入れているのか? ・そもそも、競走馬の育成システムはどのようなものなのか? ・JRAはなぜ「競走馬の育成は、外国人がいなければ成り立たない」という現状に沈黙を続けるのか? ・そして、外国籍の方に対して厳しい日本は、少しでもマシな国になっていくのか? ・・・・・・など。 何も問題がないなんてことはありえない。むしろ、毎日問題は起きている。 でも共存。だって仲間で、同じ人間じゃないか。 競走馬育成の現場を通して多文化理解を志す人々を見つめた、 友情と傷心と希望のノンフィクション! 【著者プロフィール】 河野 啓(こうの さとし) 1963年愛媛県生まれ。北海道大学法学部卒業。1987年北海道放送入社。ドキュメンタリー、ドラマ、情報番組などを制作する一方、ノンフィクションの執筆に取り組む。著書に『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(第18回開高健ノンフィクション賞)、『北緯43度の雪 もうひとつの中国とオリンピック』(第18回小学館ノンフィクション大賞)、『ヤンキー 母校に恥じる ヨシイエと義家氏』など。
  • デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
    4.0
    両手の指9本を失いながら“七大陸最高峰単独無酸素”登頂を目指した登山家・栗城史多氏。エベレスト登頂をインターネットで生中継することを掲げ、SNS時代の寵児と称賛を受けた。しかし、8度目の挑戦となった2018年5月21日、滑落死。35歳だった。彼はなぜ凍傷で指を失ったあともエベレストに挑み続けたのか? 最後の挑戦に、登れるはずのない最難関のルートを選んだ理由は何だったのか? 滑落死は本当に事故だったのか? そして、彼は何者だったのか? 謎多き人気クライマーの心の内を、綿密な取材で解き明かした第18回開高健ノンフィクション賞受賞作!

ユーザーレビュー

  • HHH インド人、ジャパンの競馬をHelpします!

    Posted by ブクログ

    競馬の世界にいない河野氏によるノンフィクションルポ。HHHはヒンディー・ホッカイドウ・ホースマンの略称(造語)だが、登場人物はヒンディーに限られず、イスラム教徒もいるし、出身地もインドに限らずベトナム・南アメリカ・ジンバブエなど幅広い。また、取材地も北海道が中心だが、千葉に行った人を追いかけたりもしている。

    北海道ではインド人が多数いることや、マレーシア人のエージェントがいることはなんとなく噂では聞いていたし、地方競馬場では日本人ぽくないルックスの方が馬を引いているのをよく見るようになった。
    そのあたりの事情が非常によく分かる。

    浦河町では2015年に13人のインド人が初めて住民登録をし、

    0
    2026年02月05日
  • デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場

    Posted by ブクログ

    日本の登山家 35歳という若さでこの世を去った栗城史多さん この本で彼の存在を知り色々な意味で、色々な方面で影響力のある冒険家と思った。凍傷で指を失いながらもエベレスト登頂に挑む姿勢。独自のこだわりがあったんだろう。登頂に成功していたら…もう その後に続く彼の描いたシナリオ夢や目標を知ることができない

    南西壁挑戦の謎を解く
    夢枕獏さんの「神々の山嶺」読んでみようと思います。

    0
    2023年08月02日
  • デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場

    Posted by ブクログ

    登山家・栗城さんの訃報はなんとなく覚えている。
    自分の登山する姿をネット配信するヒト、ぐらいの認識だった。

    一人の人間が持つ魅力、エネルギー、挑戦、挫折、そして人間としての弱さを丹念に描いた文章にドラマ以上のドラマを感じた。

    最後、それまで著者がその存在に胡散臭さを感じていた占い師との対話によって一気に解き明かされる本当の姿。
    著者が栗城さんに対して抱く浅からぬ愛憎があってこそ、たどり着けた真実であるように感じた。

    白くて大きく立ちはだかるエベレストに、ちっちゃなちっちゃな人間が挑む。
    でもその人間自身もその人生の毀誉褒貶や、複雑な人間関係をはらむ、いわば小宇宙なのだ。

    0
    2023年07月27日
  • デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場

    Posted by ブクログ

    栗城さんは、純粋な登山家というのではなく、山に登るインフルエンサーとでも定義すべき人なんだろうと感じた。
    以前ならば自分で自分の業績を宣伝するには(あえて宣伝と書きます)せいぜい自費出版位で、しかも自費出版本などほとんど影響はないのですが、技術の進歩によりやり方によっては本当は内容が伴わなくても、影響を及ぼすことが可能になった。
    しかしいいことばかりでないのは自明の理で、ある意味栗城さんの死はそれによって引き起こされた可能性だってある(それとなく文内でも暗示されているが)
    報道に携わる人そして情報を受け取る我々も、この点はくれぐれも考えてゆく必要があると強く思った。

    0
    2023年05月04日
  • デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2023/3/15 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2023/6/1〜6/8

     劇場型登山家?栗城史多氏の取材をしていた河野氏による、栗城氏のノンフィクション。第18回開高健ノンフィクション賞受賞作。
    活動当時から栗城氏の名前は知っており、毀誉褒貶の激しい人だなぁ、と思っていたが、こんな人だった(少なくとも河野氏の眼を通しては)んだな、ということがよくわかる。他分野でもこういうタイプの人は居ると思うが、私個人としてはあまり関わりたくない感じの人だと思った(栗城氏もそうであったように、近しい人にはものすごくファンも多いのかもしれないが)。なかなか、考えさせられる内容であった。

    0
    2023年06月08日

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