木村映里の作品一覧

「木村映里」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 医療の外れで
    きっと筆者の評価しない姿勢が、これだけの言葉を彼女に託したんだろうなぁと思った。

    たぶんセクシャルマイノリティー、シングルマザー、水商売、生活保護、精神疾患など
    関わることがなければ他人事のように感じてしまう自分の周囲にあるものを身近に捉えてそれを文章に認めたことに感謝を覚えた。

    自分のことを語...続きを読む
  • 医療の外れで
    医療従事者が治療の枠の中から人々を見続けていることによって無意識の差別的意識をもつことを、各章で散々思い知らされる。しかし、医療従事者が差別される立場に置かれた感染パニックを経て、条件付きの差別の禁止をうたうことも誤りだったと筆者が自覚する。
    看護師のフィールドは、苦しみと傷つけ合いの連続だけど、そ...続きを読む
  • 医療の外れで
    私は文章を書くのが苦手で、うまく伝えられないのですが、読んでよかったと思う本です。
    なんなら、よく書いてくださいましたというような感じで、今看護師さんも大変ななかで、この木村にしか書けないであろうという内容でした。今、書いてくださったことが、多くの人に届いたり、理解したり、知ってもらえたらいいなと思...続きを読む
  • 医療の外れで
    もっとも差別から遠くあってほしい医療現場だけれど。「けれど」の行間にあるさまざまなマイノリティの声、医療現場の葛藤、そのどちらも見つめながら丁寧に思考していく文章に惹かれます。こういう人でありたいなと思わせる著者の魅力も。
  • 医療の外れで
    “どんな状況でも存在する不変の愛情は美しいけれど、親子だろうが家族だろうが「愛情があって当然」なんて、きっと思わないほうがいい。環境次第で愛情は失われ、愛情の残骸は暴力になります。”(p.96)


    “「危険で過酷な状況で頑張っているから差別しないで」は、反転すれば「頑張っていない人は差別されても仕...続きを読む

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