作品一覧

  • 物理学レクチャーコース 素粒子物理学
    5.0
    1巻4,070円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 物理学の醍醐味のーつは、物理法則が美しく彩られた数式の形で表されることである。本書は、「相互作用」と「対称性」に着目して、3つの相互作用(電磁相互作用、強い相互作用、弱い相互作用)を軸に、対称性を通奏低音のようなバックグラウンドにして、「素粒子の標準模型」を理解することを目標に据えた。 標準模型の基本数式を理解するためには、「テンソル解析」「群論」という数学と「場の量子論」という物理学が必要になる。これまであまり馴染みのない数式や表現に戸惑うかもしれないが、本格的な専門書や論文を読むための踏み台となるような内容と解説に心掛けたので、そのモヤモヤした気持ちをグッと堪えて、とりあえず受け入れて読み進めてほしい。その後で、気になった数式に戻って、専門書なども参考にしながら、自分で導出してみたり、その意味するところをあれこれ考えてみるとよいだろう。
  • 理解する力学 科学する心と術を学ぶ
    -
    1巻2,750円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、将来、自然科学を用いた研究や技術開発に挑むであろう学生向けの力学の教科書である。高校で「物理」を学んでこなかった学生も理解できるように、各章とも初歩的な内容から始めて、いわゆる標準的な力学の内容を網羅した。各章には、身の回りの題材を含めた章末問題を10題前後用意し、実力養成のための発展問題も収めた。また、力学を理解する上で必要な数学(ベクトル、微分、積分、三角関数など)についても随時説明を加えた。 力学は、身近に視覚的な題材が多く存在し、かつ実験で検証しやすいこと、中学校で基礎的な内容を定性的に学んでいること、定式化において用いる数学はそれほど難解ではないこと、(適切なヒントが与えられれば)独力で理論をつくれること等から、学生の「能動性」と「創造性」を育むための格好の教材となる。本書を通して、力学から「科学する心と術」を学んでいただければ幸いである。
  • 相対論的量子力学
    5.0
    1巻5,060円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「相対論的量子力学」とは「特殊相対性理論」と「量子力学」が融合された理論で、1928年に提案されたディラック方程式を基礎方程式とする。したがって、「特殊相対性理論」と「量子力学」を学んだ方が本書の主な対象であるが、これらに関する基本的な概念と知識を付録に記載したので、大学の下級生でも意欲のある学生ならば、自主学習や自主ゼミを通して読みこなせる構成になっている。 第I部では、相対論的量子力学の構造と特徴について学ぶ。具体的には、ディラック方程式を導出し、そのローレンツ変換性、解の性質、非相対論的極限、水素原子のエネルギー準位、負エネルギー解の解釈について考察する。第II部では、相対論的量子力学の検証について学ぶ。具体的には、電子・陽電子などの荷電粒子と光子の絡んださまざまな過程(クーロンポテンシャルによる散乱、コンプトン散乱、電子・電子散乱、電子・陽電子散乱)に関する散乱断面積を導出し、高次の量子補正について考察する。なお、本書をマスターされた方は、次のステップとして同選書『場の量子論 -不変性と自由場を中心にして-』(坂本眞人 著)に進まれることをお勧めする。

ユーザーレビュー

  • 物理学レクチャーコース 素粒子物理学

    Posted by ブクログ

    素粒子物理学を学ぶ上で必要な前提知識(特殊相対性理論・量子力学)から,メインとなる場の量子論・量子電磁力学・ゲージ理論,さらに先に行くための量子色力学など長く使える教科書。

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    2025年06月07日
  • 相対論的量子力学

    Posted by ブクログ

    本書のメインはディラック方程式であり,量子力学の学習において終盤で軽く触れた概念であろう。本書では非常に丁寧な式展開を通して,相対論的量子力学の理論と適用を示していく。

    0
    2024年02月10日
  • 相対論的量子力学

    Posted by ブクログ

    式の展開はこれ以上ないというほど丁寧。学部レベルの理解と前提知識で独学が可能な、ありがたい教科書である。

    最後の2章=高次補正はやや難易度が高い。

    付録については、復習的なB,Cは、やはりこれだけでは苦しい。量子力学、特殊相対論、電磁気学、群論は前提知識として、それぞれ別書で学んでおいた方が良い。

    発展的な付録D,E,Fは、深い理解はおぼつかないが、超対称性理論やD次元ミンコフスキー空間など、より先端の理論に触れられてワクワクする。

    致命的な誤植がないのも、物理学の本としては本当に珍しい。

    0
    2017年06月12日

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