作品一覧

  • RCT大全――ランダム化比較試験は世界をどう変えたのか
    4.2
    1巻3,520円 (税込)
    ・10代少女に赤ちゃん人形を与えて育児を体験させると、早すぎる妊娠を防げる? ・素行の悪い青少年を、刑務所の極悪犯と対面させると矯正できる? ・貧困地域からの引っ越しを補助すれば、家族の経済状況は改善する? ・不況下で職探しのヒントが詰まった冊子を配布すると就業者は増える? ・X線検査で背中の痛みを調べられる? ・『セサミ・ストリート』の1話で教えるのは何文字がいい? ・マイクロクレジットは貧困世帯の所得を上げる? ・デパートの営業時間を短縮すると利益は増える? 被験者を2つのグループにランダムに割り当て、介入の効果を測定するランダム化比較試験(RCT)。この決定的手法は、これらの疑問にどう答えてきたのか? 壊血病の昔から、最先端のウェブビジネスまで、医療、教育、経済、産業といったあらゆる分野でエビデンス革命を起こしつつあるRCTを網羅的に紹介。巻末には「実施の10の掟」を収載する。
  • 読みだしたら止まらない 超凝縮 人類と経済学全史
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    経済学が何倍も面白くなる! 農業革命から人工知能まで、世界は経済の力に動かされてきた。 多様な経済学の魅力を伝える、すべてのビジネスパーソン必読の書! 世界14カ国で刊行! 2023年ノーベル経済学賞受賞者絶賛! 古代のエジプトやローマでは、生産性を高める発明がなぜ生まれなかったのか? 日本のエリート層に武士の姓を持つ人が多いのはなぜだろうか? ハイエクとケインズの、不況に対する考え方の違いとは? 戦後の数十年間に、格差が縮小した理由とは? 収入の多さは幸福度を左右するのだろうか? 経済発展や経済学の歴史とその確立に貢献した人物を振り返りながら、 これらの問いへの答えを見つける壮大な旅に出よう。 「経済学に関する本を1冊だけ読むなら、明解で洞察に満ちた、注目すべき(そして短い)この本だ」 ーークラウディア・ゴールディン、(2023年ノーベル経済学賞受賞者) 「今日の経済について理解したい人にとって、必読の書である」 ーーベッツィー・スティーブンソン(ミシガン大学経済学部教授) 「経済学に興味はあるけれどもよくわからないという人は、本書から十分に学ぶことができるだろう」 ーーキャロライン・ホックスビー(スタンフォード大学経済学部教授)

ユーザーレビュー

  • 読みだしたら止まらない 超凝縮 人類と経済学全史

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて。
    もっと人気が出てもおかしくない本だと思いました。
    歴史は政治史から語られることが多いですが、経済史から語られるとこんなに面白いんだー!と新たな発見です。
    私はとても面白く読みましたが、夫にも読んでもらったところ、難しいとか、わからないことが多いとか言われてしまったので、とっつきにくさはあるかもしれません。
    ケインズとハイエクの比較にはニヤリとしてしまいました。
    タイトルの通り、「超凝縮」ではありますが、ざっくりと全体像を知ることができ、有益な1冊でした。

    0
    2025年10月04日
  • 読みだしたら止まらない 超凝縮 人類と経済学全史

    Posted by ブクログ

    世界の事象について超のレベルで博識であるが、日本にありがちな「知っている知識量」ではなく、深く体系化されている点で稀有な経済学者。経済学が面白くなるし、社会への現実的な理解が深まる。
    1.「比較優位の法則」リカード→サムエルソン
    現代経済学の根幹を支える考え方。一人・一国が全てを作るより、分業をすることで生産性は圧倒的に高まる。この考えで、関税障壁を小さくする努力より世界経済は発展を遂げてきた。
    自国の強みに特化する政策が最重要。
    (1)成熟すると、引き揚げるべき産業にも補助金で維持する要求が強くなる
    (2)トランプ関税は明らかにこの理論に反する
    2.格差を放置しない
    自然に任せると、資本利回

    0
    2025年08月03日
  • RCT大全――ランダム化比較試験は世界をどう変えたのか

    Posted by ブクログ

    RCTの破壊力、政策担当者・一般には受け付けられにくい難しさなどが具体例で分かりやすい
    政策担当者、ジャーナリストには必読書としてほしいが、相関と因果を混同して他人を罵倒するような日本では難しいかないやそんな日本だからこそ本書が重要なのだろう

    0
    2020年12月13日
  • RCT大全――ランダム化比較試験は世界をどう変えたのか

    Posted by ブクログ

    ある意味、ファクトフルネス以上にファクトに迫る本だ。
    Webの世界にいる人ならおなじみのA/Bテストは、このRCTに基づいたものだったりする。
    そしてそのRCTがいかに「直感に反する」事実を詳らかにしてきたか、またその真実を浮き彫りにする性質ゆえ抵抗にあってきたかということがよくわかる一冊。
    それにしても「倫理」の問題は深淵で難しい。

    0
    2020年11月27日
  • 読みだしたら止まらない 超凝縮 人類と経済学全史

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ経済学の本を読みました。
    歴史で習ったことが色んな面で経済に繋がってることを知りとても面白かったです。
    下記のコメントが一番印象に残りました。

    完全な民主主義国どうしのあいだで戦争が起こったことは、歴史上一度もない
    ※ポリティプロジェクトやエコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる定義では、市民の自由が守られ、民主的な政治文化が浸透し、司法権の独立と報道の自由が保障されているのが完全な民主主義国であるとされる。

    0
    2025年06月01日

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