作品一覧

  • 東京ゼロ地裁 執行 1
    -
    1~3巻770~803円 (税込)
    東京地裁民事部の山代忠雄は派手な刑事裁判とは無縁の中年判事。だが、誰にも言えぬ裏の顔があった。その正体は霞が関「東京ゼロ地裁」裁判長――刑事事件の被害者側が民事で勝ち取った賠償金を踏み倒す悪党を、同じ手口で100万倍返しのうえ取り立てる影の裁判所のボスなのだ。いじめの主犯格や極悪レイプ魔など許せぬ未払い人を追う山代は、部下の熱血執行官、歌舞伎町の凄腕美人女医らとともに、ターゲットの金も命も容赦なく強制執行していく。書き下ろしシリーズ第1弾!
  • 極刑
    4.0
    1巻836円 (税込)
    愛娘を殺されながらも極刑を望まなかった半田龍樹は、妻とも別れ、小さな居酒屋を始めた。一見、平穏に流れる日々――。だが、常連客は知らなかった。龍樹の陰の“制裁”を。卑劣な罪を犯しながらも逃げおおせた者を執拗に追跡し、淡々と運命の引き金を引いていく龍樹。黒い血に塗れた両の手は、やがて思いがけない事態を引き寄せてしまう。猛毒ミステリー『いっそこの手で殺せたら』で大注目の新進作家、衝撃のデビュー作。
  • いっそこの手で殺せたら
    3.8
    1巻946円 (税込)
    元教師のライター・筒見芳晃は十歳年下の可愛い妻・絵梨、年頃の愛娘・沙梨奈と何不自由のない暮らしを営んでいた。だが、穏やかな日々は突如一変する。勤め先から妻が帰ってこない。携帯電話も不通。不吉な予感に駆られて交番を訪ねた芳晃は、驚天動地の事実を告げられる。しかしそれは、やがて始まる忌まわしい悪夢の幕開けに過ぎなかった!! 衝撃ミステリー『極刑』で鮮烈デビューを飾った小倉日向が放つ、業と毒の問題作。

ユーザーレビュー

  • いっそこの手で殺せたら

    Posted by ブクログ

    「面白かった」という表現を使うのは、あまり適切ではないテーマだったけど、面白かった。良かった。

    再犯を繰り返す悪人には制裁が必要だと思う。
    大事な人を救いたい、被害にあった人を救いたいという想いで、復讐することに私は同感する。
    倫理の心がない人間には、やられた人の痛みを知らさないとダメだ。

    「自分がされたら嫌なことを他者にしない」
    この言葉を一人一人がもっともっと心に刻みながら行動に移せたら昨今の嫌なニュースも減るのになと思う。

    0
    2024年06月18日
  • いっそこの手で殺せたら

    Posted by ブクログ

    いっそこの手で殺せたら
    って考えた事は今のところないですけど、今後はわからないですよね、自分の家族がって考えたら。
    影響受けやすい僕はきっとこの手のニュースを見たら今まで以上に悲しくなって怒ると思う。
    とにかく久々におすすめしたい本です。

    0
    2024年06月01日
  • いっそこの手で殺せたら

    Posted by ブクログ

    小倉日向『いっそこの手で殺せたら』双葉文庫。

    これは面白かった。読み進むうちに深まる謎。プロローグを読むと主人公が教え子に手を出した不届き者の教師かと思えば、そうではなく。中盤の手前で性犯罪をテーマにした社会派小説であることに気付くのだが、全くの謎だらけなのだ。


    元教師で現在は在宅でライターを生業にしている筒見芳晃は10歳年下の妻・絵梨と年頃の娘・沙梨奈と3人で平穏な暮らしを送っていた。

    ある日、勤め先から帰って来ず、携帯電話も不通である妻を心配した芳晃は不吉な予感に駆られて交番を訪ねると、妻が職場の近くで都の迷惑防止条例違反で逮捕されたことを知る。

    芳晃が勾留中の妻に接見しようとす

    0
    2024年05月23日
  • 極刑

    Posted by ブクログ

    娘を殺され、被害者家族の会で知りえた下衆どもを闇に葬る現代の必殺仕事人のような主人公。
    主人公の詳細は深くは描かれていないが、いずれ明らかになるのか・・・
    加害者を闇に葬るのは爽快だが、単純にそう思うだけでなく何か考えさせられるものがあるような感じがします。
    主人公は姿を消したのですが、次作を期待したい作品ですね。

    0
    2023年06月18日
  • 極刑

    Posted by ブクログ

    小倉日向『極刑』双葉文庫。

    著者のデビュー作。

    なかなかしっかりしたストーリーは最後まで緩むことがなく、最後の最後に大きな山場を持って来たところが好評価。

    世の中では連日のように様々な事件が報道されている。通り魔、ストーカー殺人、強盗傷害殺人、轢き逃げ、いじめによる自殺といつどんな事件に巻き込まれてもおかしくない状況だ。そして、こうした犯罪の加害者にも関わらず、罪から逃げおおせる輩が居る。

    本作は犯罪の加害者に密かに正義の鉄槌を下す現代の必殺仕置人のような男の話だ。

    かつて、野島恭介という19歳の男に愛する娘を殺害され、その幼い肉体を汚されたにも関わらず、男に極刑を望まなかった半田龍

    0
    2023年03月13日

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