ユーザーレビュー 本の読める場所を求めて 阿久津隆 頭がもげそうになるくらい、頷きたくなるような本だった。 ただ楽しみたくて、その世界に浸りたくて読む。 何処でも読書なんてできると思われがちなゆえに、蔑ろにされやすい読むという行為。 大切に、贅沢に、自分を労り、本を敬う。 その姿が「まるで祈りのよう」で、「本を読む人は美しい」と感じる著者の、どこまで...続きを読むも純粋な読書への愛こそが、美しいと感じた。 Posted by ブクログ 本の読める場所を求めて 阿久津隆 再読。読んでは行きたくなる場所、フヅクエ。最初に行くときは、体調や気持ちを整えて、じっくり読む本を見繕って、予約もしちゃおうかな。と気持ちだけが昂る。住まいからちょっと遠いので、まだ憧れの場所のまま。再読したら、あぁ、ここで働きたい。こんな店をやりたいという気持ちが強くなった。年齢的に現実になること...続きを読むは無いのだろう。でもそんなお店を東東京でやりたいなぁという気持ちはある。自分では難しいから、新店舗を東東京側に出してくれないかなぁとも。今年中にとにかく1回行ってみよう。 Posted by ブクログ 本の読める場所を求めて 阿久津隆 ネットでフヅクエの画期的な仕組みを知り、この本に辿り着いた。期待以上におもしろかった!本好きと、業種を問わず経営に携わる方にはぜひ読んでほしい一冊。自分がお店を持つなら、いい人が損をしない仕組みを作りたいと強く思った。 いつか地方にもフヅクエが出来ますように! Posted by ブクログ 本の読める場所を求めて 阿久津隆 フヅクエ阿久津さんの日記はどちらも読んでいたところ、気になっていたこちらも読み終えました。阿久津さんはきちっとロジックを詰めていらっしゃってでもそれがひとに押し付けるような苦しいものではない。映画館や野球場があるのなら「本を読むための場所」があってもおかしいことではない、まったくそのとおりだった。み...続きを読むんなハッピーならいいけれども、そうじゃなくていい、という潔さにどこまでもついていきたい。あと、ブックカフェの違和感について、言語化していただいてありがたい気持ちです。 引用してらっしゃった江國香織の小説はわたしも好きな場面。読書というのは排他的な行為。 個人的には、雑に使えない場所(意訳)というのに納得。何度かフヅクエには足を運んだが、数日前からわくわくしつつ、「今日はフヅクエ行っちゃうぞ〜」そんな気持ちでいつも、ちょっと緊張しつつも行っている、そんな場所。 あとがきの、本と自分の記憶を書き連ねる部分には目頭が熱くなってしまう。わたしも今まで読んだ本とその記憶について思いを巡らせてしまいました。 これからも、ただでさえ楽しい読書をもっと、楽しんでいこう、そう純粋に思える本です。 Posted by ブクログ 本の読める場所を求めて 阿久津隆 街に本を読む場所がない話は、その具体例も含めて大いに賛同。 だからこういう店(fuzkue)始めましたとなると、360度どこにもスキがないようにするためか、具体例がくどくも感じた。でもやっていることには賛同。 本を読むことに真摯な姿勢が心地よい。 Posted by ブクログ 阿久津隆のレビューをもっと見る