作品一覧

  • 西荻窪ブックカフェの恋の魔女 迷子の子羊と猫と、時々ワンプレート
    3.5
    1巻792円 (税込)
    ある本を買うと、魔女がどんな恋でも叶えてくれるんだって――。とある恋愛相談をきっかけに、西荻窪駅のコンビニでそんな噂を囁かれるようになったブックカフェの店主・月子。今日も恋に悩めるお客さんが「本」と「魔女」を求めてやってくる。だがもちろん月子は魔女ではなく、恋の魔法も使えない。そこにあるのはこだわりのワンプレートとおいしいドリンクと、いくつものウソだけ。ルールはワンドリンクワンプレートのオーダー。読書をしたり、時々魔女に恋の相談をしたり……。そんなブックカフェで、月子は恋の悩みを「本」になぞらえながら、またひとつウソをつく――。誰にも言えない恋に悩んでいるのなら、噂の「魔女」の店はこちらです。
  • 居酒屋のんの 今夜のおすすめ
    4.5
    1巻748円 (税込)
    新米イラストレーターの漣は、同期の個展の帰り道、居酒屋「のんの」に入った。いつの間にかついた同期との差を埋めるため、何かを変えなくちゃ! そんな焦りから抜け出すためだったが、そこには地酒と新潟県粟島の郷土料理、常連さんの笑顔があって・・・・・・。正解のイラストに迷ったり、気持ちがわからなくて悩んだり、一歩を踏み出すのが怖かったりしても、居酒屋「のんの」のおすすめで今夜も乾杯。優しく見守り安心感を与えてくれる常連客の嶺さんの隣が、いつしか世界で一番居心地のいい場所になっていく――。今日が美味しく終われば、明日もきっと大丈夫。「こんなお店に行きたい」が詰まった絶品郷土グルメ小説!
  • 八月の魔女
    5.0
    1巻704円 (税込)
    八月一日結、十七歳。祖母から孫に引き継がれるという魔女の血を引く彼女は、高校卒業後の進路に悩んでいた。十八歳までに、祖母の跡を継ぎ魔女になるかどうかを決めなければならない。けれど、町から遠く離れた山間の村で、祖母のように暮らしていく覚悟ができないでいる。そうして答えの出ないまま、今年も、祖母の元で魔女修業をする季節がやってきた。ただ、訪れた祖母の家には、初めて見る居候の青年がいて――?
  • 僕らの夜明けにさよならを
    4.2
    1巻550円 (税込)
    高2の女の子・青葉は、ある日バイト帰りに交通事故に遭ってしまう。目覚めると幽体離脱しており、キュウと名乗る死神らしき少年が青葉を迎えに来ていた。本来であれば死ぬ運命にあった青葉だが、運命の不具合により生死の審査結果が神から下るまで、キュウと過ごすことに。魂の未練を晴らし、成仏をさせるキュウの仕事に付き添ううちに、青葉は母や幼馴染・恭弥に対して抱いていた想いに気づいていく。そして、キュウも知らなかった驚きの真相を青葉が突き止め…。予想外のラストに感涙必至。沖田円が描く、心揺さぶる命の物語。

ユーザーレビュー

  • 居酒屋のんの 今夜のおすすめ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    居酒屋のような飲食店が舞台だと店主とお客さんのやり取りがメインになってくるように思うが、この話のメインはお客さん同士。
    美味しい料理と居心地のいい場所を提供する店主はサブキャラクター。
    メインはジャンルは違えどクリエイター同士なお客さん二人の微笑ましいような、羨ましいような、でもどこかもどかしい交流。

    作中のイラストレーターとしての描写も、そしてもう一つのクリエイターとしての描写も自分としてはリアリティ溢れるもので、絶妙な質感があった。
    「活字にも、温度があるんですよ」とは作中の言葉。
    それを最初から最後までひしひしと感じた作品だった。
    クリエイターにとって『冬灯』となる、道標となるお話だな

    0
    2025年11月27日
  • 八月の魔女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結と慧、セツ、詩乃ちゃん、いちかちゃん、安西さん等など、出てくるキャラクターたちが皆優しく温かくて幸せになれる物語でした。普通の人間として生きていくか、魔女として生きていくか、進路に悩む結の葛藤がよく描かれていたと思います。人々の愛に触れて成長していく結の過程を応援しながら読むことができて良かったです。素敵な物語をありがとうございました。

    0
    2025年04月04日
  • 西荻窪ブックカフェの恋の魔女 迷子の子羊と猫と、時々ワンプレート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    料理の描写がとても細かくて想像しやすかった。
    所々あれ?と思う点が散りばめられていて最後に線になる感じですごく面白かった

    0
    2024年04月01日
  • 僕らの夜明けにさよならを

    Posted by ブクログ

    展開が意外だった。
    なくしてから気がつくものがあるとわかる作品。
    恋愛ものはすぐ人主人公かその想い人殺すから同じなのかな?って思ったら違った!
    面白かった

    0
    2021年06月26日
  • 僕らの夜明けにさよならを

    購入済み

    沖田円さんらしい作品でした。

    ありきたりといえばありきたりなストーリーだけど、
    沖田円さんらしいあたたかい感動的なストーリーでした。
    沖田円さんは風景の描写や、人物の表情の表現が独特であたたかくて、でもなぜかリアルに想像がつく、そんな素敵な表現をできる方なので、ありきたりなストーリーも、他とは違ってみえてくるし、あたたかくなります。
    素敵な作品でした

    0
    2021年01月09日

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