作品一覧

  • おひとりさま日和
    3.6
    1~2巻748~770円 (税込)
    私はこの暮らしが好き――年齢を重ね、酸いも甘いも嚙み分けたからこそ得られた、自分に合う気楽で自由な生活。これぞ真の贅沢。それを私自身が分かっていればいい。その「ひとり住まいを楽しむ中で起きるほんの一幕のドラマ」をテーマに6人の人気女性作家が紡いだ文庫書き下ろし短編集。思わず笑わせられたり、ほっこりしたりしみじみしたり。共感はあちこちに。6話とも味わい違ってそれぞれ面白い。時々取り出して読み返したくなる“本棚保存本”ができました。
  • 五年後に
    -
    1巻748円 (税込)
    大阪の中学校で働く教師の華に、一人の女子生徒が言う。ある男性教師に告白したものの、返ってきた言葉は「五年後に言うてくれたらうれしいのに」だったと。それは華自身が、のちに夫となる啓吾から言われた言葉であり、そして啓吾の命が奪われるきっかけとなった言葉でもあった。「教師」という人間を通して浮き彫りになる嫉妬や悪意、弱さや狡さ。そして、ラストで胸に兆すささやかな希望とは――。第40回小説推理新人賞受賞作を含む、元中学教師による注目のデビュー短編集。

ユーザーレビュー

  • おひとりさま日和 ささやかな転機

    Posted by ブクログ

    第2弾、というのを知らずに読んだ。
    こちらから読んでも十分楽しめた。

    それぞれの人が「おひとりさま」をいかに楽しんでいるか!
    ストレス発散に何をして心を癒しているか!
    参考にしたいことがたくさんあった。

    「アンジェがくれたもの」
    なんて賢いアンジェ!
    一番心に残った作品。

    「リフォーム」
    離婚式を盛大にやる話。指輪が新しい門出にリフォームされるなんて。

    「この扉のむこう」
    続編らしいが、これだけでも十分楽しめた。
    コウ太との出会いがウルウル。

    「リセット」
    好きな作家さん。
    亡くなった夫に隠し子がいた、というショッキングな出来事からのストーリー展開がやっぱり、いい。

    0
    2025年05月10日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

    Posted by ブクログ

    おひとりさま日和の第2弾。第1弾の反響が大きく、第2弾の刊行に至ったらしいけれど、つまり、共感する境遇の方も多い、ということかな。そのことにも、勇気づけられた。
    第1弾から引き継がれている話もあれば、新しい話もある。
    登場人物はそれぞれおひとりさまで、おひとりさま特有の悶々とした感情や、悲しみは、通り越した熟練の方々といった印象。
    それがなんだか晴れ晴れとしていて、心地よかった。
    私もおひとりさま初心者だけれど、こんなふうに日々を過ごせる日が来たらいいなぁと、うっすら思った。

    0
    2025年03月31日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

    Posted by ブクログ

    しみじみと読んだ 人生に対する不安が完全になくなったわけではないけど、みんな同じような不安を抱えているのかもしれないと思えた
    それと何歳になっても学びはあるし、新しいことを始めていいんだなとも思えて良かった

    0
    2025年03月27日
  • おひとりさま日和

    Posted by ブクログ

    6人の作者が描く、全てひとりで過ごしている物語たち。
    作者それぞれの言い回しや「ひとり」というものに抱く考えが似たり違ったりで楽しい。

    ほとんどの物語は「ひとり」が好きなのに周りからの目線で生きづらさを感じている。その中で自由になる術やひとりで生きていく力を見つけていく。
    ひとりであって独りではないと再認識できる。日常を切り取ったような物語や綺麗に物事が進むような話もあるが生き方を見つめ直すことができた。

    「永遠語り」が1番印象に残っている。村のリアルな情景が思い浮かぶ表現で人から離れた場所での生活を羨んでしまう。また、これが究極の愛なのではないかと思わせる話。体の繋がりはなくとも「視線、

    0
    2025年03月23日
  • おひとりさま日和

    Posted by ブクログ

    人生においてやりたいことをやりきり、特に目新しいこともないのでこの先の人生辛いことばかりだと絶望していた時にaudibleで聴きました。歳を重ねてもなんだかんだ上手く生きている登場人物たちに少しだけ勇気をもらえました。

    0
    2025年03月05日

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