国分チエミの作品一覧

「国分チエミ」の「つきのふね」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • つきのふね

    つきのふね

    小説・文芸

    3.7
    1巻572円 (税込)
    親友との喧嘩や不良グループとの確執。中学二年のさくらの毎日は憂鬱。ある日人類を救う宇宙船を開発中の不思議な男性、智さんと出会い事件に巻き込まれる。揺れる少女の想いを描く、直球青春ストーリー!

ユーザーレビュー

  • つきのふね

    Posted by ブクログ

    みんな孤独で、みんな弱くて、みんな、ひとりが怖い。
    心の中で、奥底で、自分でも恐ろしくなるような、小さな、でも力強い闇をみんな持っている。
    それで、いいんだ。
    それが、生きている証拠なんだ。

    孤独と闇のなかで悶えながらも、尊いなにかに支えられて生きている。そして、自分自身がだれかの尊いなにかになっている。

    そうして人は生きているんだ。

    そう思わせてくれるような、小さくも力強い作品。圧巻。

    0
    2026年01月24日
  • つきのふね

    Posted by ブクログ

    「自分だけが、ひとりだと思うなよ!」
    この言葉の強さが好きだ。強烈だ。必死で、切なる気持ち過ぎて、読んでいて、真正面からビンタされるみたいに、はっとする。

    思春期まっただなかに読んで、20年ぶりくらいに読み返し、泣いてしまった。

    読みながらゆっくり、話の内容を思い出しながら、ここまで来て。この勝田くんの言葉が好きだった、とあの頃の自分を思い出す。

    解説の金原瑞人先生が、「大人の方が絶対に、この作品に弱い」と解説で言っており、いまならわかる。


    思春期に読んだときはYAは「私たちの物語」だったし、さくら達は時に共感しながらもモダモダした。

    いまは、彼女らの未熟さも含めて、まっすぐで眩しく、折れてくれるなと願ってしまう。大人たちの真っ当さが、容易いものではないこと。真っ当であっても、10代に届かない難しさもヒリヒリ感じる。

    大人になったいま、この話に出てくる「小さくても貴いもの」の「小ささ」と、「貴さ」を、いまの私の方が良く知っている。

    一方で大人になったいまも、あの頃の私に戻って勝田くんにはっとする。

    思春期だった自分と再会し、大人になった自分が物語と出会い直す、YAの不思議な読書体験だった。

    0
    2025年09月14日
  • つきのふね

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    森絵都さんの作品が好きで手に取りました。
    凄く好きでした。。
    私は永遠の出口という作品が断トツで好きなのですが、同じくらい好きな作品となりました。

    この物語の主人公は中学生の女の子さくらであり、
    新学期の進路調査アンケートに「不明」と書いてしまうほど、将来に期待感などなく、ノストラダムスの予言の通り、本当に二〇〇〇年が来ないのではないかと不安を抱いています。

    さくらは、不良グループとの付き合いで万引きをしたり、親友の梨利と不和を起こしたりと、人間関係に疲れていますが、宇宙船を設計しているという不思議な男性、智さんと出会い、智さんの家で飲むミルクコーヒーが安らぎのひとときです。

    ただ、穏やかな日々は続かず、様々な悪い事件が起こり、さくら・智さん・梨利・勝田くん(同級生)は死に近い状況に立たされますが、未来がどんなに不安でも4人は生きました。

    誰にでも凄く不安になることはあるけれど、
    不安でひとりぼっちなのは自分だけではない、
    自分を想ってくれる人は近くにいて困った時に助けてくれる、というメッセージを伝えてくれる作品でした。

    心が弱ってしまって、自分を失ってしまいそうな時でも、自分を想ってくれる人がいるだけで、きっとなんとかなるのかなって、この作品を読んで思います。

    作品後半では、売春斡旋、放火といった、強烈な事件が起きる中、ふんわり不思議な智さんも自傷行為をしてしまったり、あげくに失踪したりと、一気に不安要素が募るのですが、つきのふねへと繋がる展開は見事で、情景が目に浮かぶようでした。


    甘酸っぱい青春ストーリーではない、
    ずっしりとした青春ストーリーでした。


    ぜひ読んでみてください!

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    2025年04月01日
  • つきのふね

    Posted by ブクログ

    つきのふね。もっと具体的に何か不思議なことになるかなって思ったけど、なかった。なくて全然よかったよ、2000年問題とかよくもあれだけ騒ぎ立てたもんだよなとか。やっぱマスコミは常に害、コロナでも煽るだけ煽って、真実が伝わらずテレビしか知らない年配の人はみんなワクチンを打つ。そして孫にも会えず、最初の話はどうなったかさえ無かった事にされて来月に4回目ワクチン、打てば打つほど身体が弱って行くのに、だって自民党の強欲な利権と次の選挙だけしか考えない輩が6億円分のワクチン買ってるから、そりゃ使う為に嘘はつく。

    0
    2024年12月10日
  • つきのふね

    QM

    購入済み

    何だかんだみんな心弱くて変な部分があって。、だから依存症とか走っちゃうこともあるけど自分のSOSは気付けない。 人のSOSに応えるときにはふさわしい道理とか説得より「会いたい」とかシンプルなメッセージが一番大きな力持つこともあるんだなあって思えた。

    0
    2024年10月29日

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