飯島渉の作品一覧
「飯島渉」の「感染症の中国史 公衆衛生と東アジア」「感染症の歴史学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「飯島渉」の「感染症の中国史 公衆衛生と東アジア」「感染症の歴史学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は、ペストやマラリア、日本住血吸虫の感染拡大から収束までの、経過を追いながら考察を加え、新たな感染症へ備えとしての示唆をして結んでいる。
2009年に出版されたものなので、もう10年以上経っているが、新型コロナウィルスの最中に読んだことでとても捗った。
未知のウィルスに対する恐怖と未知ゆえの差別や情報の混乱。ハンセン病の歴史も彷彿とさせた。歴史は繰り返す。
感染症曝露時の緊急対策は国民の権利を制限するので、植民地化に利用しやすく正当にも使われるということはわかるが、結果としては国民が納得していなければ十分に機能せず感染症の拡大は完全には抑えられなかったことがうかがえた。
最終的に必要