黒須正明の作品一覧
「黒須正明」の「人間中心設計入門 HCDライブラリー0巻」「研究者の省察」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「黒須正明」の「人間中心設計入門 HCDライブラリー0巻」「研究者の省察」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
名前の通り、UXとは何か、どうあるべきかについて書いてある本。
バズワードとしての表面的な話ではなく、歴史や変遷、成り立ちを踏まえている。どちらかというとアカデミックで教科書的な内容。
どのような流れでISO13407やISO9241が生まれ、更新されたか。UX白書やHCDがどのようにそこから派生していったか。ユーザーを考える上でどのような特性や志向性、状況環境も考慮すべきか。どのように取り入れたり評価するか、など、まさに原論と呼ぶにふさわしいしっかりとした内容。(ところどころ著者の強烈な意見が散見されるので、あくまで著者の考える原論、という意味にはなるが)
是非、著者の主張するモデルを世界的
Posted by ブクログ
UX(ユーザー体験)という包括的な名称が付与されたがゆえに、小さな差異を含んだ定義が氾濫する「UX」。
UXという言葉が生まれてきた背景、「UX」と呼ばれるものの吟味などが丁寧に解説され、UXそのものに触れるのはだいぶ後半になってから。
セットで語られることの多いUI/UXだが、その差異についても明朗な回答がある。
総花的に紹介される評価手法は、果たしてどの程度現場で役立てられるのかは不明だが頭にキーワードを入れておくだけでも違いそうだ。
随所に著者の強い想いが込められており、客観的な「原論」とは必ずしもいえないだろう。
しかし、明確に感情をこめているからこそ、読み手は客観的事実と著者の主
Posted by ブクログ
HCDの目的とメリット
人間中心設計(HCD: Human Centered Design、以下HCDと略記する)は、「苦い経験」をできるだけ少なくし、「うれしい経験」をできるだけ豊かにしようとする設計への取り組み方です。
HCDに取り組むメリットとして、国際規格であるISO9241-210では、下記の7つがまとめられています。
①ユーザーの生産性や組織の作業効率を向上できる
② 理解しやすく使いやすくなることにより、訓練やサポート費用が削減される
③ 多様な能力をもった人々へのユーザビリティを高めることで、アクセシビリティが向上する
④ ユーザエクスペリエンスが改善される
⑤ 不快感やス
Posted by ブクログ
読み物ではなく、辞書?図鑑?的な本だと思うと誤解が無い。ふとした時に、立ち返る場所になりそう。
中身は良書、という前提で、せっかくHCDを冠する本なので、欲を言うと↓
目次と索引はありがたいが、索引が自分には使いづらかった。該当語句がちらとでも登場さえすれば索引に載ってくるので その言葉の定義をズバリ知りたい!時にどこをみるべきか迷う。(初登場で必ず定義されているとも限らない。)よくある「登場するだけの時は細字」「メインを張ってるときは太字」みたいにしてくれないだろうか?
加えて、導入〜目次の15ページほど+各節扉にノンブルが無いため、その付近の語を探しに行くと、頁を一発で引き当てにくい。節