作品一覧

  • タイ様式
    4.0
    1巻770円 (税込)
    ひたすら歩く、見る、触る。オモシロ大国・タイの真実。タイのことなら前川に訊け! ――バンコクの喧噪に身を包み、ひたすら見て、聞いて、触れた、タイの日常。料理の辛い・すっぱい・甘い、ポケット付きブラジャーの謎、オートバイとミニスカート、トイレットペーパーの使い方、オカマの生態、看板と外国人料金、尻の洗い方、理想の住まい、大渋滞、そしてタイ人気質とは……。怒濤の好奇心でせまる「タイ様式(スタイル)」の真実!! 比類なきタイ雑学読本。<『バンコクの容姿』改題作品>
  • アジアの路上で溜息ひとつ
    4.3
    アジアの路上は、今日も元気だ! ――シャワーを浴びてサッパリしたら、今宵も誘われるように喧噪のナイト・バザールへ。屋台から漂う美味しい匂い、きらめく夜店のイルミネーションに、胸騒ぎ。アジアの路上は、今日も元気だ! 安宿や裏町では、甘くてほろ苦い出会いと別れが待っている。食いしん坊の旅人が、きらめく好奇心と胃袋で綴った、熱帯アジア紀行!
  • いくたびか、アジアの街を通りすぎ
    5.0
    1巻825円 (税込)
    旅慣れるのはいいが、旅に慣れてしまってはいけない。これ、旅の鉄則なり。欧米をへ巡り、苛烈な中東・アフリカを彷徨(さまよい)し後、旅人は熱帯アジアの豊饒に抱かれる。沙漠のヒッチハイク、バンコク路上観察の日々、胃袋にしみた食べ物、骨に響いたあの一言……。旅の達人が好奇心全開で書下ろしたセンチメンタル・ジャーニー。忘れ得ぬ人々・言葉・食べ物・風景・音……喧噪に酔いしれた、心に響く物語。
  • アジア・旅の五十音
    4.0
    旅の贅沢……たとえば、夜行バスに乗って、暮れゆく街の風景を眺め、そろそろ眠くなってくるころ、タイの屋台で「目玉焼きもつけてね」と注文するとき。理想の宿、値切りの極意、下痢と闘う、賄賂の問題、蚊と闘う、正しい昼寝、旅先のパンツ、屋台の楽しみ……。好奇心全開で、アジアの路上をひたすら歩く旅人が、「あ」から「ん」まで言葉に託して綴る旅のエッセンス。心地よい眠りと美味しい食べもの旅は、最高の道楽だ!
  • アフリカの満月
    -
    1巻1,430円 (税込)
    見上げれば、満月。アフリカの満月。そして、満天の星。海にも、空にも、光が満ちていた。前川ノンフィクションの新境地を拓くアフリカ紀行。
  • 東南アジアの三輪車
    -
    1巻1,870円 (税込)
    こだわりの人・前川健一が、人力車から三輪車までの移り変わりを1冊にまとめました。 徐々に消えゆく運命にある三輪車たちは、どういうふうに発展してきたのか? 図版・イラストも多数収録。

ユーザーレビュー

  • アジアの路上で溜息ひとつ

    Posted by ブクログ

    やはり旅行関係の本は面白い。
    古本屋で入手したから、雑多な本の類だと甘くみていたら、良い意味で期待を裏切られた。
    旅を記した本が面白いのは、ありふれた日常にはない新鮮さがあるからだろう。

    「深夜特急」ともちがう、やや憂いを含んだ著者の目に映るアジアが見れられる。

    ーオプティミストでなければ、一人たびを続けられない。そして、同時に、ロマンチストあるいはセンチメンタリストでなければ、旅を続ける面白さがない。ー
    たしかにそうだと頷いた。

    0
    2011年04月20日
  • タイ様式

    Posted by ブクログ

    全方位の興味。

    『バンコク:旅の雑学ノート』と評しても遜色のない、タイに対する有意義な知識と前川さんの研究成果(と言ったら前川さんは恥ずかしがると思いますが…)が詰まった一冊。その内容に圧倒されますが、自分の分からなかったところは素直に分からないと書かれているところもまた好感が持てます。

    あとがきと山口文憲氏による解説が輝いています。これは必読!

    「商店の並んだ街を歩くことは、それ自身が、楽しみの無限の源泉である。」
    エドワード・モース『日本その日その日』(石川欣一訳)

    0
    2009年12月02日
  • アジア・旅の五十音

    Posted by ブクログ

    尊敬する作家、前川健一さんの旅エッセイ本。「あ」から「ん」まで思いつくままの単語をもとに自らの旅を振り返っています。ときに冷め、ときに熱い細かい描写の鋭さに唸らされます。

    自分の旅のこだわりのあるスタイルや理想を求める書きかたは、少しだけ伊丹十三の名著「ヨーロッパ退屈日記」を彷彿とさせる、ような気がするのでした。

    0
    2009年11月25日
  • いくたびか、アジアの街を通りすぎ

    Posted by ブクログ

    前川さんは変に旅を理想化しないので、自分の旅を「ただそこにあるもの」として淡々と綴っています。旅行記というよりもエッセイ集といったほうが近いかもしれないけれども、良書であることには変わりません。

    「トラベラーズ・ブルーズ」と題されたコラムも嫌みがなく、良い味出しています。「笑っては気の毒だが、やはり笑ってしまう日本人旅行者の話」の数々には悶絶です。

    0
    2009年11月17日
  • アジアの路上で溜息ひとつ

    Posted by ブクログ

    前川さんの本は、自分と考えが近いというか、かなり似たような視点からアジアや旅を捉えているので、読みながら頷いてしまう部分がとてもたくさんあります。そして数多い旅行記の中でも隠れた名作だと僕は思っています。

    本書は僕が初めて読んだ前川さんの本。アジアと銘打ちつつもケニアやアメリカの話も登場しますが、全体に漂う一歩引いた客観的な描写が心地良いです。

    0
    2009年11月17日

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