堀江ガンツの作品一覧
「堀江ガンツ」の「群像UWF3派 1991-2000 プロレスラーが生んだ総合格闘技の時代」「闘魂と王道 - 昭和プロレスの16年戦争 -」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
1972年の新日本プロレス、全日本プロレス旗揚げから、昭和の終焉となる1988年までの16年間。
ゴールデンタイムのテレビ中継に日本中が熱狂した。
「燃える闘魂」アントニオ猪木。
「東洋の巨人」ジャイアント馬場。
日本プロレスの創始者・力道山にスカウトされた二人は、それぞれの団体を率いながら、熾烈な闘いを繰り広げていった。
この16年間、未だに語り継がれる多くのドラマがあった。
逝去直前の猪木へのインタビューで本書はスタートする。
一つ一つの出来事を丹念に探りながら、当時は知り得なかったエピソードも交えて、歴史をひもといていく。
16年間の旅路の終わりは、テリー・ファンクと天龍源一郎の対談で締めくくられる。
私自身、幼稚園から大学入学までの最も多感な時期に大きな影響を受けたことばかりだ。
「夢なんていうのはそんなに簡単に叶うものじゃないし、追い掛けて追い掛けて、やっと追い付いたかなと思うと、蜃気楼のようにまた遠くに消えてしまう。だから俺があと何年生きるのか知らないけど、最後まで夢を追い続けることで少しでもみなさんのためになればと思っていますよ」(アントニオ猪木)
「70年代後半から80年代前半、オールジャパン(全日本プロレス)のあの10年間のブロックは、グローバル的にナンバーワンのカンパニーだった。ニュージャパン(新日本プロレス)と比較するだけじゃなく、全世界で比較しても、ナンバーワンはビンス・マクマホンJr.のところなんかじゃなく、オールジャパンだったね」(テリー・ファンク)
「俺がプロレスに入る気持ちを固めたのは、ジャンボ(鶴田)とテリーさんのNWA世界戦を観たのがきっかけだからね。1975年だったけど、あの試合を観て『プロレスっていいな』って思ったんだよ」
「そこにはプロレスが、スポーツだとか、lショーだとか、どうたらこうたらってのはないんですよ。観ていて本当に楽しかった。だから、あれが俺のプロレスの原点だと思う」(天龍源一郎)
「プロレスとはゴールのないマラソン」とは武藤敬司の言葉だが、見続ける我々もゴールのないマラソンを走り続けていく。
闘魂も王道も、永遠に輝き続けていく。
Posted by ブクログ
「あの人たちはとっつきにくいし担当するのは大変かもしれないけれど、相手の懐に飛び込んじゃえばいいんだ。好かれちゃえばいいんだよ。君なら大丈夫だ」
かつて先輩にこうアドバイスされた事がある。
大変な職場環境だったが、この助言がきっかけとなって、様々乗り越えてきた。
そして、今でも繋がりのある人も少なくない。
このインタビュー集を読みながら、その当時のことを思い出した。
一癖も二癖もあるマットの猛者たちが、笑顔で武勇伝から失敗談まで語り尽くす。
それを引き出したのは、浅草キッドの玉袋筋太郎、ライターの堀江ガンツ、構成作家の椎名基樹ーーインタビュアー3人の、力量もさることながら、汲めども尽きぬプロレスへの愛情、プロレスラーへのリスペクトがあればこそ。
怒りの獣神ーー獣神サンダー・ライガー。
東北の英雄ーーザ・グレート・サスケ。
異能の戦士ーー保永昇男。
ミスター・セントーンーーヒロ斎藤。
デンジャラスKーー川田利明。
鉄人ーー小橋建太。
炎の戦士ーー大谷晋二郎。
平成の牛若丸ーー維新力。
天才レスラー ーー井上京子。
皇帝戦士ーービッグバン・ベイダー。
飲みに行って語り合うことすらままならない情勢はしばらく続く。
他人なれども語らひぬれば命にも替るぞかし。
何てことない会話こそ、平和の文化だ。
好きなことを語り合うことこそ、苦難を乗り切る英知だ。
Posted by ブクログ
玉袋筋太郎を筆頭としたお酒とプロレスを愛する3人組が、プロレスラーと居酒屋対談をする企画の単行本化。
まー、つまらないわけがないんだよね、だって読み手のこちら側も、プロレス好きなんだから読むわけだから。ただ、虚実入り混じるのがプロレスなので、どこまでが本当で、どこからが嘘なのか、がわからないところが悩みどころ、そして、楽しいところです。本当と嘘というより、真実と事実の違いかな。
そういう言い方するから、余計に虚実入り混じってわくわくがとまらないんですが。そして、それがまた楽しくて仕方がないという無限ループ。
小橋と大谷の対談がいい。
過去と未来を繋げていこうという感じがねぇ、よかったです。
公式の配信なりYouTubeなりで、過去の名勝負をたくさん見ることのできる今。アーカイブ漁ることはかんたんなんですが、玉さんに代表されるように、個人アーカイブが豊富にある人は、とにかく幸せものだと思います。
思い出が強くなっていて美化されてたり、記憶なので改竄されてしまっている点はあるかも知れないけど、その時に生まれた感情というものが、何よりも素晴らしいと思うので。個人アーカイブには一緒に所蔵されますからね。
他のも読みたいねぇ、続編でないかなぁ。