作品一覧

  • 稲むらの火の男 浜口儀兵衛
    4.0
    1巻1,265円 (税込)
    【小学上級から】 ◯国語の教科書で取り上げられた「稲むらの火」。その史実を描いた「安政南海地震津波の図」をカラー口絵で紹介! ◯浜口儀兵衛が生きた時代、日本では何が起きていたのか。彼の生涯を物語で楽しみながら、巻末の年表で幕末から明治の初めの歴史も学べます。 小学5年生の国語の教科書(光村図書出版)の『百年後のふるさとを守る』で紹介された、稲むらの火のエピソードをごぞんじですか? 安政元年(1854年)に起きた大地震、それによる津波から村人たちを救うために稲むらに火を放ち、大勢の命を高台へと誘導したのが浜口儀兵衛(後に浜口梧陵と名乗る)という人物です。 授業で教わるような幕末の偉人でありながら、稲むらの火のエピソード以外、浜口儀兵衛について学習する機会はほとんどありません。この本では、現在も続いているヤマサ醤油の跡とりとして生まれながら、丁稚奉公からスタートし、経営者となってからも勝海舟や佐久間象山といった幕末の知識人たちからとの交流を深め、世界の中で日本がどのような位置づけにあるのかを学んで、村人たちに教育の場をつくろうとした姿をいきいきと描きました。そうした意欲にあふれた人物だったからこそ、稲むらの火のときのことを教訓に、百年後のふるさとを守ろうと、当時としてはとてつもない規模の防波堤を築くことができたのでしょう。 これは知られざる幕末の偉人、浜口儀兵衛について物語のかたちで、すいすい読める読み物です。 稲むらの火の舞台となった安政南海地震津波が描かれた図をカラー口絵で紹介するとともに、浜口儀兵衛が生きた時代に何が起きたのか、巻末に年表をつけました。幕末から明治の初めにかけての歴史も学べてしまう一冊です。
  • クラムボン殺し
    -
    1巻891円 (税込)
    部屋には侵入者の痕跡。そこから、ある女教師の恐怖と絶望が始まった。メフィスト賞作家が前代未聞の凶行を描くミステリー!――留守中に部屋を荒らされた七浦陽子は一人暮らしの二十代女性。世間を震撼させる「眼球抜き連続殺人」の被害者も全て一人暮らしの二十代女性。これは偶然の一致などではない、自分が次の標的なのだと感じた陽子は探偵の新島に捜査を依頼。だが真相に辿り着けないまま、彼女が勤める学園で「校歌見立て殺人」が新たに起きてしまう。迫る殺人鬼に、陽子の運命は?
  • 地獄変
    3.0
    1巻1,122円 (税込)
    R指定級地獄絵図! 「永遠の、14歳」人造人間(サイボーグ)“ルシフェル”の戦い――地獄絵図を写実的に描くため、「地獄衆」という名のバイオニックモンスターを創造した極道・十束虎之介(とつかとらのすけ)。彼は地獄衆を使い殺戮を行う一方で、人造人間・ルシフェルを絵の題材にするため、山鹿百合子(やまじかゆりこ)を襲撃。愛する女性を襲われたルシフェルは百合子を守るため地獄衆との戦いに挑む。だがそれは日本を地獄と化す想像を超えた死闘であった。
  • 十四歳、ルシフェル
    3.0
    1巻1,023円 (税込)
    人造人間(サイボーグ)。その名はルシフェル。永遠の、十四歳。そのイノセンスにきっとあなたは涙する!――源正義(みなもとせいぎ)、14歳。ひそかに想いを寄せていた少女一人守れず、ボロキレのように彼は殺された――はずだった! 禁断の超テクノロジーが無敵の人造人間”ルシフェル”として彼を甦らせた瞬間、あまりにも熱く切ない復讐劇の幕が切って落とされる。永遠の14歳が発現する百パーセントイノセントな暴力!
  • 伝記シリーズ 天才! 織田信長 戦国最強ヒーローのすべて
    -
    1巻671円 (税込)
    戦国時代、尾張の小大名に生まれた織田信長は、うつけ(バカ者)と呼ばれながらも、並はずれた行動力と斬新な発想力を駆使してつぎつぎに周囲の敵を撃破。ついに天下を手にするところまでのぼりつめる…! 第一章「信長伝記物語」第二章「信長の、びっくり!なるほど!エピソード集」第三章「信長のまわりの個性的な人たち」第四章「信長が挑んだ戦いと住んだ城」……いろんな角度から、戦国の人気ナンバー1武将・信長を知ることのできる最強の一冊。
  • 一角獣幻想
    4.5
    1巻869円 (税込)
    このあたりにはユニコーンがいるのよ――森の湖畔で幻の一角獣を目撃した、松浦凛・14歳。私立クララ女学院に通う孤独な少女が、淡い幻想と引き換えに手にしたものとは!? 謎に満ちた表題作をはじめ、遠足中の小学生たちが巻き込まれた奇怪な事件「花いちもんめ」など、切れ味鋭いミステリ7編を収録! メフィスト賞作家・中島望、初のホラー!

ユーザーレビュー

  • 一角獣幻想

    Posted by ブクログ

    ブラックとアイロニーに満ちた、ミステリ短編集。ホラーやファンタジーの雰囲気も感じられます。個人的にはこういうの大好き。でも読み心地は後味どんより。悪意に満ちてます。
    お気に入りは「母願う」と「卵生少女」。特に「卵生少女」は一見SFでありファンタジーでもあるけれど、根幹はミステリですね。最初からいろいろと伏線はありました。しかしどうにせよ、こんな世界は嫌だ。

    0
    2010年03月25日
  • 稲むらの火の男 浜口儀兵衛

    Posted by ブクログ

    1937〜1947年、「稲むらの火」のタイトルで教科書に記載されていたとのこと。
    幕末期、勝海舟や佐久間象山、海山胤平(歌人)との交流。資金援助を惜しまない。
    文武両道の必要性をいち早く考え、「広村稽古場」設置。
    剣術、柔術、槍術の達人。
    とても読みやすい。

    0
    2024年05月01日
  • 一角獣幻想

    Posted by ブクログ

    短編集とは。。。今までの作風とちょっと違っていて、これはこれで楽しめました。短編集なので、話によってはアッサリ終わっちゃうのとかあったのが残念だった

    0
    2009年11月09日
  • 十四歳、ルシフェル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    暴力・性暴力表現あり一応読書時注意。

    あまり物語性というのはない感じで
    サイボーグというものの宿命のまま動くのです。
    だけれども、唯一きれなかった記憶があって
    彼が密かに恋を抱いていた同級生に関しては
    切れなかったのです。

    そう、彼女を守り切れなかったから。

    終盤、敵が出てきますが
    唐突に出てきているのが怪しいところ。
    何かこれ、続編にあるっぽいぞ。
    もしや…?

    0
    2020年11月16日
  • 十四歳、ルシフェル

    Posted by ブクログ

    ”十四歳、ルシフェル”中島望著 講談社ノベルス(注意:2001/10発売)
    (イラスト・林田球)

    ・・・源正義、14歳。ひそかに想いを寄せていた少女1人守れず、ボロキレのように彼は殺された――はずだった!禁断の超テクノロジーが無敵の人造人間、“ルシフェル”として彼を甦らせた瞬間、あまりにも熱く切ない復讐劇の幕が切って落とされる。永遠の14歳が発現する100パーセントイノセントな暴力に、きっとあなたは涙する!

    ・・・圧倒的な力を持ったサイボーグとして蘇ったいじめられっ子。虐殺とも言える復讐とその後の正義の行使。
    血なまぐさい描写が続きますが、ラストのヒロインの一言に涙腺が緩みました。

    0
    2013年01月14日

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