中島望のレビュー一覧

  • 一角獣幻想

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    ブラックとアイロニーに満ちた、ミステリ短編集。ホラーやファンタジーの雰囲気も感じられます。個人的にはこういうの大好き。でも読み心地は後味どんより。悪意に満ちてます。
    お気に入りは「母願う」と「卵生少女」。特に「卵生少女」は一見SFでありファンタジーでもあるけれど、根幹はミステリですね。最初からいろいろと伏線はありました。しかしどうにせよ、こんな世界は嫌だ。

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    2010年03月25日
  • 稲むらの火の男 浜口儀兵衛

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    1937〜1947年、「稲むらの火」のタイトルで教科書に記載されていたとのこと。
    幕末期、勝海舟や佐久間象山、海山胤平(歌人)との交流。資金援助を惜しまない。
    文武両道の必要性をいち早く考え、「広村稽古場」設置。
    剣術、柔術、槍術の達人。
    とても読みやすい。

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    2024年05月01日
  • 一角獣幻想

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    短編集とは。。。今までの作風とちょっと違っていて、これはこれで楽しめました。短編集なので、話によってはアッサリ終わっちゃうのとかあったのが残念だった

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    2009年11月09日
  • 十四歳、ルシフェル

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    ネタバレ

    暴力・性暴力表現あり一応読書時注意。

    あまり物語性というのはない感じで
    サイボーグというものの宿命のまま動くのです。
    だけれども、唯一きれなかった記憶があって
    彼が密かに恋を抱いていた同級生に関しては
    切れなかったのです。

    そう、彼女を守り切れなかったから。

    終盤、敵が出てきますが
    唐突に出てきているのが怪しいところ。
    何かこれ、続編にあるっぽいぞ。
    もしや…?

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    2020年11月16日
  • 十四歳、ルシフェル

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    ”十四歳、ルシフェル”中島望著 講談社ノベルス(注意:2001/10発売)
    (イラスト・林田球)

    ・・・源正義、14歳。ひそかに想いを寄せていた少女1人守れず、ボロキレのように彼は殺された――はずだった!禁断の超テクノロジーが無敵の人造人間、“ルシフェル”として彼を甦らせた瞬間、あまりにも熱く切ない復讐劇の幕が切って落とされる。永遠の14歳が発現する100パーセントイノセントな暴力に、きっとあなたは涙する!

    ・・・圧倒的な力を持ったサイボーグとして蘇ったいじめられっ子。虐殺とも言える復讐とその後の正義の行使。
    血なまぐさい描写が続きますが、ラストのヒロインの一言に涙腺が緩みました。

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    2013年01月14日
  • 地獄変

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    まるでマンガのような展開。
    ありえないこと続出だし、理にかなわないようにも。
    中学生ぐらいなら、わくわくして読むかも。
    14歳で殺され、機械の体に脳を移植し蘇った少年? ただ地獄絵図を描きたいがために、手下を改造し、サイボーグとなった少年と闘わせるやくざの親分。
    音速で走る…無理だな。

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    2009年10月04日