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  • インディアンとカジノ ──アメリカの光と影
    4.4
    20世紀後半以降、保留地内に建設したカジノによって、インディアンは莫大な収益をあげている。2016年にはラスベガスのカジノ収入を抜き、カジノ産業は実質的にインディアン社会の経済的・社会的・文化的自治の基盤となった。なぜインディアンがカジノを経営するようになったのか? アメリカとの関係からインディアンの歴史を跡づけ、「インディアン・カジノ時代」という新しい時代が到来していることを明らかにする。

ユーザーレビュー

  • インディアンとカジノ ──アメリカの光と影

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    ネタバレ

    「インディアン保留地は「国内依存国家」であり、条約締結関係を結んだ当事者であるアメリカは、後見的立場で部族とその国家としての地位を保護する義務がある。」
    1831年にインディアン所有地は国家であるとしたマーシャル判決が、米国におけるインディアンの存在を端的に表している。
    面白かった

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    2022年04月17日
  • インディアンとカジノ ──アメリカの光と影

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    最近観た映画「ウィンドリバー」で、インディアンが今もなお貧困の中で生きざるを得ないことを知って衝撃を受けた。
    小さい頃アリゾナでインディアンが昔住んでいたという石造りの家の遺跡を見たけど、なんとなくもうインディアンは非インディアンと格差なく暮らしているものと思っていた。
    そんな中でたまたまこの本の存在を知って、いまの仕事とも関連があったので手に取った。

    不利な条件で土地を奪われ、差別と貧困の中を生きなければならなくなったインディアンによる、自立を手に入れるための連邦との戦いを取り上げたもの。連邦から自立するために連邦と戦わなければならなかったインディアンの長い道のりと諦めなかった心を思うと尊

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    2021年02月19日
  • インディアンとカジノ ──アメリカの光と影

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    ラスベガスを超える収益を上げていると言われるインディアン保留地におけるインディアンカジノについて、アメリカ大陸の先住民、インディアンとアメリカ合衆国独立から現代に至るませの歴史を俯瞰しつつ、インディアンがカジノ経営に至ったその軌跡を紹介した新書。

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    2020年07月24日
  • インディアンとカジノ ──アメリカの光と影

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    【インディアン・カジノ時代は、インディアンが異なる価値観や世界観を具体的な形で実践することを可能にする時代でもある。それはまた、アメリカ人が、あるいはそれを見つめる我々が、アメリカで展開される「異なる価値観、社会、自由」の実践を、より鮮明に目撃する時代でもある】(文中より引用)

    アメリカの連邦政府とインディアンとの間の「契約」などを振り返りながら、その歴史的歩みの現在地として「インディアン・カジノ時代」を描き出す作品。著者は、アメリカ先住民研究で博士号を取得した野口久美子。

    タイトルを見たときに「なんでこの2つの単語が並び立つの?」と感じて思わず手にとってしまったのですが、両者の結びつきを

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    2020年01月15日
  • インディアンとカジノ ──アメリカの光と影

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    コロンブスが新大陸に到達し、ヨーロッパから移動した人々とネイティブ・アメリカンが接触を始めてからの歴史を繙いていく好著だ.当初は信託管理という形で、「インディアンの各部族は、土地をアメリカから取り戻すことはできないが、自治権はアメリカが土地を返却しない限り永久に消滅することはない.」という原則ができた.アメリカには移民が増えたことから、インディアン強制移住法が成立し、インディアンにとって苦渋に満ちた状況が続く.ただ、インディアンの側も法廷闘争で得るものは獲得してきている.そこで彼らが考え出したのがカジノ産業への進出だ.特にカリフォルニアの場合、車で数時間で行ける場所にある保留地が最高の立地条件

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    2020年07月18日

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