吉田和代の作品一覧
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敵同士であるのに、強く惹かれ合うイングランドヒロインとスコットランドのヒーロー。最後は大円団で、まさにハーレクイン・ヒストリカル。
サスペンスの部分には、真犯人にも、陰謀にも、ちょっと物足りなかったのですが、ヒロインもヒーローも素直でラブラブで、話もリズム良く一気に読めましたので、評価を4か5で迷いましたが5にしました。
Posted by ブクログ
面白かったです。
最後までぐいぐいと見えない力に引っ張られるように読みました。「ヒストリカル」にジャンル分けされているように、ヒロインが生きた古き良き時代のイギリスの社会、時代背景などが緻密に描かれ、歴史に興味のある方も楽しめます。
また、もちろんハーレクインらしくロマンスも楽しめます。
この作品は実は今月、つまり12月の新刊です。最近は、私には珍しく新刊を買うことも増えてきました。つまりは、それだけ過去に遡って興味のあって読めそうな本はあらかた読み尽くして? きたのかなと思います。
ハーレクインのメルマガが届くので、毎回ではないけれどチェックして新刊の中に興味のあるタイトルがあればチェック、あらすじを読んで買うかどうか決めています。この作品はまさにツボにはまりそうな予感がしました。
ヒロインのジェミーことジェサミンは継母に虐げられ、実の父親には借金のかたに年上の欲深な男に嫁がされそうになります。身の危険を感じた彼女は深夜、男装して屋敷を飛び出し、そこで義母の解雇された屋敷の侍女スミザスに助けられ、彼女の弟ということで若く凛々しい伯爵リチャードの許、庭師見習いとして働くことになりました。
しかし、彼女を眼の仇にする先輩庭師のケーレブに殴られ気絶しているところをリチャードに介抱され、女性だいうことが露見。
そこから二人の秘めた恋が始まります。
ジェミーのために見せかけの結婚を申し出たリチャードの求婚を彼の誠意に申し訳なく感じ、かえって拒むジェミーですが、またしても父に連れ戻され嫌悪感しかいだけない婚約者の許に生け贄として送り込まれてしまいました。
危機一髪のところ、機転を利かせて火事を起こし、逃亡した彼女を追って燃える屋敷に飛び込んだリチャードは瀕死の状態になってしまい―。
ラストは感動的といえます。
ロマンス小説とはいえ、官能的な描写はあまりなく、二人が愛欲とは別次元(もちろん若い恋人同士ですから、いだいてる部分もありますが)で純粋に互いを思いやる姿には心打たれました。
真実の愛の前には、欲望などは取るに足りないものでしかなく、自分を犠牲にしても厭わないお互いを気遣う優しさしかないのだと、この物語りは教えてくれます。この二人の精神性の高さによって、非常に好感度の高い作品になっていると感じました。
大変、読み応えのある作品です。
あと、蛇足ですが、この作品は以前、刊行されたものを改題して再刊されたそうです。前回は「庭園の誓い」というタイトルだったそうですが、私は恐らく、そのタイトルではあまり惹かれなかったと思いました。今回も「男装の令嬢」というところにビビッと―笑 来たということも正直に付け加えておきます。
Posted by ブクログ
一介の男爵令嬢の私に、国王がいったい何のご用だというの?キットは王に呼ばれていることを知り、動揺のあまり逃げだすが、継父に連れ戻され、手ひどく折檻されてしまう。顔に大きなあざができ、服も泥だらけの彼女の前に、王の使者である黒髪のたくましい騎士、ウルフが現れた。実は前夜、キットは水浴びに訪れた湖で彼に出会っていた―唇を奪われ、名をきかれても、彼女は答えずに立ち去ったのだが。ウルフは目の前の薄汚い娘がゆうべ見初めた娘と気づいていない。複雑な思いを抱え、キットは彼に連れられて男爵邸をあとにした。国王に会いに行く旅の途中で、お互いを意識していくが・・・
ヒーローが王の命令で送り届けるお姫様は実は国王の腹違いの妹。道すがら互いに惹かれ合っていますが、理性が邪魔します。
また目的地ロンドンには、二人には王の命令で結婚させられる相手がおりました。
悪党への復讐も絡めながら、誤解が誤解を呼んでハラハラドキドキでも、最後は団円団。