作品一覧

  • 豊臣探偵奇譚
    3.4
    1巻1,012円 (税込)
    豊臣秀吉の弟である大和大納言の養子として、13歳で当主となった豊臣秀保。権力から距離をおき、書物で魔物の奇譚などに親しむ秀保だが、本当の怪異が襲い来るとは──夜空に出現する巨大な手、異形の亀甲怪人の襲来、密室で切り裂かれた死骸……絶望状況に直面したその時、彼を護るのは散落芸人の少女・日魅火。日魅火に背中を護られながら、秀保は数々の怪異を解き明かしていく! 戦国の世に、少年の純粋推理が閃く。
  • ヤオと七つの時空の謎
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    飛鳥、平安、鎌倉、戦国、江戸、明治……さまざまな時代を巡って少女ヤオが遭遇する七つの謎!! 七人の実力派作家が紡ぐ歴史ミステリーアンソロジー 歴史を映す〈鏡〉が崩壊したとき、世界は狂い始めた――。人々が“電子の言葉”に襲われる中、ただ一人異変を免れた本好きの少女ヤオは、飛び散った〈鏡〉のかけらを集め、平穏を取り戻すべく時空の旅に出発する。そこでは、時代ごとにさまざまな事件が彼女を待っていた……。

    試し読み

    フォロー
  • 妖ファンタスティカ 書下し伝奇ルネサンス・アンソロジー
    4.0
    1~2巻1,500~1,870円 (税込)
    「夢みる力」を復活させんと、想像力の可能性に挑んだ13編の書下し作品を、ぜひお楽しみあれ! ●巻頭言より 去る三月に本書と同じ「操觚の会」同志諸氏の協力で伝奇時代小説のアンソロジー「伝奇無双」(戯作舎)を電子書籍で上梓したが、その僅か一ケ月後にさらなる伝奇時代小説のアンソロジー「妖ファンタスティカ」をこうして紙媒体で刊行できるのは、伝奇ルネサンスを提唱した者として望外の歓びである。支持して下さった皆様にお礼申し上げる。 伝奇ルネサンスなる言葉に初めて接した方も多いと思うので、まず伝奇ルネサンスとは何かを手短に説明しよう。 伝奇ルネサンスとは一言で言えば作家の想像力を無限大にまで広げんとする企みである。 かつて國枝史郎・角田喜久雄・吉川英治らの働きで伝奇小説は時代小説の代名詞にまでなった。 (中略) しかし万人がメディアとなり、読書が娯楽の王座を退いた現在、伝奇は過去のコンテンツと化したかにも見える。夢想も荒唐無稽も破天荒も過去の概念と成り果てたかのようだ。いつの間にか作家も読者も「夢見る力」を信じなくなり、想像力の可能性を語ることを躊躇うようになってしまったのだろうか。 否。「夢見る力」は失われたのではない。そこにあるものが見えていないだけなのだ。 伝奇ルネサンスとは「夢見る力」を復活させるための試みである。それは崇拝する者を失って深い眠りに就いた物語の神々を復活させんとする十九世紀の魔術結社「黄金の夜明け」団の儀式にも似ている。 その意味で伝奇ルネサンスを「魔術」と呼んでもいいだろう。奇しくも本アンソロジーの参加作家は十三名。中世ヨーロッパで魔女集会に集った者たちの数である。 されば宣言しよう。 ここに伝奇は甦り「夢見る力」はこれより大なる復活を遂げん、と。

ユーザーレビュー

  • 豊臣探偵奇譚

    Posted by ブクログ

     歴史ファンタジーと言っては失礼か。それほど現実間はなくて、ゆアニメ寄りな気もする。ただし、軽く読み飛ばす感じはしない。楽しくしっかり読める。

    0
    2021年12月21日
  • 豊臣探偵奇譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    刻々と近づいてくる豊臣の滅亡。

    その間を上手く切り取った歴史ミステリでした。

    こういう視点があるかぁ、と思いながら読んでました。

    次の作品が楽しみ(^^)

    0
    2021年06月06日
  • 豊臣探偵奇譚

    Posted by ブクログ

    ミステリーはほぼ読んだことないので謎を解明する説明に描写できず内容がよかっただけにドラマの方が面白いのに…。最後に信長や龍興まで登場し明智光秀も出てきてくれたらサイコーだったのに。秀保の事は全然知らなかったので歴史に少し詳しくなった。

    0
    2025年01月31日
  • 豊臣探偵奇譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新聞で澤田瞳子先生がおすすめ文庫にしてたので買ってみたのですが、これはライトノベル?とビックリしました。しかし、ライトノベルにしては時代考証がしっかりしているし…メインの人が死なないのは良かったです。

    0
    2021年08月21日
  • 豊臣探偵奇譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公のダメダメぶりがさすがに引くレベルなのだが、お話的にはそうでないといけないので、仕方のないところ。キャラクターは総じてイマイチなのだが、最終話で魅力的なキャラが幾人も出てくるのはなんとももったいない。ミステリ的にはオカルトがかった不可能犯罪物の連作ということになるだろうが、「夜歩く関白」での扉のない部屋での密室殺人を除けば、トリックそのものは力技的な感じで、少し軽め。全体的な印象は悪くはないんだけど、どこかもったいない感じがする。

    0
    2021年05月23日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!