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  • 中国くいしんぼう辞典
    3.6
    1巻3,300円 (税込)
    中国は広い。東西南北に風土は異なり、いくつもの民族や文化が混在している。しぜん、飲食の伝統も土地によってさまざまだ。時代が流れ、人びとの身なりや住む家、街のようすはすっかり変わってしまったが、食卓に上る器の中の食べ物だけは、いまなお中国の文明に特有の痕跡をとどめている。そんな人びとの肺腑に沁みついた味の数々を、「家で落ちついて食べる料理」「街角で気ままに楽しむ料理」「レストランで味わう精緻な料理」に分け、情感ゆたかに描き出す。味わい深い文章と香ばしいイラストで、中国でおいしいものを追い求める“吃貨”(くいしんぼう)たちの胃袋をとらえた、垂涎必至の絶品エッセイ!

ユーザーレビュー

  • 中国くいしんぼう辞典

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うーん。中国語勉強しようかなあ。ともかく楽しかった。ネット読めるといいのだろうなあ。
    散歩のとき何か食べたくなって、を思い出したのはどうしてか。

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    2020年02月12日
  • 中国くいしんぼう辞典

    Posted by ブクログ

    広い中国・多様な気候風土、長い歴史から織りなされる料理の数々に驚かされます。
    見たこともない食材。
    想像もつかない調理法。

    そして著者の食レポぶりが素晴らしいです。
    調理しているところを見ているかのような臨場感、その料理にまつわるエピソードや歴史、名前の由来、など83の全ての料理一つずつに書かれています。
    家、街角、レストランと3つのシチュエーション別に選ばれているのも想像しやすくて、物語のような楽しさです。

    薬膳を勉強していることもあり、食材や香辛料の組み合わせも興味深かったです。

    「それぞれの土地には風土に根ざした滋味があるものなのだ。」

    気になるのは

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    2024年02月28日
  • 中国くいしんぼう辞典

    Posted by ブクログ

    ページを繰るたびに食欲を刺激される一冊だった。
    家・街角・レストランの章立ての下、李楊樺氏の挿絵と共に綴られる著者の巧みな文章で紹介されるのは、日本のファミリーレストランや"町中華"ではまず見かけない料理の数々だ。「香椿魚児」(チャンチンの若芽の衣揚げの小魚見立て)や「沔陽三蒸」(沔陽風の3種の蒸し物)や「臭豆腐」(醱酵豆腐)等が特に気になった。

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    2023年04月15日
  • 中国くいしんぼう辞典

    Posted by ブクログ

    読むだけで食べたくなる!イラストもいいけど、写真も欲しかったかな。
    あとルビだけじゃなくて、ピンイン表記も欲しかった。

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    2020年10月22日
  • 中国くいしんぼう辞典

    Posted by ブクログ

    中国各地の美味しい料理を家庭、屋台、レストランという食べるシチュエーション別に分けて紹介する食いしんぼうのためのエッセイ。


    著者は北京出身なので全体で見るとやはり北京料理が多いけれど、旅行で訪れた先の料理についても熱心に調べて紹介している。マカオで食べられている「馬介休」がポルトガル経由で入ってきた「バカリャウ」、つまり塩ダラだと知って、直近で読んだ越智敏之の『魚で始まる世界史』とこんなところで繋がるのか!と感動した。海ってすごいぜ。逆にヨーグルトが西洋から入ってくるずっと前から、西寧ではヤクの乳を使って作られてたんじゃね?という仮説も面白い。
    さらに驚いたのは広東料理の「古老肉」。これは

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    2024年05月12日

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