作品一覧

  • 海外贈収賄防止コンプライアンスプログラムの作り方 改訂版
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    1巻2,849円 (税込)
    グローバル展開する多くの日本企業の法務・コンプライアンス担当者のために、外国公務員の贈収賄を防止するコンプライアンス・プログラムを整備できる手引書。社内規程、リスクアセスメント、内部通報制度、教育・研修プログラム等の作り方が学べる。

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  • 企業不祥事を防ぐ
    4.6
    1巻1,870円 (税込)
    コンプライアンスは、「過剰規制」から「ものがたり」へ “規則を厳守”するからうまくいかない! 「コンプラ疲れ」を脱する3つのカギ 日本経済新聞社「2018年 企業が選ぶ弁護士ランキング」(危機管理分野) 1位! 企業不祥事が起こるたびに「コンプライアンス」が叫ばれる。しかし、実際には多くの企業で過剰規制による「コンプラ疲れ」が生じており、不祥事防止の役に立っていない。 コーポレートガバナンスの観点から社外取締役の義務化も進められている。しかし、ガバナンス先進企業と言われた東芝の不正会計事件から分かるように、「形だけ」のコーポレートガバナンスに不祥事防止の効果はない。 そこでこの本では、できるだけ多くの実例をあげて、「なぜ、企業不祥事はなくならないのか」「なぜ、そのコンプライアンスやコーポレートガバナンスは機能しないのか」を根本にまで遡って明らかにする。ここでは、「ストーリーの欠如」と「場の空気(同調圧力)」がキーワードになる。 その上で、「では、どうすればよいのか」ということを、危機管理の現場対応や社外役員としての活動といった筆者の実務経験に基づいて具体的に提言する。ここでは、「多様性」「インテグリティ(誠実性)」「空気読まない力」がキーワードになる。 この本のタイトルは、「企業不祥事を防ぐ」というシンプルなものだ。書かれているのはすべて実例(筆者の実体験も多く取り入れている)とそれに基づく考察だ。「机の上で考えた理論」は書いてない。 この本が、読者に「オモシロかった」と言われて、「やらされ感のコンプライアンス」から「元気の出るコンプライアンス」への橋渡しになることを願っている。 ――「はじめに」より抜粋

ユーザーレビュー

  • 企業不祥事を防ぐ

    Posted by ブクログ

    不祥事が起こるたびにコンプライアンス強化が叫ばれ、対策も打たれるが再発防止に役立っていない。何故なのか?日弁連の第三者委員会ガイドラインを作った著者が考察する。ちなみにこの第三者委員会の評価委員会があることを本書で初めて知ってネットで興味深く読んだ。
    久保利弁護士や著者らが舌鋒鋭くダメな第三者委員会を評価していて非常に示唆に富む。
    本書に戻って、コンプライアンスの仕組みがワークせずに企業不祥事が再発するのは、再発防止のための余りに詳細なチェックリストによって現場が疲弊し結果としてコンプライアンス施策への「やらされ感」から形骸化するからだという。ならばどうすべきか?について、例えば企業トップが宣

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    2025年06月15日
  • 企業不祥事を防ぐ

    Posted by ブクログ

    びっくりするくらいの、驚きの名著!
    弁護士の著書ということで無味乾燥で四角四面の教科書的な内容かと思いきや、これが真逆。ここまで日本の組織…日本企業の現場の状況、実際の行動原理を踏まえた"血の通った"リスクマネジメント論、ガバナンス論もないと思われます。
    広く一般向けの本ではないですが、企業でその領域の業務を担当している日本人の必読書ですね、これは。

    0
    2024年06月21日
  • 企業不祥事を防ぐ

    Posted by ブクログ

    弁護士として胸熱な1冊でした。
    細かい法律知識ではなく弁護士としての感性(正義感・バランス感覚・スピリット)をきちんと仕事にしている。ひとつのロールモデルである。

    ものがたり(ストーリー)のあるコンプライアンス
    ※楠木健『ストーリーとしての競争戦略-優れた戦略の条件』

    「赤信号みんなで渡れば怖くない」

    性善説/性悪説ではなく性弱説

    安全の「制度的保障」
    制度に抜け穴ができると,制度全体の信用性を失わせる。データの流用や偽装は安全を確保するための制度に対する信頼性を根本から突き崩す。

    日本企業は属人的な摺り合わせ型の発想から脱却できず,客観的データによる「見える化」をベースにした品質保

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    2023年01月06日
  • 企業不祥事を防ぐ

    Posted by ブクログ

    最後の『企業不祥事を防ぐにはお仕着せの規則や制度ではなく、一人一人の働く意識しかない』という最後の言葉が印象的で、過去に実際に起きた不祥事や実例もとても面白かった。

    コンプライアンスというと当然守らなければいけないものだが、形骸化したり「ごまかしの不正」のように明確な意思なくリスクを犯してしまうような事例が度々報道される。

    日本独特の文化や空気感に流されたり、過度な規則や制度で形骸化してしまい、自分でも気が付かないうちにレピュテーション・リスクを犯してしまうことのないように、コンプライアンスに対する意識を変えていかなければいけないと感じた。

    山一證券を題材にした「しんがり」は読んでみたい

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    2022年09月17日
  • 企業不祥事を防ぐ

    Posted by ブクログ

    世の中のコンプライアンス論を一掃する「現実感」と「希望」
    日頃聞く法律家の論とは全く違う、人間の血の通った法社会論 
    さすが著名弁護士 ヒトの動機 ①正義 ②カネ
    日本の組織は責任者不在 
    同質性と空気(無責任の体系東大政治学者)
    決断に基づく悪事より性質が悪い→反省なしヒトラーと太平洋戦争
    コンプラ疲れ コンプラのためのコンプラ 
    広く世のためヒトのための仕組み化
    危機管理には「決断する胆力」70点でも決断を優先 不作為は✕
    ←ダメなのは①隠蔽②都合の良い情報③不決断

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    2022年02月23日

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