作品一覧

  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件
    4.0
    全米を揺るがした未解決事件の真相に迫り 人類最大のタブーに挑む衝撃のノンフィクション! 1961年、大財閥の御曹司が消息を絶った。 首狩り族の棲む熱帯の地で。 この時点で、マイケルが「いかに」殺され、食べられたのかは、一連の調査や文献からすでにはっきりしていたのである。 著者ホフマンにとってどうしても解せなかったのは、「なぜ」マイケルが殺され、食べられなければならなかったのかということだった。(解説より) 解説:奥野克巳(文化人類学者)

ユーザーレビュー

  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

    Posted by ブクログ

    首狩りとカニバリズム目的だけで読み始めたけどめっちゃくちゃ興味深いことがいっぱい載ってる

    道徳基準のちがい
    人間を殺すのが悪か、精霊の意志に背くのが悪か
    プリミティブアートすげぇわ
    民族、信念、習慣おもしれぇ

    私は、何よりも自分が怖れているのは私自身の恐怖に他ならないことがわかっていた
    カール・ホフマンかっちぇー!

    沈黙は金、じゃつまらんもんなぁ

    0
    2023年12月31日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

    Posted by ブクログ

    1961年11月20日、オランダ領ニューギニア沖(当時)でそれは
    起きた。オランダ人の人類学者とアメリカ人の青年が乗ったボートの
    エンジンに不具合が発生した。

    同乗していた現地案内人は助けを求める為に陸地を目指して
    泳いで行ってしまった。残されたふたりはボート内で待機して
    いたが、アメリカ人青年は案内人の帰還を待ち切れずに空き缶を
    浮き輪代わりにして海へ飛び込んだ。

    彼の姿が確認されたのはこれが最後であり、後々、衝撃的なニュース
    となって世界を駆け巡った。

    何故なら、行方不明になったアメリカ人青年は世界の大富豪である
    ロックフェラー一族の一員であったからだ。

    マイケル・ロックフェラー。

    0
    2023年02月10日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

    Posted by ブクログ

    真実は決して明かされることはないのだけれど、どこまで著者の希望するストーリーに添わずして、調査結果が真実に肉薄していくか。がルポの面白いとこなんですが、最後の50ページくらいで、「未開の地」の人々に継承される文化の伸びやかさに、マイケルの死の真相は砂に埋もれていくようにもう重要ではなくなっていった。腐海の底の砂に半ば埋まったナウシカのマスクのシーンみたいに、なんだか感動的だった。

    0
    2019年06月13日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

    Posted by ブクログ

    【暴虐なる神秘】ニューギニアの熱帯で美術品の収集に務めていたロックフェラー家の御曹司・マイケル。原始的な美に惹かれた彼を最終的に待ち受けていたものは、突然の死と、現地人に「喰われてしまう」という衝撃的な最期であった。1961年に起きた実際の事件を取材するとともに、その裏に横たわる文化人類学的な深淵を覗き込んだ作品です。。著者は、「ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー」の編集者でもあるカール・ホフマン。訳者は、小説作品の翻訳も手がける古屋美登里。原題は、『Savage Harvest: A Tale of Cannibals, Colonialism and Michael Rockefel

    0
    2019年05月13日
  • 人喰い――ロックフェラー失踪事件

    Posted by ブクログ

    1961年、首狩り族と噂される部族に殺され食べられた(!)と言われるロックフェラー家の子息、マイケル失踪の真実を追ったノンフィクション。題名に比して残酷な描写は少なく、むしろ著者が得た真相には、異文化コミュニケーションについて色々と考えさせられました。

    0
    2023年09月05日

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