作品一覧

  • 昭和ノスタルジー解体
    5.0
    ゼロ年代の“昭和ノスタルジー”ブームは、なぜ世代を超えた一大ブームになり得たのか―。高度成長期が終焉を迎えた一九七四年にマンガ『三丁目の夕日』が連載開始。そこから映画「ALWAYS 三丁目の夕日」が公開される二〇〇五年までの約三十年間に、昭和を愛好する文化がどのように形成されてきたかを、マンガやテレビ、雑誌、広告、おもちゃ、音楽、映画、ファッション、レジャー施設など幅広い領域に目を向けながら考察する。
  • 発掘! 歴史に埋もれたテレビCM~見たことのない昭和30年代~
    3.5
    1953年、初の民間テレビ放送局・日本テレビ放送網が開局してテレビCMの時代が始まった。しかし、その草創期の姿はナゾに包まれ、これまでほとんど実態が分かっていなかった。本書は、そんな知られざる草創期のテレビCMについて、数々の発掘資料を駆使してその実態に迫っていく。ほとんど誰も覚えていないであろう無名の発掘物たちから、どんな歴史が見えてくるのか? 豊富な画像と分かりやすい解説で解き明かす。
  • 不適切で輝いていた昭和
    -
    1巻220円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕ハラスメントは減ったかもしれないが…… 職場の環境はよくなったのか? 河合 薫×常見陽平 ●令和の若者にウケるわけ 昭和レトロはどこに向かう 高野光平 ●田中角栄、山口百恵はもう現れない カリスマなき時代政治も歌もチームで勝負 枝野幸男 ●〔対談〕暴言もあれば共感もあった 令和の政治家は言葉の力を取り戻せるか 御厨 貴×東 照二

ユーザーレビュー

  • 昭和ノスタルジー解体

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み応えあり、骨太の教科書です。
    70年代、80年代、90年代、2000年代、
    それぞれで「ノスタルジー」がどのように
    捉えられていたか。
    年代ごとを総合的に俯瞰した図表は
    もはや宝物です。
    「キープオン」で文化をつなげていこうとする
    姿勢に敬服。
    参考書籍のうちサブカル系の雑誌が大量に含まれているのが
    すごい。全部目を通したからこその
    骨太解説本です。

    0
    2022年03月15日
  • 昭和ノスタルジー解体

    Posted by ブクログ

    中村草田男が「降る雪や明治は遠くなりにけり」という句を詠んだのは昭和6年、1931年のことだったとのこと。明治が大正になった変わったのは1912年だったので、29年前を憶う俳句なのでした。明治百年、1968年ぐらいからの振り返りなのでは?と勝手に思い込んでいたので、戦前の句であることにビックリしました。第二次世界大戦を経なくても三十年近くの明治、大正、昭和の移り変わりは市井の人々につっては十分に激動だったのでしょう。元号がふたつ変われば「一番新しい歴史」になるのかも知れません。翻ってこの5月に改元し、昭和、平成、令和という時間経過を持って令和にとっての昭和は、昭和にとっての明治と同じ近接ヒスト

    0
    2019年09月21日
  • 発掘! 歴史に埋もれたテレビCM~見たことのない昭和30年代~

    Posted by ブクログ

    「広告は時代を映す鏡」という文言は、記録される文字情報以外に現代史的記述を求めて新聞広告を繙くといった形でも実践されていたように思うが
    サブカル的な興趣に富みながらも、伝聞の伝聞といったような遠いステロタイプに凝り固まった昭和像の異なる一面を覗くことができる。
    言われてみれば確かにだが、「トリスを飲んで」の広告の先進性は時代背景にもあったのだと知見を得られた。

    0
    2023年09月02日
  • 発掘! 歴史に埋もれたテレビCM~見たことのない昭和30年代~

    Posted by ブクログ

    歴史的に貴重なCM映像資料が紹介された本。「こんなのあったのか?」という見たことがないもの、我々の固定概念を柔らかくしてくれるような話がいっぱいです。

    一方でビデオやインターネット以前のアーカイブされていない映像というのがこうやって守られているという事実も凄い!書籍ゆえに権利関係者への配慮もされていたり、自分ももっと調べてみたいとも思いました。

    0
    2019年10月22日
  • 発掘! 歴史に埋もれたテレビCM~見たことのない昭和30年代~

    Posted by ブクログ

    番組を録画しているハードディスクレコーダーではCFが来るとスキップしてしまうし、YouTubeのプリロールの動画もスキップしてしまうし、最近はすっかり邪魔者扱いのコマーシャルフィルム。先日、若い人から自分の大切な時間を見たくないコンテンツに奪われるくらいだったらポイントぐらいつけるべき!という意見を聞いて、こりゃ広告業界の人たち、大変だわ…と思いました。でも、本書に取り上げられているのは見たくないコンテンツじゃなくて見たいコンテンツだった時代のテレビCMアーカイブスです。その見たい、はタレントやストーリーや成熟したCF技法の結果としての面白がりかたではなくて、取り上げられている製品や生活そのも

    0
    2019年09月23日

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