作品一覧

  • 本業転換‐‐既存事業に縛られた会社に未来はあるか
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    あらゆる業種・業界に、“本業喪失”の可能性がある時代。 企業は、どのような経営戦略を考える必要があるのだろうか。   *  *  * 欧米であれば、IBMのように大胆な事業売却やM&Aで事業構造を変えた例は少なくない。 しかし日本では、そうした事業の組み換えは容易ではない。 そんな日本にも「本業を変えることで、生き残った企業」がある。 たとえば、写真フィルムが事実上消滅した富士フイルムは、「いつ」「何」をどう決断したのか。 紡績を担っていた日清紡が、なぜブレーキやエレクトロニクスの会社に転身できたのか。 本書では、難しいとされる本業転換を行ってきた企業と、 同じ業種に位置しながら、転換がうまくできずに倒産・解体されてしまった企業の 戦略の違いを探ることによって、本業転換を成功させるポイントを探っていく。 本文で取り上げる主な企業は、 1 富士フイルムホールディングス vs. イーストマン・コダック 2 ブラザー工業 vs. シルバー精工 3 日清紡ホールディングス vs. カネボウ 4 JVCケンウッド vs. 山水電気 の4ペア。 実際の企業事例をベースに、「本業」というキーワードを通して、 これからの企業のあり方・あるべき姿をも問い直す一冊。

ユーザーレビュー

  • 本業転換‐‐既存事業に縛られた会社に未来はあるか

    Posted by ブクログ

    非常に読みやすく、データもわかりやすく。だからこそ、安穏とした平和ボケの感覚での保証は信じていけなくて。
    今、自分達がいる立ち位置はドコなのか。この見えない世界、広大な世界の中での僕たちの羅針盤は、自分たちが見極めていくしかない――そんなことを読後に思ったのです。

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    2020年03月13日
  • 本業転換‐‐既存事業に縛られた会社に未来はあるか

    Posted by ブクログ

    ▼衰退した事業に学ぶ
    ■本業転換が必要ない時にこそ、その準備を進めるべき
    ■必要になる観点は、what(自社のコアを応用できる事業)とwhen(成熟期までの間に)

    ◉健康や介護、教育においても余力があるうちに次の1手を

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    2020年01月01日
  • 本業転換‐‐既存事業に縛られた会社に未来はあるか

    Posted by ブクログ

    丸善
    オンプレミス
    残存利益
    何が成否を分けるか?
    1評価尺度→本業を最も表す尺度、業界で違う
    2体内時計→時間感覚

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    2019年12月05日
  • 本業転換‐‐既存事業に縛られた会社に未来はあるか

    Posted by ブクログ

    富士フイルム:フィルムからX線、医療機器、チェキ、ゼロックス、化粧品
    ブラザー:ミシンからタイプライター、通信カラオケ
    失敗した事業の再構成
    日清紡:繊維から自動車用ブレーキ、日本無線買収によるエレクトロニクス分野で成功

    本業転換のポイント①どの事業分野を選ぶか ②いつ始めるか ③本業と異なる尺度と時間
    →本業や技術と近い分野で、本業が稼げるうちに、本業と同じ規模で判断せず、時間を掛けて

    その他成功例:体重計のタニタ、点滴の大塚製薬
    その他の失敗例:電力会社の通信業界、トヨタ・パナソニック・新日鉄の住宅産業

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    2025年10月17日
  • 本業転換‐‐既存事業に縛られた会社に未来はあるか

    Posted by ブクログ

    会社の本業だけでビジネスを継続していくことが難しい現在、いかにして多角化によって、会社の存続・成長を図っていくか?
    実際の成功例・失敗例を出しながら、存続・成長させていくポイントを説明する内容。
    この手の成功例の本はややもすれば、結果論と読み手に思わせてしまいがちではある。
    但し、成功例と失敗例を比較し、そのポイントを論じている点で、大変納得感のある内容と感じた。

    同じ事業が未来永劫、成長し続けることは決してないというスタート地点に立つことの難しさはあるのかもしれないが、
    その気持ちになれさえすれば、その来るべき成長鈍化のタイミングに向けてやるべきことは多くあること。
    どのような形であれ、そ

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    2021年05月01日

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