手嶋友希のレビュー一覧
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会社の本業だけでビジネスを継続していくことが難しい現在、いかにして多角化によって、会社の存続・成長を図っていくか?
実際の成功例・失敗例を出しながら、存続・成長させていくポイントを説明する内容。
この手の成功例の本はややもすれば、結果論と読み手に思わせてしまいがちではある。
但し、成功例と失敗例を比較し、そのポイントを論じている点で、大変納得感のある内容と感じた。
同じ事業が未来永劫、成長し続けることは決してないというスタート地点に立つことの難しさはあるのかもしれないが、
その気持ちになれさえすれば、その来るべき成長鈍化のタイミングに向けてやるべきことは多くあること。
どのような形であれ、そ -
Posted by ブクログ
長靴メーカーだったノキアが携帯電話メーカーになり、今では通信インフラの企業。化粧品のDHCの前身が、大学翻訳センターと言う翻訳会社だったり、豪華な付録で有名な女性誌の宝島社の前身が、地方公共団体向けコンサルティング会社であったり、有名なスポーツ選手を広告に使った寝具のエアウィーヴがプラスチック射出成型機メーカーだったことを知る人は少ない。会社は、変化しながら生き延びている。
上場企業は株主からの期待に応えるためにも、売上が横ばいではなく持続的成長を果たさなくてはならない。しかし事業にライフサイクルがあり、いつか成熟期から衰退期を迎える。そのため企業が永続していくためには事業構造を変えていく必 -
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両利きの経営にも通ずるテーマのタイトルだったので、読んでみました。
企業はどうやってうまく本業を転換できるのか?あるいは、どうやったらうまくいかないのか?
中々興味深いテーマに著者はチャレンジされています。
と、思っていたら、著者のビジネススクールの社会人学生の研究(卒論?)をまとめたようなもののようです。
研究(卒論?)といっても、著者のチェックが入っていますので、
とても読みやすく学びになります。
本自体は事例も豊富で分かりやすいのですが、
自分の感想としては「やはり両利きの経営」を実行・実践していくのは、
並大抵のことではないな…ということです。
まず、(本業転換が)うまくいった企業