作品一覧

  • 増補 装束の日本史
    -
    1巻1,782円 (税込)
    平安時代の人々にとって、装束は「身分の標識」だった! 公家から僧侶まで、衣服の構造のすべてを身分秩序と重ねて解説した決定版。
  • 天皇の装束 即位式、日常生活、退位後
    3.5
    1巻968円 (税込)
    装束とは、天皇・公家・武家・高僧などの上流階級が着用した歴史的着衣をいう。歴代の天皇は、皇太子から即位式を経て天皇になり、譲位後は上皇、さらには出家して法皇となる場合もあった。そうした人生の節目ごとに装束は変化したが、個人の意思で選ぶことはなく、奈良・平安時代以来の厳格な規定に従っていた。本書は、主として中世の天皇の生涯を辿りながら、個々の装束を詳細に解説し、それらが持つ意味を明らかにする。

ユーザーレビュー

  • 天皇の装束 即位式、日常生活、退位後

    Posted by ブクログ

    今ではほぼ皇族の方しか着なくなった「おひなさまが来ている服」、衣冠束帯とか十二単とか言われている衣服(男性のものがメインだが)。
    あの装束は身分によって身につけられる種類や色などがきっちりと決まっていた。

    その頂点にいた天皇が着用していた装束について書かれている。即位時、公的な行事、プライベート、上皇や法皇になってからなど、場面場面によって着る服別にとても丁寧に書かれていた。
    ただ、写真や図は多くないので、もし装束の写真などが載っている別の本を持っているならそれを脇に置いて読むといいかもしれない。

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    2019年08月27日
  • 天皇の装束 即位式、日常生活、退位後

    Posted by ブクログ

    江戸時代までにおいて、「装束」は、可視的身分標識として政治的機能を持つものであった。そうした装束の機能をもっとも体現している天皇の装束に着目し、歴史的に天皇はどのような装束を着用し、それがどのような政治的機能を持ち、天皇の生涯とどのように連動したのかを考える。
    天皇の装束としては、冕服、束帯、御引直衣の3種類しかないのだという。そして、上皇となると、その縛りから解放され、臣下と同じような装束を身に付けるようになり(そのための儀式が布衣始)、法皇になればそれに応じた法体装束を身に付けることになったという。
    天皇の装束についてかなり細かいところまで解説されており、興味深い内容だった。中近世の装束に

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    2019年06月11日

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