作品一覧

  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)
    3.4
    人口約五五〇万人、小国ながらもPISA(一五歳児童の学習到達度国際比較)で、多分野において一位を獲得、近年は幸福度も世界一となったフィンランド。その教育を我が子に受けさせてみたら、入学式も、運動会も、テストも、制服も、部活も、偏差値もなかった。小学校から大学まで無償、シンプルで合理的な制度、人生観を育む独特の授業……AI時代に対応した理想的な教育の姿を示す。
  • フィンランドはなぜ「世界一幸せな国」になったのか
    3.7
    フィンランドは、国連による世界幸福度ランキングで5年連続第1位! 教育・医療・デジタル、多くの分野で最先端をいく。大学まで学費無償で、持ち家購入には補助があり、生命保険は必要ない。第二次大戦に敗北し、資源もなかった貧しい小国が、なぜ世界中が羨む国になれたのか。仕事もプライベートも充実し、税の「高負担」が負担にならない生活はなぜ実現したのか。現地に30年以上住み、大学で教え子育てもしてきた著者だからこそ知る秘密をすべて解説する。フィンランド流の新しい生き方がわかる一冊。
  • フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養
    4.1
    世界幸福度ランキングで、7年連続1位に輝いたフィンランド。フィンランドの学校には「良く生きるための授業」がある。それが、心理学、社会学、政治学、哲学など、様々な分野を横断しながら、自分の人生観を育むための知識と教養を得る「人生観の知識の授業」。「良い人生って何?」「生きる意味はどこにある?」などの問いに向き合いながら、自分だけの答えを探すフィンランド独自の授業、そしてその教科書から、幸せに生きるヒントを探る。

ユーザーレビュー

  • フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養

    Posted by ブクログ

    自分も学びたくなってしまった!
    受け身ではなく自分自身が問いに答えていき、自分自身を構築する 素晴らしい教育・教養。
    改めて日本の教育への違和感と貧弱さを感じてしまう。

    0
    2025年10月13日
  • フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養

    Posted by ブクログ

    フィンランドの教育スタイルと対比して日本の教育めっちゃ批判するやんって突っ込みつつ、、フィンランドの『人生観の知識』について一部学べた。

    たしかに、日本では高等学校で人権を学ぶ機会なんてないし、自発的に周囲へアクションする姿勢がいかに重要かなんてことも学ばないなぁと実感。

    「決まりだから」で済ませる日本と「本質」で行動するフィンランド。僕は後者スタイルで人生を生きたいなぁ。

    0
    2025年06月15日
  • フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養

    Posted by ブクログ

    のほほんとしたタイトルだが、学びや気付きが多かった。フィンランドの教育は教育無償化や全人格的な教育モデルで国際的な評価が高い事はなんとなく知っていたが、国全体で子どもの教育を支えている。フィンランドの世界一の幸福度は、同国の教育モデルと深く結びついていた。

    ・国民全員に平等な教育無償化
    ・教師は医師や弁護士と同等の高度専門職
    ・校則はなく服装は自由
    ・学力テストや偏差値がない
    ・塾も受験がない
    ・高校卒業後にすぐ大学進学しない
    ・大学は自立した学習者のための教育機関
    ・就職という概念がない

    0
    2025年05月06日
  • フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養

    Posted by ブクログ

    これは日本の道徳教育が、素晴らしい理念と理想を掲げて健全な若者を育もう、という見せかけのものであること、さらには耳障りの良い学習指導要領が、よく読めば子どもたちを囲い込むものだというのが見えてきて、新たな視点を得られた本でした。
    最後の方にあった「フィンランドの「『人生観の知識』が広く深い知、新しい知、自分自身の知への飛翔を誘うのに対し、日本の道徳は硬い壁と天井の空間に子どもを囲うようだ。それが子どもたちから奪うものは大きい。」のくだりが印象的。
    内容は、フィンランドの高校の教科書を、センテンスごとに読み解いていくもので、高校生にわかりやすく、また自分自身で考えることをベースにしている。簡単な

    0
    2025年04月28日
  • フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養

    Posted by ブクログ

    まだ読んでる途中だけれど!!!
    これはみんな読むべきです。
    「はじめに」を読んだ時点で、日本の教育に答えのない問いを考える授業ってあったかな?と考え込んでしまいました。
    道徳がそれ(この書で言わんとしている人生観の知識という科目)にあたると書いてありましたが、わたしには少し違うような気がしています。もっと大事なことのように思います。
    人生100年時代と言われる今、もっぱら生きていると、答えのない答えを考えることばかりです。
    それなのに日本の教育では、そういったことをひたすら考え、みんなで議論し、自分らしい答えを導き出してみるという教育がなされているのか疑問です。
    今からでも遅くない、この考え方

    0
    2025年04月10日

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